新宿を拠点とするHIPHOPクルーMSCのリーダーとして活躍し、数々の名曲と共に日本語HIPHOPシーンにその名を刻んできたレジェンドラッパー漢 a.k.a. GAMI。
日本一のバトルMCを決めるUMBやKOKなどの大会を創設するなど、プレーヤーとしてだけでなく、仕掛け人としての顔も持つラッパーであり、まさに日本語HIPHOPのカルチャーを1から作り上げてきた存在としても知られています。
今回はそんなレジェンドラッパー漢 a.k.a. GAMIに関して、彼の歩んできた壮絶な人生や名曲の数々、おススメのバトルなどを紹介していこうと思います。
日本語HIPHOPを語る上では絶対に外せない知識も多く紹介していこうと思いますので、ぜひ最後までご覧いただければと思います。それでは早速チェックしていきましょう!
「漢 a.k.a. GAMIは〇〇という困難を、△△で乗り越えた。」
漢 a.k.a. GAMIのプロフィール
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アーティスト名 | 漢 a.k.a. GAMI |
本名 | 川上 国彦 |
年齢 | 46歳(1978年6月7日 生まれ) |
身長 | 不明 |
出身地 | 新潟県長岡市 |
拠点(レペゼン) | 新宿 |
学歴 | 不明 |
所属レーベル | 9SARI GROUP |
漢 a.k.a. GAMIは1978年に新潟県長岡市に生まれました。
漢 a.k.a. GAMIが生まれた1978年は、日本語HIPHOPシーンに名を遺す多くのラッパーが生まれた年でもあり、同世代のラッパーにはTOKONA-XやAK-69、D.Oや般若、MACCHOなど、早々たる顔ぶれが揃っています。
漢 a.k.a. GAMIのラップスタイル
漢 a.k,.a. GAMIはデビュー当時からハスラー(大麻などを扱うイリーガルな密売人たち)であることを隠そうともせず、常にリアルを歌い続けるラップスタイルでプロップスをつかみ取って来たラッパーです。
このスタイルは「新宿スタイル」とも呼ばれ、漢 a.k.a. GAMIはまさにこの新宿スタイルを体現してきたラッパーでもあります。
バトルでもフローを使って観客を盛り上げようとすることはほぼありません。
その代わりビートの中に小気味よく言葉を詰め込みながらリアルを語り、HIPHOPに対するスタンスの提示や彼の生きざまなど、漢 a.k.a. GAMIにしかスピットできないパンチラインで相手を仕留めるという戦法を多用しています。
漢 a.k.a. GAMIの名前の由来
「漢」という名前は、仏教における信仰対象である不動明王を示す梵字の読み「カーン」から取っているそうです。
神仏を一字で現わす梵字のままでは誰も読めないので、漢字の「漢」という文字を当ててMCネームにしています。一方「GAMI」は子どもの頃のあだ名である「ガミちゃん」から来ているそうです。
叔父の会社倒産からはじまる漢 a.k.a. GAMIの人生
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・新潟県長岡市に生まれる
・東京の祖父母の元に預けられ幼少期を過ごす
・小学校5年生時、集団窃盗で警察のお世話になる
・通っていた中学校ではサッカー部に所属
・叔父の会社が倒産。家庭環境の変化がきっかけででストリートの世界に足を踏み入れる
・堀越学園の体育コースに進学し、アメフト部に入部。選抜チームに選ばれるほど活躍する
・高校1年時、友人の影響でラップを始める
・高校2年ごろからライブを開始
・2000年HIPHOPクルー MS CRU(現MSC)を結成
・2002年6月MS CRUのメンバーとしてEP「帝都崩壊」でデビュー
・2002年8月、B BOY PARK 2002 MC BATTLE で優勝
・2005年、1stソロアルバム「導~みちしるべ~」を発表
・当時所属していたLibra Recordsと共にULTIMET MC BATTLE(UMB)を設立し準優勝
・2012年「鎖(9SARI)GROUP」を立ち上げ、レーベル運営を開始
