BUDDHA BRANDのプロフィール紹介|その壮絶な生い立ちから最新の人気曲まで徹底解説

日本のHIPHOPシーンに衝撃を与えた名曲「人間発電所」や、チルという概念を日本に定着させた楽曲「ブッダの休日」などで知られるHIPHOPグループ・BUDDHA BRAND。

90年代のHIPHOPシーンを牽引し、数多くのラッパーに影響を与えた日本を代表するグループです。

一時は活動休止状態にあったものの、2019年に再始動を発表。新作「これがブッダブランド!」を発表したことで、再び注目を集めています。

そんなレジェンド的な存在のBUDDHA BRANDですが、全てが順調だったわけではないようです。彼らのプロフィールや活動の軌跡、結成秘話を知り、名曲たちをより深く楽しみましょう!

それでは早速Check it out!

pucho henza

「BUDDHA BRANDは〇〇という困難を、△△で乗り越えた。」

目次

BUDDHA BRANDのプロフィール

アーティスト名BUDDHA BRAND(ブッダブランド)
結成年1989年
メンバーDEV LARGE:享年45歳(1969年11月24日 生まれ)CQ:59歳(1964年10月27日生まれ)NIPPS:60歳(1964年6月7日 生まれ)DJ MASTERKEY:60歳(1964年8月12日 生まれ)
所属レーベルcutting edge

BUDDHA BRANDはDEV LARGEとCQ、NIPPS、DJ MASTERKEYによる1DJ3MCのHIPHOPグループです。

1989年結成のグループで、エイベックスのレーベル・cutting edgeに所属しています。

デビューから20年以上たった今でもその活躍が語り継がれている、日本を代表するHIPHOPグループです。

BUDDHA BRANDのメンバー

アーティスト名DEV LARGE(デブラージ)・D.L(ディーエル)
本名今 秀明(こん ひであき)
年齢享年45歳(1969年11月24日 生まれ)
身長 非公表
出身地東京都渋谷区代々木
拠点(レペゼン)日本国内
学歴高校卒業

DEV LARGE(デブラージ)は、BUDDHA BRANDのリーダーです。グループ内ではトラックメイキングやプロデュース、MCを担当しています。

レーベルEL DORADO RECORDSの総帥を務めていたほか、音楽プロデューサーやソロアーティスト、DJとしても活動するなど、マルチに活躍していた人物です。

アーティスト名CQ(シーキュー)
本名平栗 隆(ひらぐり たかし)
年齢59歳(1964年10月27日 生まれ)
身長 非公開
出身地東京都大田区蒲田
拠点(レペゼン)日本国内
学歴高校卒業


BUDDHA BRANDと、関連グループ・ILLMATIC BUDDHA MC’SにてMCを担当していたのがラッパー・CQ(シーキュー)です。独創的なスタイルを持つラッパーで、その実力は高く評価されています。

グループ外での活動にも積極的な人物で、音楽ユニット・キエるマキュウの一員としても活動していました。

アーティスト名NIPPS(ニップス)
本名木村 秀己(きむら ひでみ)
年齢60歳(1964年6月7日 生まれ)
身長 非公開
出身地東京都台東区
拠点(レペゼン)日本国内
学歴カナダの高校を自主退学

NIPPS(ニップス)はBUDDHA BRANDにて、MCを担当するメンバーです。愛称は「デミさん」

不可解かつ過激なリリックと個性的なフロウにより、グループのILLな世界観を支えたBUDDHA BRANDの重要人物です。

アーティスト名DJ MASTERKEY(ディージェイマスターキー)
本名矢沢 正樹(やざわ まさき)
年齢60歳(1964年8月12日 生まれ)
身長 非公表
出身地東京都大田区蒲田
拠点(レペゼン)日本国内
学歴高校卒業

BUDDHA BRANDにてDJを担当しているのが、DJ MASTERKEY(ディージェイマスターキー)です。CQの幼馴染で、メンバー同士が知り合うきっかけを作った人物でもあります。

