ラッパーPONEYのプロフィール紹介|その壮絶な生い立ちから最新の人気曲まで徹底解説

メロディアスなフローを武器とし、48時間連続フリースタイルラップのギネス記録保持者としても知られるのが山梨県を代表するラッパーPONEY

PONEYは2011年のB-BOY PARKで優勝し確固たるプロップスを勝ち取って以降もバトルシーンで活躍を続け、最近ではUMB2023の山梨予選を勝ち抜き、年末におこなわれるUMB本戦への出場を決めました。

いまなお日本語HIP-HOPシーンの最前線で戦い続けるPONEYですが、その活躍の裏側にあった様々な苦悩や葛藤を知っていますか?PONEYの経歴を知り、彼の曲に込められた思いや経歴を紐解くことでHIP-HOPをもっと楽しめることは間違いなしです。早速 Check it out!

pucho henza

「PONEYは〇〇という困難を、△△で乗り越えた。」

目次

ラッパーPONEYのプロフィール

PONEYPONEY
本名非公開
年齢41歳(1985年4月23日 生まれ)
身長 非公開
出身地山梨県甲斐市
拠点(レペゼン)山梨
学歴不明
所属レーベル松生プロダクション


PONEYが生まれ育った山梨県甲斐市は風林火山でおなじみの戦極武将・武田信玄ゆかりの地としても知られる街です。

山梨県の中では甲府市に次ぐ第二位の人口規模を誇る大都市でありながら、豊かな自然も魅力で住みやすい街としても知られています。

PONEYはそんな山梨県甲斐市でのびのびと自由に遊びながら幼少期を過ごしていたそうです。

PONEYのラップスタイル

PONEYのラップスタイルの特徴ははなんといっても、聞き心地が良いメロディアスなラップで、観客をフローだけで沸かせることのできる数少ないラッパーの1人です。

さらに最近では特に若手ラッパーと当たったバトルを中心に、自分なりのHIP-HOPのスタンスを伝えようとする事も多くなっており、どちらかというと相手との対話に重きを置いたスタイルでラップをすることが多くなっています。

一方音源では高い音楽性を十分に発揮し、グルーブ感の強いメロディの中にメッセージ性の高いパンチラインを落とし込むなどのラッパーとしてのスキルの高さが魅力となっています。

PONEYの名前の由来

PONEYは2003年にラッパーとしての活動を始めて以降、大文字のEが無いPONYという名義でイベントなどに参加していました

PONYという名前は、同じく山梨県甲斐市に生まれた幼馴染のラッパーNAKIが付けた「ポニー」というあだ名が由来だそうです。

その後、KING OF KINGS2019への出場後に名義をPONEYに変更しています。

根拠の無い自身から始まるPONEYの人生

幼少期〜小学生時代

山梨県甲斐市に生まれる
音楽好きな両親の影響もあり、様々なジャンルの音楽を聞きながら育つ

高校時代

17歳の頃にラップと出会い、フリースタイルラップを開始

大学時代

地元仲間とKSKBクルーを結成し、ライブを主催するようになる
大学の卒業式目前の2月に、ニューヨークへ音楽留学する

デビュー

stillichimiya(スティルイチミヤ)の活動に参加し、音楽活動を本格化
20歳ごろに上京
無料案内所などで働きながらラッパーとしても活動
B-BOY PARK 2011で優勝し伝説のラッパーKUREVAとフリースタイル

デビュー後

一般人の女性と結婚
26歳ごろに活動の拠点を東京から山梨に戻す
自身が主催するイベント「サンデイパニック」開催
「47都道府県ストリートLIVEツアー走行距離16,358㎞の旅」を決行
48時間連続フリースタイルラップのギネス記録を達成

山梨県甲斐市に生まれる

PONEYは1985年に山梨県の甲斐市に生まれます。

サザンオールスターズや松任谷由実などをよく聞く両親に育てられたPONEYは幼少期から音楽好きの少年だったそうです。

PONEYの両親にHIP-HOPを聞く習慣はなかった為、幼いころからHIP-HOP好きというわけではなかったようですが、様々なジャンルの音楽を聞きながら育ったことで、PONEYの音楽性の高さが磨かれていったのかもしれません。

