THE FIRST TAKEの「YOKAZE」でも大人気の変態紳士クラブ。
変態紳士クラブは、ラッパー、ヒップホッパーなどジャンルの垣根を超えたジャンルレスアーティストグループとして、有名となっています。
最近では、GeGのコンピアルバムで変態紳士クラブの新曲が収録されていることでも話題となっています。
そんな変態紳士クラブですが、ラッパーやアーティストとして有名になるまでには様々な葛藤がありました。彼らの曲に対する想いやこれまでの経歴を紐解くことで、ヒップホップをもっと楽しめます!それでは早速check it out!
「変態紳士クラブは〇〇という困難を、△△で乗り越えた。」
変態紳士クラブのプロフィール

アーティスト名 | 変態紳士クラブ |
結成年 | 2017年 |
メンバー | 平均年齢26.5歳 |
所属レーベル | TOY’S FACTORY |
変態紳士クラブは2017年に結成され、7年目を迎えています。
変態紳士クラブのメンバー

アーティスト名 | WILYWNKA(ウィリーウォンカ) |
本名 | 井上貴吉 |
年齢 | 27歳(1997年3月26日 生まれ) |
身長 | 171cm |
出身地 | 大阪府高石市 |
拠点(レペゼン) | 大阪、東京 |
学歴 | 高校中退 |
WILYWNKAは、変態紳士クラブでMCラッパーを務めているメンバーです。
変態紳士クラブの前は、高校生RAP選手権出場や、ミックステープもリリースしていました。
また、変態紳士クラブとして活動しながら、ラップスタア誕生!にも出場し、準優勝を果たしており、ラッパーとしてのスキルも高いです。


アーティスト名 | VIGORMAN(ビガーマン) |
本名 | 北浦翔暉 |
年齢 | 26歳(1998年1月10日 生まれ) |
身長 | 170cm |
出身地 | 大阪府堺市北野田 |
拠点(レペゼン) | 大阪、東京 |
学歴 | 高校 |
VIGORMANは、変態紳士クラブでメインボーカルを務めているメンバーです。
ボブ・マーリーから影響を受けていて、元々ソロでDeeJayとしても活動していました。
2023年には、大麻所持の罪で逮捕されて謝罪しています。


アーティスト名 | GeG(ジージ) |
本名 | 非公開 |
年齢 | 34歳(1989年11月25日 生まれ) |
身長 | 非公開 |
出身地 | 兵庫県尼崎市 |
拠点(レペゼン) | 大阪 |
学歴 | 専門学校 |
GeGは、変態紳士クラブのプロデューサー兼トラックメーカーを務めているメンバーです。
また、自身が代表としてGoosebumps Musicを立ち上げるなど、様々な活動を行っています。

変態紳士クラブのラップスタイル
変態紳士クラブのラップは、WILYWNKAが主に担当しています。
WILYWNKAは、個性的なフロウと枠にとらわれない自由なラップスキル、そしてVIGORMANのレゲエで鍛えられたリズミカルで甘い歌声、そしてGeGの作るメロウなサウンドのスタイルです。
ヒップホップとレゲエが融合した型にはまらないジャンルの音楽を制作しています。
変態紳士クラブの名前の由来
結成当初に、かっこいい名前をメンバーで考えていたそうです。
その際に、友人が乾杯の際にふざけて口にした「変態紳士クラブ」という言葉が一旦候補として上がったものの無いなとメンバー全員が感じ、却下となりました。
グループ名が決まらないまま音楽活動を続け、本格的にグループ名を考えた際に、メンバー達の頭に浮かんだのは却下されたはずの「変態紳士クラブ」だったのです。
2度見してもらえるようなインパクトのある名前にしたいという想いでグループ名となりました。
一二三屋から始まる変態紳士クラブの軌跡