・2015年、日本一のバトルMCを決める大会であるKING OF KINGSを開催(第一回大会のみUMB2015 GRAND CHAMPIONSHIP FINALとして開催)
・フリースタイルダンジョンで初代モンスターとして活躍・2020年5月大麻取締法違反で警視庁戸塚警察署に現行犯逮捕される・2020年12月「Start Over Again EP」を配信リリース
新潟県長岡市に生まれる
漢 a.k.a. GAMIは1978年に新潟県の長岡市に生まれました。出生時の体重は4,160グラムとかなりデカかったという漢 a.k.a. GAMI。
生まれてからすぐのうちに東京に住む祖父母の元に預けられることになり、新潟出身ではありますが、幼少期のほとんどを東京で過ごしたそうです。
漢 a.k.a. GAMIの父親はいくつかの別荘を持ち、ハワイや東南アジアに家族旅行をおこなうなど裕福な家庭に育ちました。
そんな家庭で育てられた漢 a.k.a. GAMIですが、小学生時代から悪かったそうで、小学校5年生の時には万引きなんて可愛い物じゃないという集団窃盗で初めて警察のお世話になったと語っています。
家庭環境の変化をきっかけにストリートの世界に
そんな漢 a.k.a. GAMIの生活環境が大きく変わったのが中学2年生の頃でした。きっかけは新潟にあった叔父の会社の倒産です。
漢 a.k.a. GAMIの父親はその保証人になっていたことから影響がおよび、結果として漢 a.k.a. GAMIの両親は離婚することとなります。
漢 a.k.a. GAMIは母親と住むことになったようですが、母親も借金の取り立てに苦しみ、次第に酒に溺れるようになっていきます。このころの生活環境の悪化をきっかけに漢 a.k.a. GAMIは徐々にストリートの世界に足を踏み入れるようになっていくのです。
そんな漢 a.k.a. GAMIですが、学校へは何とか通わせてもらっていたそうで、中学時はサッカー部で活躍。堀越学園の体育コースに進学した高校生時代には恵まれた体格を活かし、アメフトを始めます。
アメフト部では選抜チームに選ばれるほどの才能を見せた漢 a.k.a. GAMI。
漢 a.k.a. GAMIが友人に誘われてラップを始めたのも高校生の頃だそうで、当時はスチャダラパーやEAST END×YURIなどのラップを聞いていたそうです。
ラップクルーMSC CRUを結成し、ラッパーとしてデビュー
漢 a.k.a. GAMIがHIPHOPクルーMSC CRUを結成し、ラッパーとしてデビューしたのは2000年のことで、デビュー作は「帝都崩壊」というEPでした。
そんな漢 a.k.a. GAMIの名は2002年におこなわれたB BOY PARKのMC BATTLEをきっかけに広く知られるようになっていきます。
B BOY PARKのMCバトルに参加した漢 a.k.a. GAMIは当時の勢いのまま決勝戦に進出し、優勝をかけて同世代の般若とぶつかります。
当時からバチバチで相手を威圧し、圧倒するラップスタイルだった般若ですが、決勝戦では1バース目から漢 a.k.a. GAMIに対するリスペクトをスピット。漢 a.k.a. GAMIもそのリスペクトに答えながら言葉を返し、自身の生き様やHIPHOPに対する思いをリアルなリリックで表現しました。
B BOY PARKの歴史に残る激戦となったこのバトルは結果的に漢 a.k.a. GAMIが制すことになり、漢 a.k.a. GAMIの名は日本中に広がる事となります。
また、般若はこのバトル後「少しでも大会側は賞金を出していかないと、HIPHOPで食っていこうとする奴等が増えていかない」とコメントを残し、それを聞いた漢 a.k.a. GAMIが深く頷くというシーンもありました。
日本語HIPHOPの黎明期を支えた漢 a.k.a. GAMIや般若は、若い頃から未来のHIPHOPシーンを意識した活動をおこなっていたのです。
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B BOY PARKで優勝した漢 a.k.a. GAMIは2005年、日本のHIPHOP史に残るアルバム「導~みちしるべ~」をリリースします。
