独特のフロウでラップバトルを繰り広げるDOPEMAN(ドープマン)。
第8回、第9回の高校生ラップ選手権に出場するも1回戦で敗退しています。しかし、敗退しているにも関わらず、その名は広く知れ渡りました。その理由とは一体何なのか本記事で解説していきます。
また、生い立ちから紐解いていくことでDOPEMANのラップがより楽しくなること間違いなしです!では、早速Check it out!
「DOPEMANは〇〇を自覚することで、△△を貫いた。」
ラッパーDOPEMANのプロフィール
アーティスト名 | DOPEMAN |
本名 | 大毛 一輝(おおげ かずき) |
年齢 | 27歳(1996年10月29日 生まれ) |
身長 | 175cm |
出身地 | 大阪府藤井寺市 |
拠点(レペゼン) | 大阪 |
学歴 | ー |
所属レーベル | ー |
高校生ラップ選手権でも活躍した、同じ大阪出身のWillyWonka aka TAKAと同い年です。
DOPEMANのラップスタイル
DOPEMANは、第八回、第九回の高校生ラップ選手権に出場するも1回戦で敗退しています。しかし、DOPEMANのラップスタイルは、それまで高校生ラップ選手権の出場者からは聞いたことのなかったようなラップスタイルで、会場に大きなインパクトを残しています。
地元仲間の中で流行っている流行語を取り入れた「ブッコロ〜」や「しーまは京都(みやこ)〜」など、DOPEMAN流のバースでファンを楽しませてくれました。
DOPEMANの名前の由来
DOPEMANの読み方は「ドープマン」です。「ドペ」という愛称もあるようです。
名前の由来については、語られていませんが「DOPE」は「やばい、かっこいい」という意味から「やばい男」「かっこいい男」という意味でつけられたと推測します。
自己理解から始まるDOPEMANの人生
6歳の頃から自分は「天才」だとわかっていた。
昼は工場で働き、定時制の高校へ通う
高校生ラップ選手権に出場
音源制作やライブを中心に活動する
各地でライブを行うなど精力的に活動する
大阪府藤井寺市に生まれる
幼少期から「自分は自分」という考えだったDPEMAN。
「憧れなんて自分を壊すただの邪魔な感情」と定義していて、天才であることに気づかなかった人はただ天才を憧れる存在になるけど、気づいた人は天才になれる。という幼少期からこのような考えだったことから、DOPEMANのスタイルも確立されていったのでしょう。
ラップを始めたきっかけ
DOPEMANがラップを始めたきっかけは、Young Thugに惹かれたからです
。Young ThugはアメリカのHIPHOPアーティストで、DOPEMANの日本人離れしたラップスタイルはそこから影響を受けているのかもしれません。
高校生ラップ選手権出場
DOPEMANが高校生ラップ選手権に応募するきっかけとなったのが、いつも一緒に練習している友達が高校生ラップ選手権で優勝していないことを知ったためです。
実際に初めて出場した第八回高校生ラップ選手権では「いけるやろ〜」くらいのノリで、1回戦で言×THEANSWERとあたり、延長線までいくも敗退します。
その後、第九回にも出場しますが同じく1回戦敗退という結果になっています。
2回連続で1回戦敗退になったにも関わらず、ただならぬカリスマ性とオーラでDOPEMANの名は全国区に広がっていきました。
2018年「U-22 MCBATTLE SP 3on3」
DOPEMANは、じょうとHARDYと一緒にYoung Osaka Kidsというチームで出場します。対してONO-Dは百足、藤Koosと00の民というチームで出場。
DOPEMANとONO-Dはどちらも聞き心地が良いフロウで中毒性があります。ONO-Dは観客がノリやすいリズムに乗ったスタイルで、DOPEMANは独特なフロウをビートに当てはめてくるスタイルです。
チームメンバーが拍手したり、ステージに上がったりと観客だけでなく会場全体が盛り上がったバトルになりました。しかし、結果はONO-Dのチームが勝利しています。
バトルの勢いが止まらない
上記のONO-Dとバトルした「U-22 MC BATTLE SP 3on3」と同じ大会で、バチスタとバトルします。淡々と韻を踏むバチスタに対して、独特のフロウで魅せるDOPEMAN。
今回は先行だったため、会場の空気をDOPEMANに染めていき一気に勝利へと持って行った戦いとなりました。
Twitterでは、この時のバトルについての評価があがっていました。
DOPEMANの人気のバトルは?
