ブレイキングダウン6でその大胆な立ち振る舞いと、試合直前の逃亡騒ぎで注目を集めたラッパーSATORU(サトル)。出禁になっていた最中、ブレイキングダウン10のオーディション参戦が話題になっています。
兄貴分であるラッパーの名前をタイトルに、赤裸々なリリックで注目を集めた「MAKA」がZeebraや宇多丸、Creepy Nutsにも紹介されるなど、期待の新星ラッパーです。
2023年には、Watsonとフューチャリングした「Drill Frow」をリリースするなどその活動は勢いが止まりません。
最近では「組織に狙われている」とブラジルに逃亡した騒動がありました。
そんなラッパーSATORUの経歴から人気曲まで、詳しくご紹介します!Check it out!
「SATORUは〇〇な感情を、△△を信じて乗り越えた。」
ラッパーSATORUのプロフィール
アーティスト名 | SATORU(サトル) |
本名 | – |
年齢 | 26歳(1997年7月10日 生まれ) |
身長 | 177cm |
出身地 | ブラジルサンパウロ |
拠点(レペゼン) | 栃木県足利市 |
学歴 | 高校中退 |
所属レーベル | – |
SATORUのラップスタイル
SATORUのラップスタイルは、リアルで過激なギャングスタラップです。
強烈なボースティングと、切実な心情が織り混ざるリリックが印象的です。
過去、Zeebraからは6ix9ineをも思わせると評価されています。
SATORUの名前の由来
SATORUの名前は、本名からきているようですが、本名に関する詳しい情報は見つけられませんでした。
本名は「村上悟」ではないかという声もあったのですが、X(現在XJAPAN)元メンバーのSATORUと混同している可能性が高そうです。
MAKAから始まるSATORUの人生
日系ブラジル人の父とブラジル人の母の間に生まれる。
3歳の時に、栃木県足利市に移住。
足利市立御厨小学校に通う。
協和中学校に通う。
AK-69をきっかけにHIP HOPを聴き始める。
ギャングに所属しNo3となる。
16歳の冬、MAKAのライブをきっかけにラップを始める。
暴力団準構成員になりその後脱退。
少年院に1年程度服役。
海外逃亡、逮捕。
ANARCHYのライブに衝撃を受け、ラップを再開。
楽曲「MAKA」のバイラルヒット。
ラップスタア2020出場。
ケンカバトルロワイヤルやブレイキングダウン6に出場。
ブラジルサンパウロで生活。
ブラジルで生まれ、栃木県足利で育つ
日系ブラジル人の父、ブラジル人の母の間に生まれたSATORU(サトル)。3歳の時にブラジルのサンパウロから、栃木県足利市に引っ越してきました。
母親とその再婚相手と暮らしていましたが、小学3年生の時に母親が再婚相手と別居。それ以来、母と姉と兄の4人で生活していました。
母親が夜に仕事に行っていたため家に誰もおらず「目瞑るのが怖くて目を開けながらシャンプーをしていた」「公園のブランコで一人過ごしていた」など、幼少期のエピソードを語っています。
日本語が堪能ではなく、家庭も貧しかったSATORUは、周囲に馴染めず荒んだ幼少期を過ごしていたようです。
MAKAをきっかけにラップを始める
中学1年生の時、AK-69の「Ding Ding Dong」を聴き、HIP HOPにハマっていったというSATORU。ラップを始めたきっかけは、同じ栃木で活動しているラッパーMAKAのライブでした。
当時、「C.M.D 13(通称:赤ギャン)」というギャングでNo.3に君臨していたSATORUは、友人の繋がりでこのライブを知り、仲間達と大勢で押し掛けていきました。
