アメリカ西海岸を代表するラッパー、Kendrick Lamar(ケンドリック・ラマー)。詩的なリリックと、社会的メッセージを込めた音楽で、ヒップホップの枠を超えた存在感を放っています。
2022年にはアルバム『Mr. Morale & the Big Steppers』をリリースし、グラミー賞を含む多数の音楽賞を受賞。さらに、スーパーボウルでの圧巻のパフォーマンスや、Drakeとのビーフでも世界中の注目を集めました。
ストリートのリアルを叩きつけながらも、リスナーの心に刺さる深い哲学を持ち合わせたラップは、まさに現代の詩人。
そんなKendrick Lamarですが、ラッパーとして有名になるまでには様々な葛藤がありました。彼の曲に対する想いやこれまでの経歴を紐解くことで、ヒップホップをもっと楽しめます!それでは早速check it out!
「Kendrick Lamarは〇〇という困難を、△△で乗り越えた。」
Kendrick Lamarのプロフィール

アーティスト名 | Kendrick Lamar |
本名 | Kendrick Lamar Duckworth |
年齢 | 37歳(1987年6月17日 生まれ) |
身長 | 165cm |
出身地 | カリフォルニア州コンプトン |
拠点(レペゼン) | アメリカ合衆国 |
学歴 | 高校卒業 |
所属レーベル | PGLang |
Kendrick Lamarのラップスタイル
韻の踏み方やリリック以外にも、リズムの取り方がユニークなスタイルです。
ラップスキルは高く、どんなビートにも乗れるフリースタイルも得意としています。
また、Kendrick Lamarのリリックは、自分自身の経験や環境を表現し、ストーリー性を感じさせるものとなっているのです。
Kendrick Lamarの名前の由来
Kendrick Lamarは本名です。
以前はK-Dotという名前で活動していましたが、人としてどういった人間なのかを知ってもらうために本名であるKendrick Lamarに改名しました。
ファーストネームのKendrickは、両親がThe TemptationsのEddie Kendrickにちなんで名付けられたそうです。
首席から始まるKendrick Lamarの人生

・2pacとDr.Dreから影響を受ける
・首席で卒業する
・ミックステープをリリースする
・Top Dawg Entertainmentと契約
・Jay Rockのミュージックビデオに出演
・Lil Wayneから認められる
・名前を改名する
・「Kendrick Lamar EP」をリリース
カリフォルニア州コンプトンに生まれる
Kendrick Lamarは、1987年6月17日に、カリフォルニア州コンプトンに生まれました。カリフォルニア州コンプトンは、治安が良くなく、ギャングなども多い街だそうです。
父であるケニーも元ギャングで、地域の環境としては貧しい人も多い環境となっています。
8歳で音楽に目覚める
Kendrick Lamarは、8歳の時に父と2pacとDr.Dreの「California Love」のミュージックビデオの撮影を生で見て感銘を受けました。
そこから、音楽に目覚め、ラッパーを志すことを決意します。
中学を首席で卒業する
父親であるケニーは、元ギャングでしたが、成績がオールAだったKendrick Lamarには周りの影響を受けさせたくないと厳しく育てました。
教会に一緒に行き、ゴスペルを聴かせるなど音楽にも積極的に触れさせるようにしていたそうです。
高校生でラッパー活動を開始する
Kendrick Lamarは、高校生になるとラッパーとして活動を開始します。
最初はJay-zなどの有名ラッパーのまねをしていましたが、次第に自身のスタイルを確立し、地元でも名を広げていきました。
2011年「Section.80」をリリース
2011年には、デビュー作である「Section.80」をリリースします。
このタイトルは、80年代生まれであることと、アメリカの家賃サポートシステムであるセクション80をかけたものです。自分を取り巻く環境をタイトルで示唆したとされています。
2025年にグラミー賞
順調にラッパーとして有名になっていったKendrick Lamarは、2025年についにグラミー賞で5冠を達成しました。
他のラッパーも実力を認める超実力派のラッパーとして現在の活躍に繋がっています。
Kendrick Lamarの人気曲は?