17歳のころにHIP-HOPと出合い、ラッパーとしての活動をスタート

PONEYがHIP-HOPと出会ったのは17歳のころに地元の友達と一緒に行ったKTY(カトザヤイバ)というMCのイベントだそうです。

その時におこなわれたKTYのライブに感銘を受けながらも”これ多分、自分がやったら、もっとやばいものができる”と根拠の無い自信を感じてしまったというPONEY。

すぐさまKTYに話しかけると、いっきに打ち解け合い、新譜やまだ知らない曲をそれぞれ持ってきて聞き合う仲になったと語っています。

PONEYはその後もHIP-HOPのライブイベントでカッコいいライブをしているラッパーを見つけると、そのラッパーにすぐさま会いに行き、感動した気持ちをラップで投げかけたりなどしていたそうです。

stillichimiya(スティルイチミヤ)の活動に参加し、音楽活動を本格化

ラッパーとしてのキャリアを徐々に積み重ねていったPONEYは、KTYの紹介で地元山梨県一宮町出身のラッパーにより構成されたグループstillichimiyaの活動に参加するようになります。

初対面でstillicimiyaのメンバーと打ち解けたPONEYはstillichimiyaのスタジオで一緒に曲を作ったりストリートファイターで遊んだりしながら過ごしたそうです。

PONEYとstillichimiyaはその出会いから1年ほどでほぼ同時期に上京し、活動の拠点を東京に移していきます。

東京ではstillichimiyaと共ににアルバム制作やライブ活動に参加しながらラッパーとしてのキャリアを重ねていったPONEYですが、2009年にstillichimiyaがMary Joy Recordingsというレーベルに所属することをきっかけにstillichinmiyaと共に活動することを止めました。

PONEYはこの時のことに関して”stillichimiyaのメンバーは徐々に山梨に帰っていった。その時俺は東京にいたし、レーベル所属のタイミングで彼らの元々のルーツである、一宮市出身の幼馴染ソウルや音楽性というのをはっきりさせようとしていた”と語っています。

また”みんな自分より3上の人たちだったんで、俺からすると「親戚のお兄ちゃんたち」みたいな気持ちを抱いていた”とも語っており、決して関係性の悪化からstillichimiyaの活動に参加しなくなったわけではないとしています。

B-BOY PARK 2011で優勝し伝説のラッパーKUREVAとフリースタイル

PONEYのプロップスを決定的に高めることになったのが、2011年におこなわれたB-BOY PARK 2011冬の陣での優勝です。

この大会の決勝戦ではICE BAHNのFORKに圧勝し、優勝賞金の200万円を獲得したPONEY。

さらになんとこの大会の表彰式中にはレフェリーを務めていたnonkeyからゲスト出演していたKUREVAに「せっかくだから、軽くやりますか!」とフリースタイルを求める無茶ぶりが入り、会場は騒然とします。

nonkeyからの無茶ぶりに対してKUREVAは「全く何も聞いてないけど、ビートくれよ!」と応じ、約5年ぶりのフリースタイルを披露することになりました。

このフリースタイルセッションには韻踏合組合のHIDADDYも参加しています。

KUREVAやHIDADDYといった超豪華なメンバーと一緒にフリースタイルをした経験があるということからもPONEYの経験の深さをうかがい知ることができますよね。

48時間連続フリースタイルラップのギネス記録を達成

PONEYは2023年の4月22日12時から4月24日の12時にかけての48時間、途切れることなくフリースタイルし続けるという世界最長連続ラップマラソンのギネス記録を達成しました。

元々2021年に36時間連続フリースタイルという当時のギネス記録を保持していたPONEYですが、自身の最高記録である36時間を12時間も上回る前人未踏の記録を打ち立てたことになります。

この偉業達成に対してフリースタイル界のレジェンドラッパー晋平太も”普通あんなの1時間もできないよね。凄い事だと思う”と最大級のリスペクトを送っています。

PONEYのベストバウトは?

