ラップスタア2021で優勝したことでほぼ無名の存在から一夜にしてスターの階段を駆け上がることとなった若手注目ラッパーのeyden。
20歳を過ぎてからラップを始めたeydenのキャリアはまだ数年と短いながらも、確実にHIPHOPシーンに定着しています。
POP YOURSやTHE HOPE 2023など大型フェスへの出演も続々と決まり、その勢いは止まることなく活躍中です。これからさらなる飛躍が期待されるeydenは、ラッパーになるまでにどのような人生を歩んできたのでしょうか。
この記事を読めばeydenのラップを今まで以上に楽しく聞けること間違いなしです!
「eydenは〇〇という困難を、△△で乗り越えた。」
ラッパーeydenのプロフィール
アーティスト名 | eyden |
本名 | 永田大樹(ながた だいき) |
年齢 | 25歳(1998年生まれ) |
身長 | 非公開 |
出身地 | 千葉県袖ケ浦市 |
拠点(レペゼン) | 千葉県 |
学歴 | 専門学校卒業 |
所属レーベル | – |
eydenのラップスタイル
eydenのラップはシンプルなトラックにユーモラスなリリックを乗せる言わば王道スタイルです。
奇を衒ったことがやりたいわけではないので、自分としてはどストレートなことをやっているつもり。トレンドを意識せず、その時々のフィーリングを大事にするのが自分のスタイルです
GQ-特集:THE CHANGING FACE OF J-POP──eyden「日本のヒップホップシーンに彗星のごとく現れたラッパー」
また、言葉にできない魅力をまとい、何回聴いても飽きない中毒性のあるフロウがかっこいいラッパーでもあります。
ラップスタイルが¥ellow Bucksに似ているため、クラブで間違えられて悔しかったエピソードも吐露しています。
eydenの名前の由来
eydenは名前の由来は明かしていません。
本名の「永田」を音読みした「エイデン」から名付けられたと言われています。
クラブでの出会いから始まるeydenの人生
千葉県袖ケ浦市で生まれ、幼い頃から父親の影響でHIPHOPに触れる。
自動車の専門学校を卒業後、日産の工場で働く。
工場は職場環境が合わず1年で退職する。
周囲に仲間がいなかったため、千葉のクラブ「LOOM LOUNGE」に通い仲間と出会う。
音楽に真面目に取り組み始めるにあたり、融通が利きやすい父親の工場で働き始める。
職場の2階を拠点に構え、仲間とともに音楽活動に励む。
周囲から説得されて期限ぎりぎりでラップスタア2021に応募。
当時過去最多であった応募総数2,546人の中から見事優勝を飾る。
2022年1月に1st EP「T.B.T.H」をリリースし、順調にラッパーのキャリアを歩み続ける。
さいたまスーパーアリーナ 凱旋MC battleに初挑戦するも、1回戦でT-Pablowに敗戦。
父親が運転する車で幼少期からHIPHOPに触れる
Snoop Doggや2Pacなどいわゆるウェストサイド系の音楽を父親が運転していた車で流していたことでeydenは幼少期からHIPHOPに触れます。
当時のeydenはHIPHOPを聴いているという感覚はなく黒人系の音楽に魅了され、徐々にのめり込んでいきました。
日産の工場に就職するも1年で退職
自動車の専門学校を卒業後、日産の工場に就職したeyden。
しかし、職場環境が合わず1年で退職してしまいます。
本格的にラップを始める
沖縄出身のラッパーReversiと出会い、千葉のクラブ「LOUNGE」に連れていってもらいラッパーとしてのキャリアを本格的に意識し始めます。
また、クラブではHIPHOP好きの仲間とも出会ったこともeydenにとって転機になりました。
融通が利きやすい父親の工場で働き、職場の2階をクルーの拠点として活動を深めていきます。
周囲から強く勧められ応募したラップスタア2021で見事優勝
eyden自身はラップスタアをあまり見ておらず興味も薄かったものの、クルーや周囲から強く勧められ、300万円の欲しさもあり期限ぎりぎりで応募します。
無名の存在から順調に勝ち進み、トリで登場した決勝ではスキルとライブパフォーマンスを見せ、ラップスタア2021で優勝を果たしました。
シーンから注目を集めスターの道を掛け進む
ラップスタア優勝してからのeydenの活躍は、記憶に新しいところでしょう。
優勝した翌年の2022年には1st EP「T.B.T.H」をリリースし、ライブやフェスで楽曲を披露する機会が増え、ラッパーとして輝かしいキャリアを歩み始めました。
また、MCバトルにも初挑戦し1回戦でラップスタアの審査員も務めたT-Pablowと対戦するなど活動の幅も広げています。なお、結果は力の差を見せつけられて敗れました。
eydenの人気曲は?