DOPEMANの人気曲と、pucho henza編集部の一押しバトルを紹介していきます。
DOPEMANの人気バトル「言×THEANSWER VS DOPEMAN」延長戦
DOPEMANは敗退してしまいますが、初出場にして優勝候補の言×THEEANSWERと延長戦まで持って行ったDOPEMANに才能とセンスを感じます。
DOPEMANの人気バトル②「ライマーズ VS じょう.SHOICHIRO.DOPEMAN」
凱旋MC BATTLE 東西選抜 秋の陣2019での対戦です。3on3形式でのバトルに「ライマーズ」チームにはSAM、晋平太、韻マンと大物ラッパーが揃いますが、じょうが盛り上げDOPEMANがお洒落に繋げてSHOICHIROが落とすことで面白さがあるバトルでした。
編集部おすすめバトル「Fuma no KTR VS DOPEMAN」
二人とも1バース目からベストバウトとなるほど、スキルフルな戦いでした。KTRがDOPEMANをリスペクトしていることがひしひしと伝わってきます。
DOPEMANと仲のいいラッパー
DOPEMANと仲のいいラッパーを紹介します。
ウィリーウォンカ
第九回高校生ラップ選手権の紹介VTRで一緒に映っていたウィリーウォンカから、DOPEMANは「1番仲の良い友達だし優勝して欲しい」と言われています。
DJ ASAMI
DOPEMANとDJ ASAMIでコラボした『D』というCDをリリースしています。
DOPEMAM御用達の一二三屋で販売されています。
気になるDOPEMANのアレコレ
DOPEMANの気になるアレコレを紹介します!
DOPEMANのファッション
DOPEMANのファッションブランドは、韻踏合組合のHIDADDYが運営する『一二三屋』です。キャップに柄シャツ、ジーンズというスタイルが多く見られます。
DOPEMANの彼女
DOPEMANは、スタイルも良くモテそうな印象です。過去のツイートでは「彼女をよこせ!」という文章があることから、当時は彼女がいなかったことが分かります。
現在は知名度も上がり、各地でライブ活動をしているので彼女がいてもおかしくはないでしょう。
DOPEMANの評価
DOPEMANのラッパー界隈での評価を紹介します。
漢a.k.a.GAMIが注目
戦国MC BATTLEのYouTube公式チャンネルで公開された、漢a.k.a.GAMI 特別インタビューが注目されています。「MCバトルに出ているラッパーで今一番気になるのは誰か」という質問に「特にバトルはノンチェックなんで」とあまり敵対視もしていない漢ですが、唯一好きなラッパーがDOPEMANだと話しています。
自身とラップスタイルは違うが、言っていること、やりたいこと、求めるものという点で漢の元々のスタイルに通づるものを強く感じるとのことです。
日本語ラップ界の重鎮から絶賛されるDOPEMANの、これからの活躍がますます楽しみです!
ラッパーDOPEMANまとめ
「DOPEMANは自分が天才であることを自覚することで、自分のスタイルを貫いた。」
幼少期から、自分は特別な存在だと自覚していたDOPEMANは、他人や天才に憧れる側になるのではなく天才になる側になっていきました。一見、痛い奴と思われそうですが情報が溢れかえっている現在、嫌でも誰かと比べてしまったり自分より優れた人に嫉妬や憧れを持ってしまう世の中にDOPEMANの「自分は自分」という考えは実はとても大切な考えだと気付かされました。
これからのDOPEMANの活躍にますます目が離せませんね!