クラブDJとしても活躍しているほか、アパレルブランド・ROCKSMITHのプロデュースやミックステープのリリースも行うなどマルチに活躍する人物です。

BUDDHA BRANDのラップスタイル

BUDDHA BRANDのラップスタイルの最大の特徴が、1DJ3MC体制ならではの多彩な表現です。

個性的な3人のラッパーが自由に表現することで、カラフルなHIPHOPサウンドを生み出しています。

ソウルミュージックやジャズをサンプリングした、メロウなトラックを多用することで、心地よいグルーヴを演出しているのも特徴。今聞いても新鮮に響く素敵な曲がたくさんあるので、気になる人はぜひチェックしてみてくださいね。

BUDDHA BRANDの名前の由来

BUDDHA BRANDという名前には「アジア人としてのアイデンティティー」と「成り上がってやるという意志」が込められているそうです。

詳しい由来に関しては明かされていませんが、仏教の教えに登場するブッダを意識している可能性が高いでしょう。

また、グループ名の別案として「NUMB BRAIN BUDDHA BRAND」が挙がっていましたが、イマイチとの意見が出たため「BUDDHA BRAND」となりました。

渡米から始まるBUDDHA BRANDの軌跡

ニューヨーク時代

・小学校の同級生であるMASTERKEYとCQが2人でニューヨークに渡る
・MASTERKEYが日本のテレビ番組のNY中継にて照明をやっていたNIPPSと出会う
・DEV LARGEとMASTERKEYが偶然の出会いを果たす

結成の物語

・意気投合した4人は前身グループ「うわさのチャンネル」を結成
・グループ名をBUDDHA BRANDに改名し本格的な活動を開始
・プロモ用に作った自主制作盤「Funky Methodist / Illson」が話題になる
・1995年に日本に帰国

デビュー

・1996年に「人間発電所」でメジャーデビューを果たす

デビュー後

・96年・97年のカウントダウンライブ「鬼だまり」にてNIPPSがグループを脱退
・2000年にアルバム「病める無限のブッダの世界~BEST OF THE BEST(金字塔)~」を

リリース

・活動休止状態になる
・DEV LARGEが急逝
・2019年に再始動を発表
・2ndアルバム「これがブッダブランド!」をリリース

現在

小学校の同級生であるMASTERKEYとCQが2人で渡米

小学校の同級生で地元も同じMASTERKEYとCQは、「新天地で何かつかもう」という想いを抱きニューヨークを訪れます。

渡米した年は媒体によっても異なりますが1987年、もしくは1988年とされています。当初はHIPHOPをやろうと思っていたわけではなく、とりあえずニューヨークに行ってみたとのことです。

そして渡米後に、MASTERKEYとCQによるルームシェア生活がスタート。言葉の壁を感じつつも奮闘する日が始まるのでした。

MASTERKEYがNIPPSと出会う

英語が話せないことによりホームシックになってしまったMASTERKEY。

そんな彼は日本の皆に自分の姿を見てもらうため、TV番組「ズームイン!!朝!」のNY中継が行われるスポットを訪れるようになります。

そこで偶然、照明をやっていたNIPPSと仲良くなり、2人は交流を深めていきます。その後MASTERKEYが、CQにNIPPSを紹介したことで3人での関係がスタートするのでした。

MASTERKEYとDEV LARGEが偶然の出会いを果たす

MASTERKEYとDEV LARGEが出会ったのはニューヨークのレストランです。

このレストランで働いていたDEV LARGEが、客として訪れていたMASTERKEYに「ヒップホップとか好きですか?」と声を掛けたことで2人は知り合います。

DEV LARGEと意気投合したMASTERKEYは、彼を家に招待。そして、CQとNIPPSに会わせたことで、4人全員が顔見知りとなります。

グループを結成し音楽活動をスタート

1989年、意気投合した4人はHIPHOPグループを結成します。グループ名は「うわさのチャンネル」で、結成より1週間ほどはこの名前で活動をします。

翌年の1990年に、グループ名を「BUDDHA BRAND」に改名。音源の自主制作やクラブでライブなど、精力的な活動を展開していくのでした。

そしてプロモ用に制作した自主制作盤「Funky Methodist / Illson」が話題となり、注目される存在となります。

「人間発電所」でメジャーデビュー

1995年に帰国したBUDDHA BRANDは、翌年の1996年にレーベル・cutting edgeよりメジャーデビューを果たします。

デビューシングルは「人間発電所」。その本格的かつ独創的なHIPHOPサウンドは、多くの人に衝撃を与えました。その後もBUDDHA BRANDは、「ブッダの休日」や「天運我に有り(撃つ用意)」といった名曲をリリースしその人気を不動のものとします。