eydenの人気曲と、pucho henza編集部の一押し曲を紹介していきます。
eydenの人気曲①「HOUSE PARTY (Prod.ZOT on the WAVE」
YouTubeでMVが234万回以上再生をされているeydenの人気曲です。
eydenの人気曲②「MAKE IT UP」
ラップスタアになった後に発表された楽曲です。
注目を集める中、期待を裏切らないかっこよさでさらに人気になりました。
eydenの人気曲③「PAPER SHIT(Prod. DJ FRIP a.k.a BEATLAB)」
ラップスタアで発表されたこの曲は、eydenのセンスが感じられるので是非聞いてみてください。
編集部おすすめ曲「LOYAL (feat. K LARK a.k.a. KOTA)」
eydenが所属する98jamsの曲で、それぞれの個性がありつつウェストサイドを彷彿させるおすすめの1曲です。
eydenと仲のいいラッパー
新世代ラッパーの1人であるeydenは、どのようなラッパーと親交があるのか紹介していきます。
98jamsメンバー
98jamsは千葉のLOOM LOUNGEで出会ったeydenを含む6人組です。
eyden
TOME
kiddy
1ich paddy
DJ NAOYA
DJ Taiga
彼は毎日一緒いるほど非常に仲が良く、お互いをリスペクトし合う関係でもあります。
EASTA
ラップスタア決勝に残った同い年のラッパーのEASTAとは、番組を通じて話すことも多く楽しかったと語っています。
元々ラップが上手いと感じていてEASTAの人当たりの良さもあり、一番仲良くなったようです。
気になるeydenのアレコレ
気になるeydenのアレコレについて紹介します。
eydenのファッション
キャップを反対に被り、腰パンをするシンプルなストリートがeydenのファッションスタイルの特徴です。
特にラップスタア決勝でも着目したFTPを愛用している姿が良く見られます。
また、ドレッドヘアにGucciのベルト、Timberlandのブーツも彼を象徴するアイテムと言えるでしょう。
その風貌が¥ellow Bucksと似ているため、間違えられたというエピソードも持っています。
eydenの愛車は?
1978年のシボレー・モンテカルロがeydenの愛車です。
「トレーニング・デイ」という映画でこの車に衝撃を受け150万円をかけて購入しました。
しかし、古すぎるためなかなか車検が通らず、乗るために修理を続けており、修理が終わったら女の子を迎えに行きたいと語っています。
eydenのこれからの野望とは?
彗星の如くラップシーンに現れたeydenはインタビューで以下のように語っています。
俺はシングルを出しつつ、クルーのアルバムも出せたらいいなと思ってるっすね。tomeも今EPとか作ってるんで。音楽だけで飯食いたいっすね。
ABEMA-「eydenが”ラップスタア誕生”で優勝してメンバーがそういうフィールドに立った。プレッシャーもあるけど、そこを通らないとクルーとして強くならない」eyden率いるクルー・98jams メンバーの素顔と変化。
また、年内にソロアルバムのリリースも目標にしているようです。
個人としてもクルーとしても、もっと売れて仲間と音楽だけで生活することが当面の野望と言えそうですね。
ラッパーeydenまとめ
「eydenは職場環境が合わず退職するという困難を、好きなことに没頭するなかで大切な仲間と出会い乗り越えた。」
幼少期からHIPHOPに触れてきたものの、地元で聴いている人はeydenぐらいでした。
そこで、仲間を求めてクラブに出向いたeydenは初めてHIPHOPコミュニティに触れ感銘を受けます。
今では千葉を代表するラッパーの1人として、地元をフックアップするまでになりました。
さらなるeydenの活躍に今後も目が離せません!