¥ellow Bucksのプロフィール紹介|その壮絶な生い立ちから最新の人気曲まで徹底解説

ラップスタア誕生!シーズン3での優勝をきっかけに人気が爆発し、若手の中でも随一の人気を誇っているラッパー¥ellow Bucks

自らのルーツである東海地方をレペゼンし続けることから「ヤングトウカイテイオー」の別名でも知られ、その名の通りシーンに新たな風を吹かせ続けている¥ellow Bucksは、今や日本語HIPHOPシーンの最重要人物の1人といっても過言ではありません。

今回はそんな¥ellow Bucksの人生を振り返りながら、彼の魅力を探っていきます。日本語HIPHOPシーンの今を語る上では絶対に欠かせない話題を紹介します!それでは早速check it out!

pucho henza

「¥ellow Bucks〇〇という困難を、△△することで乗り越えた。」

目次

¥ellow Bucksのプロフィール

アーティスト名¥ellow Bucks
本名坂口 和(さかぐち わたる)
年齢28歳(1996年8月5日 生まれ)
身長 175㎝
出身地岐阜県高山市
拠点(レペゼン)名古屋
学歴高校卒業
所属レーベルTo The Top Gang

¥ellow Bucksは、飛騨高山の名で観光地としても有名な岐阜県高山市に生まれました。

小学生のころから習字や野球を習っており、自身のことを明るい性格だったと語る¥ellow Bucksは、高山市の雄大な自然と音楽に囲まれながら育ったそうです。

¥ellow Bucksのラップスタイル

¥ellow Bucksは自身のラップスタイルに関して

スタジオこもって曲ばっか作って街にも出ん、みたいなのはいくらでもいるじゃないっすか。(中略)自分にとっては自分の状況をリアルに歌うことがヒップホップだと思ってる」と語っています。

¥ellow Bucksインタビュー『“ヤングトウカイテイオー”って名前に恥じないように』

自身のことを「田舎生まれで穏やかな性格」だと評する¥ellow Bucksは、ギャングスタになるつもりもないと語っており、等身大のラップをし続けたいという思いが強いようです。

常に自分なりのリアルをラップし続けるのが¥ellow Bucksのラップスタイルなのですね。

¥ellow Bucksの名前の由来

学生時代はラップ好きの友達達と「Young Busta」というクルーで活動をしていたという¥ellow Bucks。

Young Bustaがを脱退し、ソロ活動に専念することを決断したとき「Young Bustaの愛称であるイニシャルのYBを残したい」と思い、¥ellow BucksというMCネームを考案したそうです。

ちなみに¥ellow Bucksの¥ellowは日本人などの黄色人種を意味するYellowと「お金を稼ぐ」という意味のBucksという単語を繋げて作ったそうで、YellowのYの字を¥に変えることで、よりお金を稼げるラッパーになりたいという意思を明確にしているそうです。

ニューヨークへの音楽留学から始まる¥ellow Bucksの人生

幼少期〜小学生時代

・岐阜県高山市に生まれる
・レゲエ好きな人たちに囲まれ、音楽好きの少年として育つ

中学生時代

・HIPHOPに興味を持ち始めリリックを書き始める
・15歳ごろからラップを始め、リリックの交換やサイファーを始める

高校時代

・HIPHOPクルー「Young Busta」を結成し、ラッパーとしてのキャリアをスタートさせる
・HIPHOPイベントの開催をするなど精力的に活動
・18歳という若さながら750人の観客を集めてライブをおこなう
・Young Bustaが解散し、ソロ活動に専念

高校卒業後

・バイトで貯めた70万円を元手に1人ニューヨークへ渡米し本場のイベントにも出演
・帰国後も解体屋の仕事をしながら音楽活動を継続
・2019年、活動の拠点を地元の高山市から名古屋に移す
・ラップスタア誕生のシーズン3に出場し、優勝する

デビュー後

・1st EP「To The Top」を発表しデビューを飾る・2020年1stアルバム「Jungle」をリリース・2022年凱旋MC battle in さいたまスーパーアリーナでライブを披露し、MU-TONとMCバトル・2023年、大麻取締法違反(所持)の疑いで逮捕

