ブレイキングダウンで名を馳せたラッパー「SATORU」との親交が深いことでも有名なレゲエDJ(Deejay)のMAKA。
レゲエDJでありながらもHIPHOPシーンでの活躍も目が離せないMAKAは、鎮座DOPENESSとのMCバトルで完璧なセッションを見せ大きな話題になりました。
最近では、バトルMCだけではなくYouTubeチャンネルの開設や戦極MC BATTLEの総合司会など幅広く活動しています。
順風満帆にキャリアを進めているように見えるMAKAですが、紆余曲折を経て今のスタイルに至りました。
この記事を読めばMAKAのラップを今まで以上に楽しく聞けること間違いなしです。
「MAKAは〇〇という困難を、△△で乗り越えた。」
ラッパーMAKAのプロフィール
アーティスト名 | MAKA |
本名 | 非公開 |
年齢 | 29歳(1994年生まれ) |
身長 | 非公開 |
出身地 | 栃木県足利市 |
拠点(レペゼン) | 栃木県 |
学歴 | 高卒 |
所属レーベル | Luck up |
MAKAのラップスタイル
レゲエDJならではのラガを感じさせる心地よいフロウに乗せたラップスタイルが特徴です。
MAKAの優しい人柄を感じさせるストレートでポジティブなリリックにも定評があり、聴く人の背中を押してくれます。
フリースタイル・MCバトルで培ったHIPHOPの良さにレゲエ要素が組み合わさって、他のラッパーにはないオリジナリティが魅力です。
MAKAの名前の由来
仏教高校に通っていたMAKAは、先生から「魔訶好きだ」と言えば絶対に告白が成功すると教えてもらいます。
この言葉にはあまり食いつかなかったものの、魔訶の「無限を除いて一番でかいこと」という意味にMAKAは惹かれました。
ちょうど音楽を始めるタイミングでもあったため、「摩訶不思議・魔訶般若心経」からMAKAにしたのが名前の由来です。
母子家庭から始まるMAKAの人生
栃木県足利市で生まれる。
小学5年の時に両親が離婚し、母子家庭の環境で育つ。
ジャパニーズ・レゲエを中学校の頃から聴き始める。
仏教高校に入学し、MAKAとしての活動をスタート。
レゲエDJに憧れるも、学べる環境がなく独学でスキルを磨く。
周囲にHIPHOP好きが多かったことからラップにも挑戦する。
戦極MC BATTLEに声がかかり名が広まる。
本人のやりたいDJから遠のくのも現状を受け入れ活動を続ける。
数々のMCバトルで実績を残していく。
戦極MC BATTLEの二代目総合司会を務める。
YouTubeチャンネル「MAKA HOUSE」を開設する。
母子家庭・男3兄弟の長男として育つ
栃木県足利市で男3兄弟の長男として生まれたMAKAは小学5年生の時に両親が離婚し、母子家庭で育ちました。
周囲の環境によってラップを始める
レゲエに憧れを持ち高校生からMAKAとしての活動を開始するも、レゲエの現場が少なく周囲にHIPHOP好きが多かったため、ラッパーもやるようになります。
そのため、DJ文化や社会にあまり触れずに独学でレゲエを学び、スキルを磨いていきました。
MCバトルをきっかけに名が売れ始める
後輩と遊びでフリースタイルをやっていたところ戦極MC BATTLEから声がかかり、無名の存在からちょっとずつ”MAKA”の名が知れ渡ります。
しかし、バトル先行で名が広まったことから世間ではバトルMC・ラッパーという認識となり、本人のやりたかったことから離れてしまいます。
また、「レゲエ・HIPHOPどっちだ」といった否定的な意見も少なくなかったようですが、「誰かが見た時にわからせる」と決意し、活動を続けました。
MCバトルで確実に結果を残し有名になっていく
その後も積極的にMCバトルに参加し、MAKAの名前がシーンにも定着していきます。
中でも2020年に行われた戦極MC BATTLE 第22章でのラッパー鎮座DOPENESSとのバトルは大きな話題となりました。
変態的な鎮座DOPENESSのフロウに食われることもなく2人で完璧なセッションを実現し、ヘッズを魅了しました。
活動の幅を広げる
MCバトルの他にも、戦極MC BATTLEの二代目総合司会への起用やYouTubeチャンネル「MAKA HOUSE」の開設など活動の幅を広げていきます。
HIPHOP・レゲエのそれぞれの観点によるバトル解説を中心に、MAKAとゆかりのあるゲストとの対談など見応え十分です。
MAKAの人気曲は?
