UMBやフリースタイルダンジョン Monsters War 2017で一躍有名となったラッパーMU-TON(ムートン)。
最近では、COCRGI WHITE(コーギーホワイト)へと改名したことでも話題になりました。
MU-TONはMCバトルでの実力の凄さのみならず、音源の素晴らしさも評判です。特に「Ai」のMVはYouTubeで再生回数150万回を超えています。
そんな人気ラッパーMU-TONはどのような人生を歩んできたのでしょうか。その人生に迫ってみたいと思います。Check it out!
「MU-TONは〇〇に気づき、△△を本気で歩み始めた。」
ラッパーMU-TONのプロフィール
アーティスト名 | COCRGI WHITE(コーギーホワイト) |
本名 | 菅原勝也 |
年齢 | 29歳(1995年1月14日) |
身長 | 不明 |
出身地 | 福島県白河市会津町 |
拠点(レペゼン) | 東京 |
学歴 | 高校退学 |
所属レーベル | MVP Records |
MU-TON(コーギーホワイト)は1995年に福島県で誕生。現在は東京を拠点に活動しています。
MU-TONのラップスタイル
MU-TONは独特のグルーヴ感を持ったラップが特徴的です。MU-TONは洋楽のHIPHOPが好きで、聞き心地を重視したフロウが自然と出来上がっていったようです。
MU-TONの名前の由来
MU-TONの名前の由来には「本名が武藤だから」という噂があります。
過去に呂布カルマとバトルをした際に呂布カルマがMU-TONに対して「お前の本名どうせ武藤だろ」という発言をし、MU-TONが「武藤じゃねえ」という返しをしています。
また、MU-TONがTwitterで本名は菅原であると発言していることから、本名は武藤ではないことがわかります。
その他にもアメリカのHIPHOPアーティストWu-Tang Clan(ウータンクラン)が由来であるとする説など様々な考察が飛び交っています。
城下町白河から始まるMU-TONの人生
福島県白河市で誕生
小学校の卒業文集に書いた夢は「歌手」
バンドを組んで音楽活動をしようとするが挫折
田舎でもできるからとラップを始める
同郷の先輩ラッパーとの出会い
ULTIMATE MC BATTLEでベスト8になる
フリースタイルダンジョン Monsters War 2017で優勝
『UMB GRAND CHAMPIONSHIP 2018』で優勝
2018年アルバム『RIPCREAM』を発売
COCRGI WHITE(コーギー ホワイト)へ改名
福島県白河市で誕生
MU-TONは1995年に福県白河市で誕生しました。
白河は小峰城というお城がある城下町で、硬派なイメージの町だとMU-TONは語っています。
MU-TONが小学校の卒業文集に書いた夢は歌手でした。小さい頃から、音楽をやっていきたいという夢があったようですね。
田舎でもできるからとラップを始める
中学生の時にRADWINPSなどのロックバンドが流行り、MU-TONもその影響でバンドを始めようとしました。しかし、田舎すぎて環境が整わず、バンドは断念。
そして、高校時代にAK-69が流行ったことと、東京でダンサーをしていた従兄の影響でHIPHOPを聞くようになったことがきっかけでマイク一本でもできるラップにのめり込んでいきました。
JAG-ME、TAICとの出会い
MU-TONは高校時代に、従兄に誘われて地元のクラブに行きました。そこで、同郷のラッパーJAG-MEのパフォーマンスを目にしたことがラップを始めるきっかけとなりました。
そして、JAG-MEと共に隠密48というクルーを組んでいたTAICとも出会います。最初はTAICの凄さがわからなかったようですが、洋楽のHIPHOPに触れていくうちにTAICの凄さを実感したようです。
最初はライブメインだったMU-TONがフリースタイルに挑戦し始めたのもTAICの影響だと言われています。
また、AURAL TEMP(DARK、S-G)、TRI MUG’S CARTEL(yano-mai、MU-TON、LOOPさん、DJ MON、TAIC)などといったクルーでの活動を始めました。
ULTIMATE MC BATTLEで福島代表に
2016年、MU-TONはULTIMATE MC BATTLEに福島代表として出場し、ベスト8入りを果たしました。これをきっかけに多くの人がラッパーMU-TONの存在を知ることになりました。
そして、2018年の『UMB GRAND CHAMPIONSHIP 2018』ではついに初優勝を果たしました。
そのほかにもフリースタイルダンジョン Monsters War 2017など様々な大会で優勝を果たし、有名ラッパーへの階段を駆け上がって行きました。
2018年アルバムを発売
2016年のUMBをきっかけに名前が知られるようになったMU-TONは、2018年に『RIPCREAM』というアルバムを発売しました。
その後もシングルを発売したり、MVを公開したりとラッパーとして音楽活動を行っています。
2023年改名
MU-TONは2023年「NEXT SEASON feat.RYKEYDADDYDIRTY」の発表を機にラッパーネームをCOCRGI WHITE(コーギーホワイト)とすることを発表しました。
由来については明らかになっていません。
MU-TONのベストバウトは?
