BASI、 唾奇、 VIGORMAN、 WILYWNKAを客演に迎えた最高にチルな曲「Merry Go Round」や、変態紳士クラブのプロデューサー兼トラックメーカーとしても知られるGeG。
最近では、HIPHOPという枠を越えてさまざまなアーティストに楽曲を提供し、楽曲の総ストリーミング数は10億回を越えます。また、「Goosebumps Music」というレーベルを立ち上げ活動するなど、ソロとしても注目を集めています。
そんなGeGですが、華々しい経歴の裏には音楽での挫折がありました。彼の曲に込められた思いや、経歴を紐解くことでヒップホップをもっと楽しめること間違いなし!それでは早速 Check it out!
「GeGは〇〇という困難を、△△で乗り越えた。」
ラッパーGeGのプロフィール
アーティスト名 | GeG(ジージ) |
本名 | 不明 |
年齢 | 34歳(1989年11月25日 生まれ) |
身長 | 不明 |
出身地 | 兵庫県尼崎市 |
拠点(レペゼン) | 大阪 |
学歴 | 音楽の専門スクール卒 |
所属レーベル | Goosebumps Music |
GeGは、兵庫県尼崎市で1989年に生まれ、現在は34歳です。
ジャンルレスユニット「変態紳士クラブ」プロデューサー兼トラックメーカーとしても活躍。自身が代表を務めるレーベルGoosebumps Musicを立ち上げるなど多方面にわたって活躍しています。
GeGのトラックスタイル
GeGメロウと呼ばれる。デジタルと生音を融合した、唯一無二のメロウなサウンドがGeGのスタイル。
「超チル」といった基本的にメロウな曲しか作りませんが、ベースが強めで、踊れる曲が多曲が多いのも特徴です。
GeGも下記のように語っています。
「踊れる」音楽も超大好きで。だからベースがデカい(笑)たぶん俺の曲のベースを小さくしたら、ものすごく普通の音楽になっちゃうと思います。メロウだけど踊れるはずっとコンセプトですね。
FNMNL-【インタビュー】GeG 『Mellow Mellow 〜GeG’s PLAYLIST〜』|レゲエもヒップホップも大阪では遊び場は一緒
GeGの名前の由来
GeGの読み方はジージで、名前の由来を公言していません。
音楽プロデューサーを務める前はレゲエバンドをしており、その時はGOEMON(ゴエモン)という名前で活動していました。
キーボードから始まるGeGの人生
・兵庫県尼崎市に生まれる
・REBELな精神を持ち中学に通わない生活を送る
・キーボードを習いに音楽スクールに通う
・師匠である岩井ロングセラーに出会う。
・師匠の影響で、ブラックミュージックにはまる
・同世代でレゲエバンド「ANADDA REBEL」を結成
・WILYWNKA、VIGORMANと知り合う
・ジャマイカとロサンゼルスに渡り、プロデューサーを志す
・WILYWNKA、VIGORMANと「変態紳士クラブ」を結成
・ソロデビューし、様々なアーティストに楽曲を提供する
・自社レーベル「Goosebumps Music」を立ち上げる
兵庫県尼崎市に生まれる
GeGは兵庫県尼崎市で生まれ育ちました。
関西に愛着があるのか、現在も関西を中心に活動しています。
学校に通わない中学生活を送る
不良というわけではありませんが、学校にいく意味を見出せなかったGeG。学校に通わずロックをよく聞いていました。
世の中をおかしいと思うREBEL精神を持っていて、この時からおかしいことに声をあげる、レゲエにはまる素質を持っていました。