このアルバムは晋平太やR-指定など多くのラッパーに影響を与えたことでも知られています。アルバム内には紫煙などの名曲が収録されることになりました。
同年には漢 a.k.a. GAMIが当時所属していたレーベルであるLibra Recordsと共に日本一のラッパーを決める大会としてULTIMET MC BATTLE(UMB)を開催。
第1回大会には漢 a.k.a. GAMIもバトルMCとして参戦し、決勝でカルデラビスタに敗れたものの準優勝という好成績を残しました。
ダンジョンの初代モンスターを務めるなど、シーンの顔になる
バトルへの参戦や楽曲の制作、ライブ活動など、ラッパーとしての活動にとどまらず、自身で「鎖(9SARI)GROUP」というレーベルを立ち上げるなど精力的な活動をおこなった漢 a.k.a. GAMIは、名実共に日本語HIPHOPシーンのレジェンドとみなされるようになっていきます。
そんな中、2015年に始まり、日本のフリースタイルバトルブームの火付け役となった人気番組「フリースタイルダンジョン」では初代モンスターの1人として活躍。数々のベストバウトを生み出し、バトルでもその健在っぷりを見せつけます。
自身が設立したUMBを継続して開催したいという思いが強かった漢 a.k.a. GAMIは第1回の大会を「UMB2015 GRAND CHAMPIONSHIP FINAL」として開催。結果的に2015年はUMBと銘打たれた大会が2大会おこなわれるという珍しい年になりました。
漢 a.k.a. GAMIの主催する大会は2017年の第2回大会から名を「KING OF KINGA(KOK)」と改めますが、同大会は日本語ラップバトルの全国トップを決める大会として現在も開催され続けています。
2018年には戦極MCBATTLE 第18章で優勝するなど、バトルでも結果を残し続けていた漢 a.k.a. GAMIでしたが2020年、大麻取締法違反で警視庁戸塚警察署に現行犯逮捕されてしまいます。
しかし釈放後はすぐに楽曲を発表するなど勢力的な活動は止まらず、大ベテランと呼ばれるようになった現在でも引退どころか現役バリバリの活躍を見せ続けてくれている漢 a.k.a. GAMI。
これからもバトルや楽曲、そしてHIPHOPカルチャーを大きくさせるための仕掛け人として私たちをワクワクさせてくれるのではないでしょうか。
漢 a.k.a. GAMIのベストバウトは?
漢 a.k.a. GAMIのpucho henza編集部の一押しバトルを紹介していきます。
①戦極MCBATTLE 第18章 漢 a.k.a. GAMI vs 呂布カルマ
決勝戦で現役最強のバトルMCとして名高い呂布カルマを倒し、ビッグタイトルを獲得した戦極18章の決勝戦です。
「本気を見せてくれ、本気を出させてくれ、これじゃ戦極物足りねぇ」や「三度目の正直で俺が勝つ」など、心のそこから出た本音を熱くラップする姿がカッコ良すぎます。
②BATTLE SUMMIT 漢 a.k.a. GAMI vs Zeebra
賞金1000万円をかけた夢の祭典でレジェンドラッパーZeebraとぶつかった伝説の1戦。
気持ちが高まるあまり、バトルで珍しく言葉を詰まらせながら握手を求める漢 a.k.a. GAMIと、それに応え「こいつ(漢)にだけは足向けて寝るな」と漢 a.k.a. GAMIの功績にリスペクトを返すZeebraの両者共にカッコいいバトルです。
③戦極MCBATTLE 第29章 両国国技館 漢 a.k.a. GAMI vs #KTちゃん
今をときめくエンタメラッパー#KTちゃんとぶつかり、硬派なHIPHOPのカッコよさを再認識させてくれたおススメバトルです。
「支援(紫煙)してよこのメッセージ。革命起こす拡声器」と紫煙のネームドロップをしながら紫煙のサンプリングをして漢 a.k.a. GAMIにリスペクトを示す#KTちゃんもカッコいいです。
漢 a.k.a. GAMIの口からでる「THIS IS HIPHOP」には彼にしか出せない言葉の重みが宿っていますよね。
漢 a.k.a. GAMIの人気曲は?