Kendrick Lamarの人気曲と、pucho henza編集部の一押し曲を紹介していきます。
(※このH2に文字数を割きすぎないようにご注意ください。イメージは1曲あたり2,3行のイメージです。動画URLも記載いただきたいです。)
Kendrick Lamarの人気曲①「HUMBLE.」
Kendrick Lamarの曲の中でも人気の高い曲は「HUMBLE.」です。
YouTubeでも10億回以上再生されている大ヒット曲となっています。
Kendrick Lamarの人気曲②「Not Like Us」
「Not Like Us」は、ファンの中でも人気の高い1曲です。
YouTubeで2.7億回以上再生されています。
Kendrick Lamarの人気曲③「Luther」
szaとのコラボ曲である「Luther」は、根強い人気曲です。
Spotifyでも5億回以上再生されています。
編集部おすすめ曲「tv off」
lefty gunplayとのコラボ曲の「tv off」は、Kendrick Lamarの魅力を感じる1曲です。
Spotifyで3億回以上再生された人気曲でもあります。
Kendrick Lamarと仲のいいラッパー
交友関係はさほど広くはないKendrick Lamarですが、実力を認められて親交を深めたラッパーはいることが分かりました。
ここでは、Kendrick Lamarと仲のいいラッパーをご紹介していきます。
エミネム
ラッパーのエミネムとは、お互いに才能を認め合い、友情を育んできた相手でもあります。
出会った当初は、エミネムがKendrick Lamarの才能が本物かどうかを知るために、テストを行ったこともあるのです。
また、エミネムはKendrick Lamarとのコラボのために、自身のスタジオに呼びつけ、友人と訪れたKendrick Lamarに対して「お前が一人で入れ」と言い、一人でリリックを書き才能を認められたエピソードがあります。
Dr.Dre
いち早くKendrick Lamarの才能を認め、長年サポートをしてきたのがDr.Dreです。
二人は同郷でもあり、コラボも度々行っています。
また、若いKendrick Lamarを支え、ラッパーとして有名になるようにサポートをした友情があり、仲の良さは有名でもあるのです。
気になるKendrick Lamarのアレコレ
気になるKendrick Lamarのアレコレを紹介します!
ドレイクとのビーフ
Kendrick Lamarといえば、ドレイクとのビーフが話題になっていました。
2024年に、最初はKendrick Lamarがドレイクに対してディスりともとれる曲をリリースし、ドレイクとのビーフ状態になります。
以降、二人は不仲とも言われるようになりました。
Kendrick Lamarの家族
現在、Kendrick Lamarは妻であるホイットニー・アルフォード、娘のウジと息子のエノクと4人家族となっています。
2015年に、高校生時代から付き合っていたホイットニー・アルフォードと婚約したことを発表し、CDジャケットにも家族写真が使用されるようになりました。
Kendrick Lamarのファッション
Kendrick Lamarは、NIKEやLOUIS VUITTONなどのブランドを愛用し、シンプルすぎないファッショニスタとしても有名です。
ここからは、Kendrick Lamarのファッションについて解説していきます。
NIKE
上下セットアップにNIKEのコルテッツのイメージが強いKendrick Lamarは、NIKEと契約もしています。
また、コルテッツとKendrick Lamarコラボも何度も発売されており、日頃から愛用しているのです。
LOUIS VUITTON
2022年のスーパーボウルのハーフタイムショーでも着用していたのはLOUIS VUITTONです。
デザイナーズブランドは着ないと言っていたKendrick Lamarですが、LOUIS VUITTON初の黒人デザイナーであるヴァージル・アブローと親交があったと言われています。
2021年に、ヴァージル・アブローが亡くなったことで、2022年にLOUIS VUITTONを着用してショーに出演したそうです。
Kendrick Lamarのこれからの野望とは?
今後、Kendrick Lamarがどうラッパーとして人生を歩んでいくのか気になる方も多いのではないでしょうか。
Kendrick Lamarのこれからの野望を解説していきます。
最終目的ではない
kendrick Lamarは音楽の仕事はまだ始まりに過ぎないとインタビューで語っています。
まだ最終的な目標に達していないそうで、公表はしていませんが内に大きな野望を秘めているようです。
ラップを広める
Kendrick Lamarは、インタビューで、自分の曲を聴くことでラップが50年前に生まれただけのものではないことを多くの人に気づかせると語っていました。
今後もラッパーとして、卓越したスキルのラップを通じて人々にラップはどんなものかを伝えていくそうです。
ラッパーKendrick Lamarまとめ
「Kendrick Lamarは生まれた環境という困難を、リリックで表現することで乗り越えた。」
Kendrick Lamarは、ラッパーとして自身の過去や社会への想いや皮肉を込めて曲の制作や活動をしています。「自分のおかれた環境を恨む」という悩みは誰もが一度は経験したことのあるものです。
そんな方は、Kendrick Lamarのように①周りの人々に感謝をすること。そして、②自分を評価してあげることで、どんな悩みも乗り越えられるのではないでしょうか。
人生で悩んだら、まずはKendrick Lamarの「HUMBLE.」を聴いてみてください!今後もラッパーとして様々な活動を見せてくれるKendrick Lamarに注目です!