中学卒業後、キーボードを習いに音楽スクールに通う
出席日数が足りず、高校に進学できなかったGeG。音楽への道をすすみキーボードを習いに音楽スクールに通います。
そこで講師として働いていた岩井ロングセラーに出会います。
師匠岩井ロングセラーの影響でレゲエにはまる
後に師匠と呼ぶほどの絆を結ぶ、GeGと岩井ロングセラー。
師匠からGeGはロック、テクノなど様々な音楽を教わりますが、一番はまったのはレゲエでした。
同世代でレゲエバンド「ANADDA REBEL」を結成
レゲエにはまっていくGeG。同じ地元のTHUNDERというレゲエアーティストとバックバンド「ANADDA REBEL」を結成しました。担当はキーボード。
結成当初は音楽だけでは食えず、朝4時から7時までの駅の掃除や居酒屋のキャッチなどハードなバイトをすごすなど不遇の時期を過ごします。
ラッパーWILWNKAや、VIGORMANと知り合う
大阪ではレゲエとヒップホップの垣根がなく交流をしているため、自然と大阪の新世代ラッパーWILWNKAや、レゲエDeeJayのVGORMANと知り合いました。
当時はバンドをしていたこともあり、後に変態紳士クラブを結成するとは考えてもいませんでした。
ジャマイカとロサンゼルスに渡り、プロデューサーを志す。
25歳の時。バンドがうまくいってなかったGeGですが、気分一新して自分の好きな西海岸のスタイルや、レゲエの本場の音楽を聞きにジャマイカとロサンゼルスに渡りました。
現地制作スタイルや、音楽感覚を肌で感じ衝撃を受けたGeGは、プロデューサーを志します。
その時について下記のように語っています。
プロデューサーとトラックメイカーで役割が違うんですよ。一曲につきプロデューサー1人トラックメイカー3人居たりとかそんなLAの制作スタイルを見て「あ、俺がやりたいのはプロデューサーだ」って気づいたんです。別に自分だけでやらなくても良いんだなって気付いたんです!
FNMNL-【インタビュー】GeG 『Mellow Mellow 〜GeG’s PLAYLIST〜』|レゲエもヒップホップも大阪では遊び場は一緒
WILYWNKA、VIGORMANと「変態紳士クラブ」を結成
帰国したGeGはYard Vibes Bandのキーボード担当としてバンドを続けながら、プロデューサーとしての活動を始めます。
そのうち、様々な曲を作成していくGeG。
たまたまGeGが作成した曲を聞いたWILYWNKAとVIGORMANはインスピレーションを受け、GeGのところに押しかけてレコーディングが始まります。
ジャンルレスユニット「変態紳士クラブ」誕生の瞬間でした。
ソロデビューし、様々なアーティストに楽曲を提供する
GeGがプロデュースした変態紳士クラブの作品第一弾「ZIP ROCK STAR」がyoutube300万開再生を突破。注目のプロデューサーとして頭角を表します。
2019年に全てをプロデュースしたソロ1stアルバム「Mellow Mellow 〜GeG’s PLAYLIST〜」をリリース。
GeGの得意なメロウなサウンドをまとめたアルバムは、話題になり一気に注目度をあげ、以降は、様々なジャンルのアーティストに楽曲を提供し、多方面に渡って活躍します。
自社レーベル「Goosebumps Music」を立ち上げる
2022年には自身が代表を務めるレーベル「Goosebumps Music」を立ち上げ。名実ともに人気の音楽プロデューサーの地位を不動のものにします。
現在も精力的に活動を続け音楽業界を盛り上げ続けています。
GeGの人気曲は?