現在

岐阜県高山市に生まれる

¥ellow Bucksは1996年に岐阜県高山市に生まれました。

元々レゲエカルチャーが根付いていたという高山市に生まれた¥ellow Bucksは、レゲエ好きの両親や周囲の人たちに囲まれたこともあり、レゲエを聞きながら育てられます。

そんな¥ellow Bucksは自身の幼少期について「ネガティブな感じではなく、どっちかって言うと上向きなタイプで、人差し指上向いてる系男子」と独特のユーモアで表現しています。

また、¥ellow Bucksは幼いころから字を書くのが上手だったそうで、小学校2年生のころからは習字を習っています。

一方、スポーツをするのも好きだったという¥ellow Bucksは、小学校3年生の頃には学校の野球チームに所属し、野球選手を夢見る野球少年としても活躍していたそうです。

中学生時代にHIPHOPにハマる

小学校を卒業した¥ellow Bucksは中学校に進学後も野球部に所属します。チームではセンターの守備を任せられていたという¥ellow Bucks。

ある日の練習中に同じポジションを守っていた同級生が、グランドに足で「AK-69」と書き「知っとる?」と話しかけられたのがHIPHOPとの出会いだったと語っています。

当時AK-69の名前を知らず、練習後にすぐ曲を聞かせてもらったという¥ellow Bucksは、その曲が小学校5年生の時に姉から聞かされていた「Ding Ding Dong」だとすぐに気が付いたそうです。

懐かしい思いに「おー知っとるわ!」となったという¥ellow Bucksは、そこからHIPHOPにハマり、徐々に野球より音楽にかける比率が大きくなっていったと語っています。

HIPHOPにハマってからは曲を聞くだけでなく、リリックもすぐに書き始めたそうで、自身が書いたリリックは友達にメールで送り「何分以内に返せよ」とリリック交換を頻繁におこなっていたとしています。

ラッパーとして初めてステージに立った高校生時代

中学を卒業した¥ellow Bucksは、地元の高山市にあるS&Sという服屋で働いていた2つ上の先輩ラッパー、シンシアに憧れ、シンシアと同じ高校への進学を決意します。

高校では野球を全くせず、まさにHIPHOP一筋となったという¥ellow Bucksは、シンシアと一緒に遊んだり、友人たちとYoung Bustaというクルーを作ってイベントに参加したりしながら活動を本格化させていきます。

当時の活動について「まだ高校生で、人たちでイベントを作らないとラップできるところがなかった」と語る¥ellow Bucks。実際、Young Bustaでは自らイベントを開催するようになり、日曜や学校のない日の昼間を中心に狭い会場をパンパンにさせる程の人気を誇っていたそうです。

活動初期は3人で始めたというYoung Bustaですが、メンバーが1人増え4人でやっていた時は「一番ゴリゴリの時期だった」と振り返るほどの勢いだったそうで、フェイクチェーンをジャラジャラ付けながら全身真っ白な格好をしたYoung Bustaは田舎町で一番のイケイケなクルーだったそうです。

ニューヨークに渡米しラッパーとしての経験を摘む

順調な活動を続けていたYoung Bustaですが、メンバーの入れ替えが続いたことにより徐々にクルーでの活動を「疲れた」と感じるようになったという¥ellow Bucks。

高校の終わりごろにはそんな¥ellow Bucks自身も「1人でやろう」と決意を固めたそうで、Young Bustaからの脱退を決意します。しかし、Young Bustaへの愛着は捨てきれなかったようで、この頃から¥ellow BucksはYoung BustaのイニシャルであるYBを取ったMCネームである¥ellow Bucksという名義で活動するようになります。

また尊敬する先輩ラッパーのシンシアがニューヨークに3か月間行っていたことに影響を受けたという¥ellow Bucksは、居酒屋バイトで貯めた70万円を元手に単身での渡米を決意。シンシアと同じくニューヨークに向かい、ラッパーとしての経験を積むことを決めます。

渡米前には「高山では物足りない。こんなんじゃダメだ」という思いも強かったそうで、高山のシーンをボロクソに批判したストーリーを自身のインスタにアップしたこともあり、これが大炎上してしまったというエピソードもあるそうです。