MAKAの人気曲と、pucho henza編集部の一押し曲を紹介していきます。
MAKAの人気曲①「もう一回」
MAKAが初めてMVを製作した曲で、YouTube上で約50万回再生されている人気曲。
MAKAの人柄の良さがにじみ出ており、フロウの心地良さが最高です。
MAKAの人気曲②「俺の母ちゃん」
女手一つで育ててくれた母親への愛情を恥ずかしながら綴った楽曲です。
ストレートなリリックが胸に刺さります。
MAKAの人気曲③「Dear SATORU」
一時期業界を騒がせていたラッパーSATORUに向けて作られています。
MAKAの愛情・懐の深さがわかるとともに曲としても優れており、HIPHOPを体現したかっこよさがあります。
編集部おすすめ曲「DOTAMA TECHNICS feat. MAKA, SAM, NAIKA MC」
同郷のDOTAMA・SAMにNAIKA MCを加えた北関東のラッパーが共演しています。
4人それぞれの個性が光った何とも癖になるおすすめの1曲です。
MAKAと仲のいいラッパー
HIPHOP・レゲエとさまざまな人との交流も多いMAKAですが、その中でも特に仲の良い2人のラッパーを紹介します。
SAM
同い年かつ栃木県出身という共通点があるラッパーのSAMは、MAKAととても親しい間柄です。
UMB2015の栃木県予選で20歳ごろに初めて出会った2人はすぐに仲が良くなり、今も変わらずお互いのSNSに登場することもあります。
また、「栃木9900万パワーズ」を結成してMCバトルに出場するなど公私に渡って関係の良さが伺えます。
SATORU
ラップスタアやBreakingDown・喧嘩バトルロワイアルで有名になったラッパーのSATORUとは、お互いを兄弟と語るほど関係が深いです。
足利のライブでMAKAを見てくらったSATORUは「MAKA」という音源を出すほどリスペクトしています。
過去には「フッドバイラス」というクルーで共に活動し、MAKAが太ったことも気づかないくらい一緒にいたようです。
気になるMAKAのアレコレ
気になるMAKAのアレコレについて紹介します。
MAKAのファッション
レゲエとHIPHOPの新旧ブランドを織り交ぜたジャンルに捉われないスタイルがMAKAのファッションです。
主にMOBB・FULL-BK・PRO CLUB・COOGIといったブランドを着用しています。
また、幼なじみの2人でファッションブランド「マウンテンチャイルド」を運営中です。バイオレンスとカウンターカルチャーを意識し、服にも意味を持たせて着られるようにというコンセプトがあります。
MAKAに彼女はいる?
残念ながらMAKAに彼女がいるという情報はありませんでした。
MAKAは高校の時から2年ほど片思いをしていた人から背中を押されたことがきっかけでMAKAはレゲエ・ラップを始めています。
恋愛には一途なのかもしれませんね。
MAKAのこれからの野望とは?
地元への愛着が深いMAKAは、イベントを行うなどをして足柄をフックアップしたいと考えているようです。
また、育て上げてくれた母親のためにいつか家を買ってあげることもMAKAの大きな夢の1つです。
これらの実現に向けて、レゲエDJ・ラッパーという枠組みを超えて精力的に活動していくでしょう。
ラッパーMAKAまとめ
「MAKAはレゲエDJという夢をHIPHOPによって実現させた。」
MAKAは周囲にラッパーが多かった影響から、あまりレゲエの文化に触れずにここまできた変わった経歴を持っています。
また、近年CHEHONやPOWER WAVEなどHIPHOPシーンに参加するレゲエ勢も増えましたが、MAKAはその先駆的な存在でもありました。
今後もレゲエDJを名乗り、レゲエ・HIPHOPなどジャンルを超えた活動に期待しましょう。
さらなるMAKAの活躍に今後も目が離せません!