漢 a.k.a. GAMIの人気曲と、pucho henza編集部の一押し曲を紹介していきます。
漢 a.k.a. GAMIの人気曲①「紫煙」
1stソロアルバムである「導~みちしるべ~」に収録され、時を超えた現代でも愛されるHIPHOP史に残る名曲です。
「傍から見りゃ大雑把に見えてるかもしれないが緻密な計算に基づいて成り立ってる贅沢」というリリックに漢 a.k.a. GAMIの豪快さと頭の良さがよく表されています。
漢 a.k.a. GAMIの人気曲②「スキミングYuto.com™⛓E̸D̸I̸T̸」
常にリアルを歌い続ける「新宿スタイル」が最もよく体現されている名曲です。
どこか懐かしさを感じさせるYuto.comのトラックに哀愁を感じさせながら言葉をはめ込む漢 a.k.a. GAMIのラップが聞き心地バツグンの1曲です。
編集部おすすめ曲「Start Over Again」
大麻取締法違反により現行犯逮捕された際に留置所の中で書き上げられた1曲です。
イリーガルな情景が浮かぶリアルな歌詞もカッコよく「反省はしてるが後悔はしてねえ」というリリックに漢 a.k.a. GAMIのラッパーとしてのスタンスを感じることができます。
漢 a.k.a. GAMIと仲のいいラッパー
常にリアルを歌い続け、ラッパーとしての芯をブラさない漢 a.k.a. GAMIには、彼を慕い集まった多くの仲間がいることでも知られています。
今回はその中でも特に漢 a.k.a. GAMIと仲が良いとされているラッパーを2人に絞って紹介いたします。
D.O
練馬を拠点とするHIPHOPクルー、練マザファッカーの元リーダーであるD.Oは漢 a.k.a. GAMIと仲が良いことで知られています。
元々は漢 a.k.a. GAMIがビーフを起こしたラッパーDABOのステージに乗り込んだ時に初めて漢 a.k.a. GAMIを見たというD.O。
当時のことについてD.Oは「凄い自己紹介をされたと思った」と漢 a.k.a. GAMIのインパクトについて語っています。
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RYKEY DADDY DIRTY
数々のヒット曲を生み出し、今や日本語HIPHOPシーンの中心的なラッパーでもあるRYKEY DADDY DIRTYも漢 a.k.a. GAMIと仲が良いことで知られています。
BATTLE SUMMITに出場する際のインタビューで優勝賞金のうち半分の500万円を漢 a.k.a. GAMIの所属する鎖グループに授与すると発言したRYKEY DADDY DIRTY。
漢 a.k.a. GAMIはそんなRYKEY DADDY DIRTYに対し「その500万円は税金分を抜いた500万円でよろしいでしょうか」とユーモアある質問をし、RYKEY DADDY DIRTYの爆笑をさらいました。
気になる漢 a.k.a. GAMIのアレコレ
ここまでは日本のHIPHOP史に残る伝説的なラッパー漢 a.k.a. GAMIに関して、その生い立ちやおススメの楽曲などを紹介してきました。
ここからはそんな漢 a.k.a. GAMIのファッションなどネットで話題になっているアレコレな情報をさらに深掘って紹介していこうと思います。
漢 a.k.a. GAMIのファッション
学生時代はアメフトをやっていたという恵まれた体格が映えるシンプルなTシャツ姿が印象的な漢 a.k.a. GAMI。
高級ブランドの物を身に着けることはあまりなく、自身の所属するレーベルである鎖グループやKOKロゴが入ったアイテムを身に着けていることが多いようです。
ラッパーDABOとの3年以上のビーフ騒動
漢 a.k.a. GAMIがラッパーとしてデビューした2002年当時、すでに売れっ子ラッパーとして活躍していたDABO。
常にリアルを歌う新宿スタイルを公言していた漢 a.k.a. GAMIは
・DABOのアルバム「HIT MAN」のジャケット写真に使われていた拳銃がおもちゃだったこと
・DABOの楽曲「恋はオートマ」のMVの中で免許を持っていないはずのDABOが車を運転する演出をしていたこと