ニューヨークではとにかく誰かと曲をやりたいとの思いの元、目についた若手ラッパー30人ほどにDMを送ったという¥ellow Bucks。その中でも、唯一ビートと共に「このビートに24小節書いてこい」と返事をくれたというブルックリンのラッパーとは毎日会うほど交友が深まったそうで、結局3つの楽曲を共同制作することになります。

元々は「1曲できるだけでも奇跡」だと思っていたという¥ellow Bucksは、自身の音楽留学について「想像してたより結構やれてね?」と感じ、ラッパーとしての自信を深めるきっかけになったと語っています。

活動の拠点を名古屋に移し、ラッパーとしての活動を続ける

ニューヨークから日本に戻った後も、音楽だけで生活をすることは難しく、解体屋や土方などの仕事をしながらラッパーとしての活動を続けた¥ellow Bucks

アメリカ帰りでアフロみたいな髪型をしていたという¥ellow Bucksは、当時一緒に住んでいたお爺さんに「夢を追うのはいいけど、もっと考えろ」と怒られたこともあるそうです。家族との関係が徐々に悪化し、家を出ることを決意した¥ellow Bucksは、当時所属していたレゲエチームのスタジオに住みながら楽曲制作に没頭。

しばらくすると、当時からライブでよく行っており、彼女の家もあった名古屋へ活動の拠点を移すことを決めます。名古屋に拠点を移した当時は派遣会社に就職し、仕事を転々としながら生活をしていたという¥ellow Bucksですが、どの仕事も長続きすることはありませんでした。

そのような環境で寮にも居づらくなった¥ellow Bucksは、友達の働いていたバーでの仕事をさせてもらう一方、彼女の住んでいた保見団地に転がり込み、そこで生活するようになります。その団地には昔からの知り合いであるラッパーPlayssonも住んでおり、共に楽曲制作をスタートしたという¥ellow Bucks。

Playssonと制作した5曲入りのCDは名古屋のクラブでよく売れ、名古屋での活動に自信を持つきっかけになったそうです。

ラップスタア誕生シーズン3で優勝

YouTubeの再生回数が増えはじめ、ライブにも良く呼ばれるようになるなど、自身の活動に手ごたえを感じ始めていた¥ellow Bucks。

そんな時「ラップスタア誕生」の募集がおこなわれていることを知った¥ellow Bucksは、その優勝賞金の300万円という金額に「やる!」と即決し、すぐに応募申し込みをおこないました。

本場ニューヨークで培ったラップスキルと天性の音楽感を武器に決勝まで勝ち進んだ¥ellow Bucksは、決勝のステージでもバツグンのラップを披露。

審査員を務めていたAnarchyも「超やばかったです。故郷への愛とか、これぞHIPHOPっていう良いライブを見させていただきました」と絶賛するほどのライブで見事に優勝を飾ります。

優勝後はすぐに母親に電話をし「おかん、勝ったぜ!」と優勝報告をおこなったと語る¥ellow Bucks。お母さんは号泣しながら¥ellow Bucksの優勝を喜んでくれたそうです。

優勝したお金でEPをリリース

ラップスタアでの優勝後は様々な人から連絡をもらい「ラップスタアでやった曲も入れてEPを出せばいい」とアドバイスをもらったという¥ellow Bucksは「リリースの仕方も全部教えてもらった」という1st EP「To The Top」をリリースします。

また、この頃からは憧れのDJであり「ラップスタアで優勝したらビートをお願いします」という約束をかわしていたというDJ RYOWとも楽曲制作を開始。

楽曲「Grow Up」は若者にバズり、さらにラッパーとしての知名度を高めるきっかけになったと語っています。¥ellow Bucksはその後も勢いそのままに活躍を続け、2020年には1stアルバム「Jungle」をリリース。

2023年には大麻取締法違反で捕まってしまいますが、その後も変わらず日本のHIPHOPシーンの顔としてライブや楽曲制作に明け暮れる毎日を送っています。

¥ellow Bucksの人気曲は?

¥ellow Bucksの人気曲と、pucho henza編集部の一押し曲を紹介していきます。

¥ellow Bucksの人気曲①「Yessir feat. Eric.B. Jr.

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