Spotifyバイラルチャート1位を獲得した「Fault」や、NetflixアニメのケンガンアシュラEDテーマ「ASHURA」などの楽曲で知られるラッパーTAEYO。
2020年メジャーデビューを期にTaeyoung Boy(テヤンボーイ)からTAEYO(タイヨウ)に改名し、さらなる活躍が期待されています。
Taeyoung Boy時代にはTohjiやPablo Blastaなどを客演に招いた楽曲も発表。
近年は、音楽プロデューサーstarRoと制作したアルバム「Sky Grey」をリリースするなど年々その音楽の幅を広げています。
そんなTAEYOですが、世の中に違和感を感じ、疲れてしまった時期もあったのだとか。
彼だからこそ生まれた楽曲なども合わせて、TAEYOについて詳しくご紹介していきます!
「TAEYOは〇〇という悩みを、△△で乗り越えた。」
TAEYO(Taeyoung Boy)のプロフィール
アーティスト名 | TAEYO(Taeyoung Boy) |
本名 | (苗字不明)太洋 |
年齢 | 29歳(1994年1月2日 生まれ) |
身長 | – |
出身地 | 東京都国立市 |
拠点(レペゼン) | – |
学歴 | 文化服装学院 |
所属レーベル | SKY FORUM |
所属レーベルのSKY FORUMについて、TAEYOはこのように語っています。
TAEYO(Taeyoung Boy)のラップスタイル
Taeyoung Boy時代は、トラップや韓国ヒップホップを思わせるようなサウンドの楽曲を多く発表リリースしています。
メジャーデビューしTAEYOに改名してからの楽曲は、メロウさが増した心地の良いサウンドへ。フォークやレゲトンのテイストも取り入れるなどその音楽の幅を広げています。
TAEYO(Taeyoung Boy)の名前の由来
TAEYOの名前の由来は、本名のタイヨウ(太洋)から来ています。
以前はTaeyoung Boy(テヤンボーイ)として活動していました。
韓国人の友人から、タイヨウの韓国読み「Taeyang(テヤン)」と呼ばれていたものをもじった「Taeyoung」に、ノリでBoyをつけて出来上がった名前でした。
2020年のメジャーデビューを期に、現在のTAEYO(タイヨウ)に改名しました。
QNから始まるTAEYO(Taeyoung Boy)の人生
東京都国立市出身。
小、中学生とサッカーに打ち込む。
文化服装学院ファッション流通科に通う。
SIMI LABの元メンバーQNのライブをきっかけに、ラップを始める。
ヒップホップクルーMSN結成。
EP「GIRL」、1stアルバム「HOWL OF YOUNGTIMZ」等、多数楽曲リリース。
2020年、メジャーデビューを期にTAEYOに改名。
自身のレーベル「SKY FORUM」を立ち上げ独立。 EP「Urban Nature Vibes」をリリース。
東京都国立市に生まれる
1994年、東京国立生まれ。二歳上の姉がいます。
音楽好きの両親がいつもJ-waveを流していたという環境で、TAEYOも幼稚園の頃からピアノを習い、音楽に親しんで育ちました。
小、中学校時代はサッカーに打ち込んでいましたが、中学の引退試合に出られず挫折。
文化服装学院でヒップホップの魅力と出会う
高校3年生頃、読モブームの時流に乗りファッションにハマったTAEYOは、文化服装学院のファッション流通科に進学します。
専門学校ではKanye West好きの友人とヒップホップやダブステップを聴いたり、詳しい友人に日本語ラップを教えてもらったりして過ごしていたTAEYO。
見つけた楽曲にリリックを書いたりしていたそうですが、専門学校在学中は自身でラップをすることはありませんでした。
ラッパー活動開始
そんなTAEYOがラッパーとして活動を開始したのは、QN(元SIMI LABメンバー)のライブがきっかけでした。
卒業後アパレルで働いていたTAEYOは、知り合いに誘われ訪れたイベントでQNのゲストパフォーマンスを見て、かっこよさに感激します。ライブ後、レーベルに入れて欲しいと頼むTAEYOに、QNは「曲作ってくれたら手伝えるかもね」と声をかけました。
その言葉を受け、TAEYOは初めて自身でラップをすることとなりました。
当時のことをTAEYOは「最初のレコーディングは自分の思った感じと全然違くって、気持ち悪かったですね。」と振り返っています。
その後、TAEYOは文化服装学院の後輩であるラッパーのKKと再会し、RICK NOVAと3人でヒップホップクルーMSN(メセン)を結成するなど、次第にラッパーとしての活動をスタートさせていきます。
Taeyoung Boyとして活躍
トラックメイカー・音楽プロデューサーのDroittte(ドロワット)と出会い、共作アルバム「SWEAR」をリリース。
その中の一曲「Fault」がSpotifyバイラルチャート1位を獲得し、TAEYOは一躍ヒップホップシーンに踊りだします。
Taeyoung BoyからTAEYOに
2020年にNetflixアニメ「ケンガンアシュラ」EDテーマの「ASHURA」をメジャーリリース。このメジャーデビューを機にTaeyoung BoyからTAEYOへと改名します。
その後発表したEP「ORANGE」ではTAEYOとしてのスタイルを確立。
TAEYOがインタビューにて「もっと自分の弱い部分とかも素直に表現するようになりました」と語るように、より共感性の高い音楽へと進化を遂げています。
2023年には独立し、自身のレーベル「SKY FORUM」から EP「Urban Nature Vibes」をリリースしています。
TAEYO(Taeyoung Boy)の人気曲は?