そして、2000年には1stアルバム兼ベストアルバム「病める無限のブッダの世界〜BEST OF THE BEST(金字塔)~」を発表しています。

ラッパー兼トラックメイカーのDEV LARGEの急逝

メンバーが個人の活動で多忙になったことや、NIPPSの脱退の影響により活動休止状態となっていたBUDDHA BRAND。何年もグループ活動に関する情報がなかったものの、4人での活動再開が期待されていました。

しかし、2015年5月4日の早朝にDEV LARGEが急逝します。これにより、オリジナルメンバーでの活動再開は叶わぬものとなるのでした。

死因に関しては公表されていませんが、かなり痩せていたことから病気が原因であるとい噂されています。また、同年の6月には、ブッダメンバーをはじめ、多数の有名ラッパーが出演する追悼イベント「D.L PRESENTS HUSTLERS CONVENTION NIGHT」が開催されました。

2019年より再始動

活動の再開は難しいと思われていたBUDDHA BRANDですが、2019年の5月に3人体制での再始動を発表します。

その後、再始動1作品目として2019年6月19日に「CODEな会話」、約2ヶ月後の8月14日には「PUNCH(仮)」をリリース。

さらに同年の10月30日に2ndアルバム「これがブッダブランド!」をリリースし、多くのファンを沸かせたのでした。

BUDDHA BRANDの人気曲は?

BUDDHA BRANDの人気曲と、pucho henza編集部の一押し曲を紹介していきます。

BUDDHA BRANDの人気曲①「人間発電所」

BUDDHA BRANDのメジャーデビューシングル「人間発電所」。

数多くのサンプリングが使われた心地良いトラックと、グルーヴィーなラップがとにかく最高な邦楽HIPHOPの名曲です。

BUDDHA BRANDの人気曲②「Don’t Test da Master」

「Don’t Test da Master」はBUDDHA BRANDが1999年に発表した楽曲です。

アンダーグラウンドな雰囲気と、緊張感とキレのあるラップが絶妙なハーモニーを演出しています。

BUDDHA BRANDの人気曲③「ブッダの休日」

「ブッダの休日」はメロディアスなトラックと風景を鮮明に表現したリリック、心地よいラップがチルアウトな雰囲気を演出している人気曲です。

こちらは1998年リリースの楽曲で、チルな日本語ラップの元祖的な曲といわれています。

編集部おすすめ曲「CODEな会話」

「CODEな会話」は、2019年発表のアルバム「これがブッダブランド!」の先行シングルとして発表された楽曲です。

アングラな雰囲気のトラックとグルーヴィーなラップが楽しめる、BUDDHA BRANDらしい1曲に仕上げられています。長年のファンはもちろん、ビギナーにもぜひ聴いて欲しい、おすすめの楽曲です。

BUDDHA BRANDと仲のいいラッパー

数多くの名曲を発表しているBUDDHA BRAND。伝説的ラッパーとも交流があるといわれるグループですが、誰と仲がいいのでしょうか。

次は、BUDDHA BRANDと交流のある、ラッパーたちを紹介します。

クボタタケシ

クボタタケシは伝説的ラップグループ・キミドリのラッパー兼サウンドクリエイターとして活躍した人物です。

また、グループの活動休止後はプロデュースやリミックス、DJといった分野で活躍しています。

メンバーとも仲の良いラッパーで、2020年にBUDDHA BRANDが主宰したイベントにも出演しています。

SHAKKAZOMBIE

SHAKKAZOMBIEはラッパーのOSUMIとHIDE-BOWIE、トラックメイカーのTSUTCHIEによる1DJ2MCのHIPHOPグループです。

現在は活動を休止していますが、日本を代表するグループの1つとして語り継がれています。

BUDDHA BRANDとの共演作は、イベント・さんピンCAMPでのパフォーマンスが有名な「大怪我」です。

ECD

ECDは日本語ラップの先駆者の1人ともいわれているラッパーです。

cutting edgeでのレーベルメイトであり、レーベルの担当者にBUDDHA BRANDを紹介した人物でもあります。

また、BUDDHA BRANDとはさんピンCAMPをはじめ、多数のイベントで共演しています。2018年に亡くなってしまいましたが、BUDDHA BRANDと共に90年代のシーンを牽引した偉大なラッパーです。

