破天荒なスタイルやパンクロックを彷彿させるパフォーマンスで異彩を放つレゲエDeejayのJ-REXXX。
レゲエのみならずラッパーとの共演も多く、ジャンルの壁を縦横無尽に渡り歩く屈指の実力を持っています。ぶっ飛んだユニークなキャラクターも人気で、先日出所した人気ラッパー「紅桜」と親交が深いことでも有名です。
そんなJ-REXXXはどのような生い立ちを経て、今に至ったのでしょうか。この記事を読めばJ-REXXXのレゲエを今まで以上に楽しく聞けること間違いなしです。
「J-REXXXのラップスタイルは〇〇で土台を作り、△△で形にした。」
J-REXXXのプロフィール
アーティスト名 | J-REXXX |
本名 | 湯浅善之(ゆあさよしゆき) |
年齢 | 38歳(1986年5月19日生まれ) |
身長 | 非公表 |
出身地 | 岡山県津山市 |
拠点(レペゼン) | – |
学歴 | – |
所属レーベル | DIGITAL NINJA RECORDS |
J-REXXXのラップスタイル
超絶早口を武器にレゲエ・HIPHOP・パンクを織り交ぜたオリジナルのDeejayスタイルがJ-REXXXの特徴。
早口ながらもはっきりと聞き取れる滑舌の良さと抜群のリズムキープが強みで、自身のスタイルを貫く真っ直ぐなかっこよさが魅力です。
また、圧倒的な存在感を誇るライブパフォーマンスに定評があり、人間味溢れるぶっ飛んだキャラクターはオーディエンスを熱狂に包み込みます。
J-REXXXの名前の由来
J-REXXXの読み方は「ジェーレックス」で、レゲエ仲間からは「レックス」と呼ばれています。
恐竜ティラノサウルスの1種の「REX(レックス)」と3輪原付バイクの「GYRO X(ジャイロエックス)」を組み合わせたことがDeejay名の由来と言われています。
岡山から始まるJ-REXXXの人生
岡山県で生まれ育つ。
周囲を困らせる小学生だった。
先輩からの誘いで中学2年から柔道部に入る。
誰でも入れる高校で留年し4年通う。
16歳のクリスマスに自分たちでイベントを開き歌い始める。
先輩の影響もあり、ダンスホールレゲエにハマる。
19歳で上京し、レゲエ活動の傍らSUNSETのシステム運びを手伝う。
初めて行ったジャマイカで衝撃を受け、本気でDeejayを目指す。
2011年に「ROAD TO 横浜レゲエ祭」で優勝。
2012年に「M.U.S.I.C」をリリース。
岡山県津山市で生まれ育つ
岡山県津山市で生まれ育ったJ-REXXXは、周囲を困らせるような子供だったようです。小学校3年生がピークで先生からは「病気だ」と言われる様でした。
高校時代も誰でも入れる私立に入学しながら、めちゃくちゃやったこともあり留年したため、4年をかけて卒業しています。
また、先輩から影響もありレゲエダンスホールにハマり、16歳のクリスマスには自分たちでイベントを開き歌い始めました。
初めて行ったジャマイカで衝撃を受ける
19歳になると上京し、東京を拠点にレゲエ活動を始め、SUNSET the platinum soundのシステム運びとしてスキルを磨いていきます。
活動初期は、音楽でご飯を食べていくつもりはそこまでなかったJ-REXXXのスイッチが切り替わったのが初めて訪れたジャマイカです。
現地の熱量・ステージング・バイブスに衝撃を受け、本気で音楽に向かい合うようになりました。
音楽人生のターニングポイントを迎えた2011年~2012年
J-REXXXが自身の音楽人生でターニングポイントに挙げているのが、2011年の「ROAD TO 横浜レゲエ祭」で優勝、2012年に「M.U.S.I.C」をリリースの2つです。
インタビューで以下のように答えています。
ROAD TO レゲエ祭で優勝する前は音楽で飯が食えるなんて思わなかった。ベテランのまあまあ有名な人にはなれるだろうなくらいで、でも優勝したときは「あれ?これで食えるんじゃないか?」と。もっと頑張ればいけると思ってそこでやる気のスイッチが入ったね。「M.U.S.I.C」を出した時は、自分の夢もだし欲望もそうなんだけど、自分がミュージシャンとしてやる使命がはっきり分かったかな。
2014年にリリースしたアルバム「M.U.S.I.C」を機に音楽で食べれるようになったとも答えています。
メジャーデビューを断りインディーズの道を選ぶ
J-REXXXは過去に2年ほどメジャーに挑戦した時期があります。しかし、この期間に音源のリリースはなく、ひたすら制作に励む日々を送っています。
また、レスポンスの遅さやリリックの大幅修正などに嫌気が指し、メジャーデビューを断念しました。
そして、お金や成功よりも自分の世界観を守るためにインディーズの道を選び、現在まで活躍しています。
J-REXXXの人気曲は?