そこでMAKAのフリースタイルに食らい、ラップのやり方を教えてもらうこととなります。
自由とお金を求めてもがく、二度の逮捕
高校に進学するも揉め事や殴り合いが多く退学したSATORU。
家にも居場所が無く、自由を求め17歳で暴力団の準構成員となりました。しかし、逆に行動を制限される日々に耐えかね半年で組を抜けます。
その後、音楽活動の資金を集めようと罪を犯し、特殊詐欺の罪状で少年院に1年4ヶ月服役。少年院を出た後、音楽活動に励もうとするも第一回ラップスタア誕生には予選落ち。HIP HOPシーンに失望し、ラップを辞めてしまいます。
二十歳で人材派遣会社サトルコーポレーションを起業しますが、次第に資金繰りに窮していきます。
人件費を払うため再度犯罪に手を染め、二度目の逮捕へ。
ANARKYに影響を受け、再度ラップの世界へ
二度目の逮捕の刑期が明け、出所したSATORUには家も車も無く、母親はブラジルに帰ってしまい家族も居ませんでした。
何もかも失ってしまったSATORUを再度ラッパーの道に引き戻したのは、ANARKEYのライブです。
「ラップはやらないと頑なに言い張ってたんですけど、そんなことどうでもよくなるくらい吹っ切れたんです。」とANARKEYのライブで心境が変化したSATORU。
その後すぐに楽曲「MAKA」を制作し、発表するや否やバイラルヒットソングとなりました。
ラップバトルでMAKAが舐められている動画を見て、MAKAへの感謝を伝えたいという気持ちと、MAKAくんを舐めたら俺らがかちこむぞという気持ちが合わさり、楽曲「MAKA」が生まれたのだとか。
その後EP「SATORUORU69」をリリース。第三回ラップスタア誕生にも出場しています。
ケンカバトル、ブレイキングダウン6に出場
SATORUは、ラッパーとして活動を続ける傍ら、その喧嘩の経験を生かし格闘家としても活躍しています。
ケンカバトルロワイヤルに出場、バン仲村に勝利して優勝をおさめたSATORUは鳴り物入りでブレイキングダウン6に出場することとなります。
「瓜田純士をボコボコにした男を、ボコボコにした男。ラッパーだよ。」と登場し、注目を集め、ポーランドの刺客と対戦するも、惜しくも敗退。
しかし、その歯に絹着せぬ物言いと戦いっぷりで番組を盛り上げました。
何者かに襲撃されたSATORU、ブラジル逃亡!?
ブレイキングダウン7、てるとの試合出場直前に、SATORUは消息を断ちました。
その後「何者かに襲撃された」と動画を公表しブラジルへと逃亡。
「占いの先生に組織に追われていると言われた」「情報を求む」など発信を続け、その言動にネット上では様々な憶測が飛び交いました。
しかし、後にSATORUは自身のYouTubeで「茶番劇だった」と語っています。
現在ブラジルで暮らすSATORUは、長年会っていなかった実の父親と再会したり、世界最大のスラムであるファベーラに潜入したりと、自由な時間を手に入れのびのびと活動しているようです。
ブレイキングダウン10のオーディションに参加
ブレイキングダウン7にバックれたことから、ブレイキイングダウンを出禁になっていたSATORU。ブレイキングダウン10のオーディションに突如参加し、過去のバックれを謝罪していることが話題になっています。
Yotube内では謝罪を込め頭を下げましたが、瓜田純士からはオーディションに参加した理由について「すみませんでした。また試合に出さしてください。は邪だよね。謝罪のためにオーディションに参加したいなら、させてあげるべき。」とコメントをもらっている。
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SATORUの人気曲は?