気になるBUDDHA BRANDのアレコレ

気になるアレコレもチェックして、BUDDHA BRANDのへの理解を深めていきましょう。

BUDDHA BRANDのファッション

ストリートファッションやB-BOYファッションを基調とした、スタイリッシュなファッションをメディアで披露しているBUDDHA BRANDのメンバー。

ブランドやアイテムに関する情報は多くありませんが、DEV LARGEがelements of styleのアイテムを好んで身につけていたことが明らかになっています。

また、近年のインタビューでは、MASTERKEYがAPPLEBUMのキャップやアウターを着用している姿を見ることができます。

BUDDHA BRANDの曲はサブスクで聴ける?

BUDDHA BRANDの楽曲は、サブスクサービスでは配信されていません。

2019年リリースの「これがブッダブランド!」に関しても配信はしないと明言されているため、サブスク解禁しないのはグループの方針である可能性が高いでしょう。

また、2024年の3月に「人間発電所」がSpotifyやApple Musicで配信されるという事件が起こっていますが、こちらは非公式のもののようで現在では配信は停止されています。

DEV LARGEとNIPPSの不仲説について

96年の年末〜翌年年始のライブ「鬼だまり」にて衝突したDEV LARGEとNIPPS。その後NIPPSが脱退したため、2人は不仲なのではないかという噂もあります。

ですが、この衝突は関係が近いからこそ起こったもので、どちらかというと親友同士の喧嘩や兄弟喧嘩に近いものだといわれています

喧嘩後のてん末は詳しくは語られていませんが、NIPPS脱退後も複数回共演しているため、険悪な関係ではないといえるでしょう。

BUDDHA BRANDのこれからの野望とは?

再始動を発表したBUDDHA BRANDですが、これからの野望や今後の目標などはあるのでしょうか。これまでの経歴を知ると、やはり今後のことも気になりますよね。

そこで最後に、BUDDHA BRANDのこれからの野望についてを紹介します。

死ぬまでラッパーでいたい

BUDDHA BRANDのメンバーの1人CQは、インタビューにて「死ぬまでラッパー」でいたいと語っています。

ラッパーには定年がなく、ラップ自体も身体が動くかぎりできるので、できる限り続けていきたいそうです。

また、同じ場所でインタビューを受けていたMASTERKEYもこの意見に賛同していたので、今後も活動を続けてくれるでしょう。

BUDDHA BRANDまとめ

pucho henza

「BUDDHA BRANDはDEV LARGEの死や活動休止という困難を、3人体制で再始動することで乗り越えた。」

その独創的なサウンドが、日本のHIPHOPシーンに大きな衝撃を与えたBUDDHA BRAND。日本のHIPHOPの歴史を語る上では欠かせない、超重要グループです。

そんな彼らですが、一度は活動を休止。さらに、DEV LARGEの死によってオリジナルメンバーでの活動再開が不可能となります。

しかし、BUDDHA BRANDは3人体制で再始動。さらにアルバムを発表し、シーンに舞い戻ってきたのでした。

HIPHOPのクラシックを聴いてみたい、元気が出る曲を聴きたい人はぜひBUDDHA BRANDの音源やCDをチェックしてみましょう。そして、彼らの楽曲の素晴らしさを体験し、自身の音楽ライフや生活をより豊かなものにしてみてくださいね。

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この記事を書いた人

国内No1のPV数を誇るHIPHOPメディア。
慶應義塾大学を卒業したHIPHOP好きの2名で運営。
<保有資格>
・DJ検定2級
・サウンドレコーディング技術認定
・映像音響処理技術者資格認定

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