J-REXXXの人気曲と、pucho henza編集部の一押し曲を紹介していきます。
J-REXXXの人気曲①「MY TOWN feat.紅桜」
約9年前に盟友・紅桜と作られたMY TOWNは今も色褪せたることない代表曲です。
歌唱力の高い2人の良さが詰まった渋みがあり、どこか懐かしさを感じさせます。
J-REXXXの人気曲②「friend」
「friend(フレンド)」はJ-REXXXの隠れた名曲として、レゲエ好き以外にも紹介したいおすすめの1曲。
歌詞一つ一つに意味が込められており、いつ聞いても勇気をもらうことができます。
編集部おすすめ曲「最近の若いやつは」
漫画「地獄先生ぬ~べ~」から着想を得たこの曲は、J-REXXX自身が特に思い入れのある曲に挙げています。
共感性の高いリリックがリスナーの心を掴み、年代や好みに関わらず多くの人から愛されています。
J-REXXXと仲のいいラッパー
J-REXXXと仲の良い2人のラッパーを紹介します。
紅桜
同郷で中学の時からの知り合いのラッパー紅桜はお互いを「マブダチ」と呼ぶ間柄です。
高校も一緒の2人はJ-REXXXが留年したことで同じクラスになり、そこから一気に仲が深まったようです。
また、レゲエ・HIPHOPの垣根を超えて、音楽ユニット「タイマンチーズ」を組んでおり、公私ともに良好な関係を築いています。
DRAGON CHOP
J-REXXXがおすすめする若手レゲエDeejayの1人がDRAGON CHOPです。
Xでは以下のようにポストするほど、一押ししています。
俺はドラゴンチョップの大ファンです!胸を張って全世界にオススメするアーティストです!ドラゴンチョップのヤバさをまだ知らない人は可哀想だ
気になるJ-REXXXのアレコレ
気になるJ-REXXXのアレコレについて紹介します。
J-REXXXのファッション
J-REXXXのファッションは、ライダース・ロングブーツを中心にコーディネートされたパンクスタイル。
パンクに強い影響を受けて育ったことが関係しており、シド・ヴィシャスを彷彿させる南京錠やスタッズのアクセサリーを身に付けることが多いです。
また、印象的なモヒカン姿もJ-REXXXのトレードマークと言えます。
J-REXXXがコラボしたラッパー
J-REXXXはレゲエDeejayながら、以下のようなラッパーとコラボをしてきました。
・紅桜
・ジャパニーズマゲニーズ
・R-指定
・般若
・GADORO
・KUTS DA COYOTE
もちろんレゲエ勢の湘南乃風やCHEHON、APOLLOらと共演しており、ジャンルに囚われず活躍しているのがJ-REXXXの魅力と言えます。
J-REXXXのこれからの野望とは?
以前のインタビューで最終目標について聞かれたJ-REXXXはこのように答えています。
北島三郎みたいなライブをする。おっきい龍とか虎の口から登場してきたりするじゃん。アホほど金かけた無茶苦茶なライブがしたい(笑)
普通のレゲエDeejayとはちょっと違ったJ-REXXXらしい回答ですね。
またライブにも強いこだわりを持っており、周囲を元気にするために一生懸命バカになろうと思っているようです。
ラッパーJ-REXXXまとめ
「J-REXXXのラップスタイルは地元で土台を作り東京で形にした。」
唯一無二の破天荒なレゲエスタイルのJ-REXXXのルーツは地元にあると語っています。
なお、J-REXXXはハーフのような顔立ちをしていますが順日本人です。
ありのままでカッコつけない等身大な人が多く、音楽が盛んな地元の風土がJ-REXXXの形成に大きく影響を与えているそうです。
岡山はYAS、紅桜、FEIDA-WANなど個性的なラッパーも多く輩出しており、アーティストを育む土壌があるのかもしれませんね。
さらなるJ-REXXXの活躍にも期待しましょう!