ラッパーSATORU(サトル)の人気曲と、pucho henza編集部の一押し曲を紹介していきます。
SATORUの人気曲①「MAKA」
厳しい境遇をリアルに表現したリリックで、SATORUの存在を世に知らしめた一曲。
当時、SATORUが所属していたギャング集団(通称赤ギャン)が、足利をぞろぞろと歩いているMVも必見です。
SATORUの人気曲②「Drill Flow(feat.Watson)」
2023年にリリースしたEP「GOLD ROGER」に収録された一曲。
ブレイキングダウン失踪騒動のすぐ後にリリースされたので色々な意味で話題になりました。
SATORUの人気曲③「アナル舐めろ motherfucker」
リミックスバージョンでは、JinmenusagiとSEEDAがフューチャリングしています。
編集部おすすめ曲「SELF MADE CYPHER」
KOWICHIのレーベル「SELF MADE」発足時のスペシャルサイファー。
KOWICHI、Candeeら豪華出演ラッパーとZOT on the WAVEのビートが聞き応え抜群な一曲です。
SATORUと仲のいいラッパー
ラッパーSATORU(サトル)と仲のいいラッパーについて紹介します。
TRICO as MAKA
群馬出身のレゲエアーティスト、ラッパーMAKA。
SATORUが音楽を始めるきっかけとなった人物で、兄貴と慕われています。
2023年2月、ブレイキングダウン7出場直前にSATORUの消息が途絶えた際には、心配したMAKAがTwitterに楽曲をアップするほどの仲です。
SATORUの楽曲「MAKA」へのアンサーソングとも言えるこの「Dear SATORU」。
リリックに、弟分であるSATORUを想う気持ちが詰まっていますね。
KOWICHI
川崎出身のラッパー、レーベル「SELF MADE」主宰のKOWICHI。
SATORUは、KOWICHIのレーベル「SELF MADE」に一時所属し、2022年5月頃に脱退。
脱退の理由について、SATORUは自身のYouTubeで音楽性の違いだと説明し、KOWICHIとは変わらず仲が良いと話しています。
Fuji Taito
群馬出身、SATORUと同じくブラジルにルーツを持つラッパーFuji Taito。
SATORUも「マジでHOTな男だぜ」と紹介しています。
気になるSATORUのアレコレ
気になるラッパーSATORU(サトル)のアレコレについて紹介します!
SATORUのファッションとタトゥー
SATORUは、GUCCIやLOUIS VUITTONなどハイブランドを着用し、ギラギラといかついファッションスタイルです。
また、首にブラジルの国旗、両手と胸元にはライオンと身体一面を覆うタトゥーがとても似合っています。
SATORUの元彼女 霜月るな
SATORUの元彼女は、AV女優の霜月るなです。2022年12月に、FRIDAYで交際を報じられました。
霜月るなは、過去に自身のInstagramで「アンチが沢山いるけど、サトルの素敵な部分は沢山あるんよ。」とSATORUへの想いを綴っていましたが、2023年7月には破局を報告しています。
SATORUの「弾くポップコーン」
2023年「口喧嘩祭」SATORU vs 梵頭のラップバトルで注目を集めたSATORUのパンチライン「弾くポップコーン」。SNSで切り抜きが拡散され、バズりました。
「両手にライオン。掴む成功、LockOn。弾くポップコーン!弾くポップコーン!」
後にSATORUは、弾くポップコーンとは、殴られた人の歯が飛んでいく様子を表していると説明しています。
SATORUのこれからの野望とは?
ラッパーSATORU(サトル)のこれからの野望について紹介します!
前を向けるような曲を作りたい
HIP HOPの本質は「メッセージを伝えること」だとSATORUは考えています。
過去のインタビューでは、今はまだ実際に起きたことを言っているだけと自身を振り返り、メッセージ性がある音楽を作っていきたいと語っています。
受験勉強を頑張っている女子中学生とか、門限にガチガチに縛られている人だとか、会社に飼い殺しされてるサラリーマンだとか… そういう社会に制限されている人たちに聴いてもらいたいです。全く正反対の人たちが、自分の曲を聴いて前を向いていけるようなことがあったら、クソ面白いなって感じます。
と、その音楽のメッセージが様々な人に届き、力になることを目指しているようです。
ラッパーSATORUまとめ
「SATORUは自身の家庭環境やネガティブな感情を、強い自分を信じて乗り越えてきた。」
「聞いているだけで強くなれるような感じがした」とHIP HOPにハマっていったSATORU。
泣き虫な自分を鼓舞し、ギャングスターとなって社会に縛られずに生きる道を歩んでいます。
破天荒な行動に注目が集まるSATORUですが、その音楽に耳を傾けると「社会に縛られずやりたいようにやれ!」と前を向けるようなメッセージが伝わってくるのかもしれません。