PONYのpucho henza編集部の一押しバトルを紹介していきます。

①戦極×AsONE 戦クロ4 ID×PONEY vs TKda黒ぶち×崇勲

以前のバトルでラッパーとしてのスタイルを認め合った盟友IDとタッグを組んで参戦したバトルです。

IDのメッセージ性のこもったバースに共鳴し”やっていることは相変わらず同じ位置。I’m A HIP-HOP、ずっと自分自身”というパンチラインでバースを閉めたPONEYのカッコよさが際立ちます。

②Red Bull 韻 DA HOUSE 2021 PONEY vs CHEHON

1分間という長いバースをキックしながらも観客を飽きさせないPONEYらしいフローが光るバトルです。

熱いバイブスで攻撃してくるCHEHONに対し”いいぜ、胸なら貸しましょう好きにやれ。言いたい放題言われてもOK”と大人の余裕を見せながら戦うPONEYのバトル巧者ぶりが最高にカッコいいです。

③UMB2019 GRAND CHAMPIONSHIP PONEY vs BUCHI

絶対に負けられないUMBの舞台でありながら真っ向からリスペクトを告げるBUCHIに対し、ラッパーとしてのスタンスを語りながら応戦する大会屈指のベストバウトです。

”お前みたいな良いやつを切ることはねえ。やりたい事なら信じてやれ”とBUCHIに対して熱い気持ちをスピットするPONEYの懐の深さを感じることのできる名勝負です。

PONEYの人気曲は?

PONEYの人気曲と、pucho henza編集部の一押し曲を紹介していきます。

PONEYの人気曲①「SUKIKATTE feat. DOGMA, 漢 a.k.a GAMI, LIBRO」

ゆったりとしたトラックにリラックスした雰囲気のラップをカッコよく乗せる、PONEYらしさ全開の1曲です。

”なら人生好き勝手にlalala…漫画・ドラマ・映画より生だやっぱ”というリリックに人生をポジティブに生きていこうという気持ちになる名曲です。

PONEYの人気曲②「Devil’s tongue チプルソ,PONY,DDS,晋平太」

MCバトルのビートとしても頻繁に使われるなどしており、日本語HIP-HOPシーンを語るには欠かせないのがこの1曲です。

2012年に発表された曲ではありますが”気にすんじゃねえ、人は人。やることをやる自分を信じろ”というリリックからPONEYの変わらないスタンスを感じることができます。

編集部おすすめ曲「kawaru」

何年たっても変わらないスタンスを歌いながらもオートチューンを混ぜたフックを使うなど、常に新しい挑戦を続けるPONEYらしい1曲です。

”取り分以上ぶっ飛んで飲んで、凄えイイ気分ただ唄って、気に入ったフレーズ出りゃverceに還元”というリリックセンスがカッコ良すぎます。

PONEYと仲のいいラッパー

日本語ラップがブームになる前から東京で活動していた経験がある他、どんなラッパーにでもラップで自分の気持ちを伝えに向かっていたフレンドリーさもあり、PONEYは友達が多いことでも知られています。

今回はその中から2人に絞り、PONEYと特に仲の良いラッパーを紹介していこうと思います。

田我流(でんがりゅう)

PONEYと同じ山梨出身であり、PONEYが若い頃に活動を共にしたstillichiiyaのメンバーでもある田我流はPONEYと仲の良いラッパーです。

EVISBEATSとの作品である「ゆれる feat.田我流」はYouTubeの再生回数が1450万回を超える大ヒット曲となっています。

PONEYは田我流含むstillichimiyaのメンバー達を”親戚のお兄ちゃんみたい”と評しているほか、”本当に色んな遊びを教えてもらった”と語っています。

カルデラビスタ

日本最高峰のMCバトルUMB2015を制した初代チャンピオンであるカルデラビスタもPONEYと仲の良いラッパーとして知られています。

元々は2008年ごろにクラブで出会い、意気投合したことをきっかけに仲良くなったそうで、PONEYの楽曲「トキ」にも客演として参加したこともあります。

また、2017年にはフリースタイルダンジョンに句潤やPONEYと共にクリティカルヒッターズとして参戦していますが、1stステージのタッグマッチでPONEYと句潤チームが敗れたため、カルデラビスタのラップバトルを披露することなくフリースタイルダンジョンを敗退しています。