TAEYO(Taeyoung Boy)の人気曲と、pucho henza編集部の一押し曲を紹介していきます。
TAEYO(Taeyoung Boy)の人気曲①「Dive」
アルバム「Sky Gray」収録曲。
たゆたうようなメロディーで、TAEYOの魅力が詰まった一曲です。
TAEYO(Taeyoung Boy)の人気曲②「ASHURA」
TAEYOとしてのメジャーデビュー作品。
NETFLIXオリジナルアニメ「ケンガンアシュラ」EDソングです。
TAEYO(Taeyoung Boy)の人気曲③「Fault」
2018年、Taeyoung Boy時代の一曲。
Spotifyのバイラルチャートで1位を獲得しました。
編集部おすすめ曲「Ain’t nothing」
Taeyoung Boy時代の一曲。
チルな落ち着いたビートに、TAEYOの声が乗った、夜のドライブで流したいようなメロディアスな楽曲です。
TAEYO(Taeyoung Boy)と仲のいいラッパー
TAEYOと親交のあるラッパーをご紹介します。
JNKMN
JNKMNは大人気HIPHOPクルーYENTOWNを創設。楽曲「十人十色」などで知られるラッパーです。
TAEYOとは、シングル「IGSH」にてコラボしています。
Gang Age
関西を中心に活動する3MCのヒップホップユニット。
メンバーはGAEA(ガイア)、9(キュウ)、CanDy(キャンディー)。
TAEYOのInstagramにて、仲の良さそうな様子を見ることができます。
気になるTAEYO(Taeyoung Boy)のアレコレ
気になるTAEYO(Taeyoung Boy)のアレコレについて紹介します。
TAEYO(Taeyoung Boy)のファッション
TAEYOは、文化服装学院でファッション流通を専攻していました。
学生当時は、ヨウジヤマモトにはまり全身黒のモード系だった時もあったというTAEYO。
スケートボードをしていた時にはダボダボのストリートスタイルなど、その時々でファッションのテイストは大きく変わるタイプなのだとか。
LIBERAIDERSやD.TT.K、DANIEL PATRICKなど、様々なブランドをさらっと着こなしています。
テヤンギャルとは?
ライブの最前列がTAEYO(当時Taeyoung Boy)のファンの女性で埋め尽くされていたことを、友達がツイートしたことから始まったTaeyoung Boyの女性ファンを指す呼び名。
改名してTAEYOになった今も使われているようですね。
TAEYO(Taeyoung Boy)とFC東京
TAEYOは過去のインタビューで、小学校低学年時に観戦して以来、FC東京のファンであると答えています。
小、中学生の頃は、石川直宏選手(現クラブコミュニケーター)にあこがれるサッカー少年でした。
TAEYO(Taeyoung Boy)のこれからの野望とは?
2023年に独立し、自身のレーベル「SKY FORM」を立ち上げたTAEYO。
アルバム「Sky Grey」制作時には、「ファン以上の関係というかコミュニティができていくといいんじゃないかな」と今後の活動の行先を考えていたのだとか。
元々TAEYOのラジオ番組であったSKY FORMですが、近年その活動を広げ、アパレルの販売やタトゥースタジオなどを開催するなど、様々な物事や感覚を「共有」するようなコミュニティへとなりつつあります。
メジャーデビューを期にTaeyoung Boyから改名したラッパーTAEYOについてご紹介します。過去にTAEYOは「野外ステージで夕方自分の曲を大合唱したい」「映画にでたい、ラジオとかやりたい」など様々な目標を語り、その多くを実現してきました。
これから先も、TAEYOの思い描いている将来が現実になっていく様子を一緒に見てみたいですね!
ラッパーTAEYO(Taeyoung Boy)まとめ
「TAEYOは人間関係や環境への悩みを、自分の本質に立ち返る事で乗り越えた。」
資本主義的な環境、SNSにはびこるフェイクやそれに振り回される人々に疲れてしまった時期があったというTAEYO。
自身を振り返り、「これからは本当にピュアに生きよう」とありのままの自分で表現に向きあうことを決意しました。
言葉で表せない感覚を共有したい。そんなTAEYOの活動は、音楽活動の枠にとどまらず、さらに広がっていくのかもしれません。