などを「リアルじゃない」とし、デビューEP内の楽曲「帝都崩壊」で「つまらんラップに拍手喝采」とDABOの楽である拍手喝采をディスります。
このディスをきっかけに2人は3年以上楽曲内でディスりあうというビーフを展開することとなります。
結果的にDABOのライブに乗り込みフリースタイルバトルをしかけるほど関係性が悪くなったDABOと漢 a.k.a. GAMI。そんな2人を仲裁したのはラッパーの般若だったそうです。
般若の提案により電話をし、和解をした2人はその後、良好な関係を築くことに成功し、ネット番組で共演するなどしています。
Youtuberとしての活動
イカツイ顔立ちとゴツイ体格ではたから見れば怖そうに見える漢 a.k.a. GAMIですが、お茶目な一面も持ち合わせています。
そんな漢 a.k.a. GAMIの素の表情を見ることができるYouTubeチャンネルが、自身がMCを務める料理チャンネル「漢kitchen」です。
漢kitchinでは料理上手の漢 a.k.a. GAMIがラッパーを中心とする様々なゲストを迎え、トークしながら料理をするというコンセプトで、普段は見ることができない漢 a.k.a. GAMIやゲストラッパーたちの素の表情を見ることができます。
これまでに漢kitchenにはRed Eyeやeydenなどの若手ラッパーや、呂布カルマやSEEDAなどのベテランラッパーまで、そうそうたるラッパー達が出演しています。
漢 a.k.a. GAMIのこれからの野望とは?
バトルや楽曲で様々な功績を残し、日本のHIPHOP史に残るレジェンドとしての地位を確固たるものとするラッパー漢 a.k.a. GAMI。
では彼は次にどんな野望を持ち、ラッパーとしての活動を続けていこうと思っているのでしょうか。漢 a.k.a. GAMIj本人が直接語った言葉から、彼の今後の野望について紹介していきます。
ラッパーがラップで稼げる時代を作りたい
若いころからHIPHOPシーンの未来を見据えて活動を続けてきた漢 a.k.a. GAMIは「若手ラッパーがHIPHOPでチャンスを掴み、成功するというヒップホップドリームを叶えられる世の中にしたい」と様々なインタビューで発言。
自身の楽曲「成るべくして成る漢の考え」の中では「マイク1本で形勢逆転」というリリックを綴っており、様々なラッパーに影響を与えています。
実際、UMB2012に出場したMOL53は「マイク1本あれば逆転できるってMC漢が言ってたじゃねえか」と叫び、その後見事にヒップホップドリームを掴みました。
大規模なMCバトル大会に優勝しても賞金すら出なかった時代を経験している漢 a.k.a. GAMIは、みずから優勝賞金300万円のバトル大会KOKを開催するなどしており、まさにラッパーがラップで稼げる時代を作ろうとしているのです。
ラッパー漢 a.k.a. GAMIまとめ
「漢 a.k.a. GAMIはHIPHOP人気の無い時代に生まれたという困難を、常にリアルを歌い続ける新宿スタイルで乗り越えた。」
漢 a.k.a. GAMIがラップを始めた当時は、日本語HIPHOPの人気も高くなく、大規模大会で優勝しても賞金すら出ないという時代でした。
そんな日本語HIPHOPの黎明期からシーンを支え、今ではHIPHOP史に残るレジェンドラッパーとして認知されるようになった漢 a.k.a. GAMI。
バトルへの参戦や楽曲の制作など、ラッパーとしての活動をこなしながらも、レーベルの立ち上げや、MCバトル日本一を決めるための大会の開催など、シーン全体を見据えた仕掛け人としての活躍をしてきたラッパーでもある漢 a.k.a. GAMIの吐く言葉には、彼にしか出せない重みがあります。
今回、日本語HIPHOPの生き字引として活動を続けている漢 a.k.a. GAMIについて知ることで、日本語HIPHOPに対する知識もより一層深まったのではないでしょうか。
これからも私たちにヒップホップドリームを見せ続けてくれるであろう漢 a.k.a. GAMIの活動から目が離せそうにありません。
みなさんもぜひ一緒に漢 a.k.a. GAMIの活動をワクワクした気持ちで見守っていきましょう。