気になるPONEYのアレコレ

ここまでは山梨レぺゼンのラッパーPONEYに関する経歴やおススメ楽曲、バトルを紹介してきました。

ここからはPONEYのファッションやネットで話題になっているアレコレについてさらに深掘りした情報を紹介していこうと思います。

PONEYのファッション

日本語HIP-HOPのかなり初期からラッパーとしての活動を続けているPONEYですが、そのファッションはゴリゴリのB-BOYといった雰囲気はありません

ストリートテイストではありますが、どちらかというとオシャレな雰囲気の服装のことが多いです。

また、自身のプロデュースするオリジナルブランド「nicepanic」も展開しており、ナイスパニックと書かれたTシャツやトレーナを着ていることも多いのがPONEYのファッションの特徴です。

B-BOY PARK 2011における賞金未払い騒動

PONEYはYouTubeチャンネルのニートtokyoに出演した際、B-BOY PARK2011で獲得した200万円の賞金に関して”最初(賞金が)200万円て聞いていたんですけど。まあ200万円は無かったんですけど”と語ったことがあります。

このコメントを聞いた視聴者はB-BOY PARKが賞金未払いを起こしているとし一部のSNSなどで話題になりました。

PONEYは騒動の顛末について詳しく語っていませんが、200万円の賞金が全額支払われていないというわけでは無いようで、振り込まれた賞金のうちからいくらかを使い、当時の彼女(今の奥様)と南の島に遊びに行ったと語っています。

PONEYと宗教の関係

ラッパーのPONEYをGoogleなどの検索エンジンで検索すると、そのサジェストに宗教というワードが並んでいます。

このことから「PONEYは宗教と何か関係があるの?」と考えてしまう方も多いかと思いますが、調べてみた限り、PONEYが宗教観について語っていることが確認できる情報はありませんでした。

PONEYの検索サジェストに宗教というワードが並んでいる理由は恐らく、グレゴリアンチャントなどの宗教音楽のCDを扱うブランドであるPONYと混同されていることが理由なのではないかと考えます。

PONEYのこれからの野望とは?

ここまでではPONEYの気になる情報アレコレや仲の良いラッパーを紹介しながら、その人となりを探ってきました。

では、そんなPONEYはこれからラッパーとしてどのような野望を持ち、音楽活動を続けていこうと考えているのでしょうか。彼の語った言葉から今後の野望を紹介していきます。

世界一のラッパーになりたい

PONEYB-BOY PARK 2011を勝ち抜き、日本一の称号を手にした時「次は世界一のラッパーの称号が欲しいと感じた」と語ったことがあります。

PONEYの挑戦した48時間連続フリースタイルのギネス記録も世界一のラッパーと呼ばれる為のひとつの手段だったのですね。

山梨県を代表し、UMBの王者になりたい

PONEYは楽曲制作に必要なプロップスを得て以降も積極的にバトルに参加し、ベテランになりながらもUMBの制覇を目指して毎年のように参戦を続けています。

特に2019年以降は一度も山梨代表を譲ることなくUMB本選に参戦し続けており、2023年には前人未踏の山梨予選5連覇も達成しています。

これだけUMBにこだわるのも「山梨を日本一の街にしたい」という思いからでしょう。

UMBの本選ではBEST8が最高順位ですが、年々経験を重ねスキルを磨き続けているPONEYが2023年の本選でどのような活躍を見せてくれるのか、期待大です。

ラッパーPONEYまとめ

pucho henza

「PONEYは初めてだらけのHIPHOPという困難を、根拠の無い自信とその音楽性で乗り越えた。」

PONEYがHIPHOPと出会ったのは17歳のころ、友達と行ったライブイベントのことでした。

そのライブイベントで初めてHIPHOPと出合い、衝撃を受けながらも「自分がやったらもっとヤバい」という根拠のない自信に突き動かされすぐさまマイクを握ったPONEY。

カッコいいライブをするラッパーには片っ端からラップでリスペクトの気持ちを伝え、まさにストリートでスキルを磨きながらラッパーとして成長を続けてきました。

ベテランと呼ばれるようになった今もなお、新たな挑戦を続け、若手達にラッパーとしての生き様を伝えようとするPONEYの活躍から今後も目が離せそうにありませんね。

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この記事を書いた人

国内No1のPV数を誇るHIPHOPメディア。
慶應義塾大学を卒業したHIPHOP好きの2名で運営。
<保有資格>
・DJ検定2級
・サウンドレコーディング技術認定
・映像音響処理技術者資格認定

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