GeGの人気曲と、pucho henza編集部の一押し曲を紹介していきます。
GeGの人気曲①「GeG / EDEN feat. にしな, 唾奇 」
にしな、唾奇を迎えて作成した曲。男女の突然の出会いを疾走感があるビートで幻想的に描きます。
GeGの人気曲②「GeG & WILYWNKA / True Romance? feat. Hiplin】」
変態紳士クラブのメンバーWILYWNKAとのコラボ曲。心地いいスローテンポにWILYWNKAの巧みなフロウがエモかっこいいです。
GeGの人気曲③「【歌詞あり】SISUI & GeG / なっちゃうじゃん」
大阪出身のボーカリストSISUIを発掘し作り上げた曲。SISUIの魅力を最大限に引き出しためっちゃいい曲じゃん。
編集部おすすめ曲「GeG / Merry Go Round feat.BASI,唾奇,VIGORMAN,WILYWNKA 」
GeGの真骨頂とも言える、GeGメロウに酔いしれる名曲。最高にチルな曲です。
GeGと仲のいいラッパー
GeGと仲のいいラッパーをご紹介します。
唾奇
唾奇が大阪にライブしにきたときにGeGが直接声をかけたのがきっかけで仲良くなりました。
GeGは唾奇のことを人間としてはクズだけど、ラッパーとしてはイケてる(笑)と語っています。
SNEEES
楽曲を提供するなどGeGにとって盟友ともいえる存在のSNEEES。
SNEEESはGeGのことを音楽のセンスもすごいが、内面的な美学がすごい強いとリスペクトしています。
気になるGeGのアレコレ
ここでは気になるGeGのアレコレをご紹介します。
GeGのファッション
変態紳士クラブのメンバーのVIGORMANや、WILYWNKAに比べると落ち着いたキレイめなストリート系ファッションが多い印象のGeG。MVなどではお洒落なアウターを着こなしています。
しかし実際にはTシャツやパーカー、トレーナーなどシーンにあわせて様々なファッションを着こなします。トータルのファッションセンスは、変態紳士クラブの中でも随一です。
YouTube限定公開の曲『P-BOYZ』では、GeGはP.A.M.のロングTシャツ「VECTOR GESTURE LS TEE」をきていました。
GeGが代表を務める「Goosebumps Music」とは?
Goosebumps Musicとは、「鳥肌が立つような上質な音を世の中に届ける」をコンセプトにレーベルやプロダクションといった垣根を越えて活動する音楽制作会社です。
ライブにおけるバックバンドサポートや、音楽スタジオの運営など幅広い音楽活動をしています。
GeGは機材マニア?
GeGは大阪にあるビル1棟をスタジオにし、トラックメーカールームには大量の機材をそろえるなど機材マニアの顔があります。
円安で機材の値段が上がり、若いミュージシャンが手を出せる値段じゃなくなってきたため、GeG自身が稼いだ金で買って、若いミュージシャンに還元したいと語るなど、男気あふれるところがあります。
しかしインタビューでは下記のようにも語っています。
まぁ最近は収集が趣味みたいになってますけど…… 博物館でも作ったろかな(笑)。結局「なんでこんなに機材買ってるの?」って言われたら、もう趣味なんでって言ってますね。
GeGは変態紳士クラブのキーマン
変態紳士クラブのキーマンになっているのはGeGと言っても過言ではありません。
「GeGにまるっとサビを書き直させられた曲もある」
「俺もWILYWNKAもGeGの意見を素直に受け入れる部分は強い」
「歌を変えてっていわれてもすぐには受けられないけど発見につながることも多い」
と語るなど、変態紳士クラブのキーマンとして二人にリスペクトされています。
GeGのこれからの野望とは?
GeGはこれからの音楽について「デジタルと生歌のハイブリッドを作っていきたい」と動画で語っています。
また、音楽の世界最高峰の音楽賞でもある「グラミー賞」を取りたいと語っています。
GeGの活躍に目が離せませんね。
ラッパーGeGまとめ
「GeGはバンドで売れないという困難を、音楽プロデューサーに取り組むことで乗り越えた。」
GeGはバンド活動をしていましたが売れないという困難にぶつかりました。しかしGeGhはそこであきらめませんでした。一度立ち止まり、自分のやりたいことを明確にしバンド活動の経験を生かして音楽プロデューサーとして活路を見出し、活躍。見事、困難を乗り越えました。
もし、自分の好きなものでも壁にぶつかることがあるかもしれまん。GeGのように一度立ち止まって自分のやりたいことを明確にし、視点を変えてみるとうまくいくかもしれません。
何はともあれGeGの「Merry Go Round」を聞いてチルしてください!