MU-TONのpucho henza編集部の一押しバトルを紹介していきます。
①MU-TONvs呂布カルマ.凱旋MCbattle東西選抜冬ノ陣2020.決勝戦
YouTubeで、再生回数900万回を超える人気バトルです。「この時のMU-TONはカッコいい」というコメントが多く見られます。延長での呂布カルマの「魔法陣完成〜」も話題になりました。
②MU-TON vs RAWAXXX/戦極MCBATTLE第19章 (2019.3.31) 公式BESTBOUT1
SAM、IDとともにチームで出場し最終的にこの大会で優勝を果たしました。難しいビートであるにも関わらす、難なく乗りこなす二人にコメント欄も高評価で溢れています。
また、チーム戦であることから、チームメイトの反応を見るのも楽しみ方の一つです。
③POWER WAVE vs MU-TON:【レゲエvsHIPHOP大決戦】 渋谷レゲエ祭vs真ADRENALINE
「神試合」というコメントが多く寄せられているバトルです。
生演奏のバンドを操りながら「本物をみせてやる」と自分のラップで観客を魅せるMU-TONに多くの人が痺れました。
MU-TONの人気曲は?
MU-TONの人気曲と、pucho henza編集部の一押し曲を紹介していきます。
MU-TONの人気曲①「 “Ai” Prod by kidd blazz」
哀愁を感じさせる一曲。「太く巻いては感謝に濁点」という表現が話題になりました。
MU-TONの人気曲②「”Smoke Chiva Chiva” Prod by kidd blazz」
紅桜とのコラボ楽曲。ゆったりとしたトラックにMU-TONと紅桜のラップがマッチしています。のんびりと聞きたい一曲です。
編集部おすすめ曲「 ” ILL CRUISING ” Prod by YU-DAI」
おしゃれで耳に残るビートが人気の一曲。YU-DAIとのコラボです。流れるような二人のラップがテンションを上げてくれます。
MU-TONと仲のいいラッパー
MU-TONと交流のあるラッパーは誰なのでしょうか。見てみましょう。
IDとSAM
MU-TONは過去に戦極19章でラッパーのIDとSAMとチームを組み優勝。
仲がよく抜群のチームワークがなければ優勝なんてできませんよね!
SILENT KILLA JOINT
ラッパーのSILENT KILLA JOINTとMU-TONは一緒に楽曲でコラボをしたり、イベントに出演したりしています。
以前、SILENT KILLA JOINTが「MU-TONから初心に戻るために坊主にするって電話かかってきた」というツイートをしており、微笑ましいやり取りができる仲の良さを感じます。
気になるMU-TONのアレコレ
気になるMU-TONのアレコレについて紹介します!
MU-TONの好きなファッション
ファッション好きで有名なMU-TON。
UMBの時にはTHE NORTH FACEのダウンを着ていたことで、売れ切れが続出しました。
MU-TONは借金があった?
MU-TONはあるインタビューで、賭博や借金について語っていました。
過去には借金を抱えていた時期もあったようですね。
MU-TONは薬物を使っている?
この話題はラッパーのがーどまんがMU-TONとのラップバトルの際に「楽屋で大麻吸うな」という発言をしたことで薬物について議論になったようです。
MU-TONの過去のツイートを見ると実際は吸っていないことがわかります。
また、最近ではリッキーと絡むことが増え、その挙動に薬物をやっているのではないか?という声がSNSで話題です。
これ、重度の薬物中毒者の肌荒れだよね… https://t.co/rYRbEa4iPH
— d1sk (@daigoro0505) May 7, 2024
MU-TONの彼女は?
MU-TONは、KOK2017年のインタビューで一瞬だけ当時の彼女を紹介していました。
セクシーで大人な雰囲気のある女性ですね。
MU-TONのこれからの野望とは?
MU-TONはこれからのラッパー活動にどのような理想を描いているのでしょうか。
ラッパーは言いたいことがなくなったとこからが勝負
RYKEY DADDY DIRTYとの対談からMU-TONのラップに対する考え方が伝わってきます。
「ラッパーは言いたいことがなくなったとこからが勝負だと思う」というような発言をしています。そして、その時のラップの作り方をRYKEY DADDY DIRTYに教わったようです。
RYKEY DADDY DIRTYもMU-TONの今後に期待していて「この人が違う次元にいった音楽を聞きたい」というようなことを語っています。
ラッパーMU-TONまとめ
「MU-TONは一度はラップへの熱を失いながらも、ファンの思いに気づきラッパーとして本気で歩み始めた」
数々の大会で優勝し、大会の運営側から出場のオファーが届くようになったMU-TON。事前にギャラがもらえるという環境で収入が安定したことにより、ラップに対してハングリー精神を失ったといいます。
しかし、ある時自分のライブにお金を払ってきてくれるファンの人たちや応援してくれるファンの人たちの想いを知り、本気を出さないのはプロとして失格だということに気がついたようです。
全力でラップをしようという気持ちを改めたMU-TONがこれからどんなパフォーマンスを見せてくれるのか、楽しみですね。
ぜひ、MU-TON(COCRGI WHITE)のパフォーマンスを見てみてください!