・WILYWNKAとVIGORMANで一二三屋に行く
・GeGのトラックを聴く
・GeGに会いに行く
・3人で「変態紳士クラブ」結成
・1stシングル「WAVY」リリース
・EP「ZIP ROCK STAR」リリース
・THE FIRST TAKEで「YOKAZE」公開
・ソロ活動も行う
変態紳士クラブの結成はラッパーの店から
WILYWNKAとVIGORMANは、10代から仲良しだったそうです。
ある日、二人はラッパーHIDADDYの経営するアパレルショップの一二三屋に遊びに行ったそうです。
その際に、先輩から1曲くらい2人で作ってみろと言われ、聴かせてもらったのがGeGの曲でした。
暇だった二人は、GeGのいる兵庫県まで足を運び、楽曲制作を依頼しますが、GeGは最初は断っていたそうです。
しかし、そのうちGeGもメンバーに加わり、変態紳士クラブとして結成されました。
1stシングル「WAVY」リリース
2017年に変態紳士クラブで初めてシングル「WAVY」をリリースしました。
メジャーデビュー前のシングルでしたが、その後の2021年や2022年のライブやサマソニでも歌われており、メンバー達にとって思い入れのある曲となっています。
EP「ZIP ROCK STAR」
2017年11月に、初のEP「ZIP ROCK STAR」をリリースしました。
当初は、ストリートのみでの販売予定でしたが、クオリティの高さに購入希望者が殺到し、全国流通版として再リリースとなります。
1stシングルの「WAVY」や、大人気曲「好きにやる」が収録されており、人気の1枚となり、全国7ヶ所のライブツアーも行いました。
2ndシングル「DOWN」でメジャーデビュー
結成から3年の2020年に、2ndシングル「DOWN」でメジャーデビューを果たします。
「DOWN」のMVは、数々の有名アーティストのMVを手掛けてきた新保拓也が制作しました。
また、リリース日には東京の新木場STUDIO COASTでワンマンライブを開催し、変態紳士クラブ至上最大規模のワンマンライブでしたが、チケットは完売したそうです。
THE FIRST TAKEで「YOKAZE」が話題
2021年5月7日に、YouTubeのTHE FIRST TAKEで「YOKAZE」を歌いました。
その動画は1日で170万回再生され、変態紳士クラブが有名となったターニングポイントとなっています。
YouTubeの急上昇ランキングで1位獲得し、有名音楽番組のミュージックステーションにも出演しました。
変態紳士クラブの人気曲は?
変態紳士クラブの人気曲と、pucho henza編集部の一押し曲を紹介していきます。
変態紳士クラブの人気曲①「YOKAZE」
変態紳士クラブが一躍有名となった楽曲。
驚異の再生数で、公式MVも8600万回以上再生されています。
変態紳士クラブの人気曲②「溜め息」
2022年にリリースされた楽曲。
YouTubeで554万回以上再生されており、3rd EP「舌打」にも収録されています。
変態紳士クラブの人気曲③「Sorry」
GeGの個人的な体験を元に作られた楽曲。
Spotifyでも760万回以上再生されています。
編集部おすすめ曲「すきにやる」
変態紳士クラブ初期のヒット曲。
THE FIRST TAKEでも歌っており、代表曲とも言えます。
変態紳士クラブと仲のいいラッパー
様々なラッパーとコラボをしている変態紳士クラブは、客演だけでなくメンバー各自が親交しているラッパーも多いです。
ここからは変態紳士クラブと仲のいいラッパーをご紹介していきます。
HIDADDY
変態紳士クラブの中でも特に、WILYWNKAが中学生の頃にHIDADDYと初めて出会い、HIDADDYのかっこよさに憧れてラッパーとして生きることを決意しています。
また、変態紳士クラブの3人が初めて出会うきっかけとなったのも、HIDADDYの経営するアパレルショップの一二三屋であることから、HIDADDYとは良い関係を築いているようです。

唾奇
唾奇は、2017年11月に行われた変態紳士クラブの全国規模ライブツアーにもゲスト出演しています。
元々、メンバーのGeGと唾奇は親交があり、GeGのソロアルバムにも唾奇は参加していました。
GeGつながりで変態紳士クラブとも面識があり、ライブツアーやソロ楽曲にも携わっているようです。

気になる変態紳士クラブのアレコレ
気になる変態紳士クラブのアレコレを紹介します!
変態紳士クラブメンバーの逮捕
2023年にメンバーのVIGORMANが大麻所持の罪で逮捕されました。
懲役2年、執行猶予4年の判決が言い渡されました。
保釈後に、メンバーに会った際にはおかえりと言ってくれたことで、個人だけでなくグループとしての責任感などに気づいたとインタビューで語っています。
変態紳士クラブのメンバーが大切にしていること
変態紳士クラブ全員が大切にしていることは、子供のままでいることです。
常に真面目に遊び、真面目にふざけることを心がけています。
昔から仲の良かった3人なので、常識や固定概念にとらわれることがなく、純粋に音楽を楽しんでいるようです。
変態紳士クラブのファッション
変態紳士クラブの3人は、BlackEyePatchやなど、ストリートファッションスタイルです。
そんなおしゃれな変態紳士クラブのファッションを詳しくお伝えしていきます。
BlackEyePatch
謎のステッカー集団と呼ばれている、東京をアイデンティティとしたカルチャーから生まれたブランドです。
様々なラッパーやストリートアーティストが愛用しており、VIGORMANもInstagramで紹介していました。
また、WILYWNKAは、BlackEyePatchのモデルも務めています。
一二三屋
変態紳士クラブと親交のあるHIDADDYが経営するアパレルショップ一二三屋。
一二三屋はラッパーによるラッパーのためのラッパーの店というコンセプトのブランドです。
WILYWNKAは大阪の仲間の期待を背負い、一二三屋の服を愛用しています。
変態紳士クラブのこれからの野望とは?
今後、変態紳士クラブがどうラッパーやヒップホッパーとして人生を歩んでいくのか気になる方も多いのではないでしょうか。
変態紳士クラブのこれからの野望を解説していきます。
音楽でお返ししていく
VIGORMANの逮捕によってグループとしての活動が目立たなくなった変態紳士クラブですが、応援してくれている人に寄り添いたいと語っています。
また、これからも音楽を届けて、音楽でお返しをしていくそうです。
3人でどこまでいけるか
以前のインタビューでは、3人でどこまで行けるかを試していきたいと変態紳士クラブの3人は語っていました。
元々、遊びから始まったユニットで、メジャーデビューまで果たし、人気と話題にもなり、これからも成長し続けてどこまでいけるかを考えているそうです。
ジャンルレスグループ変態紳士クラブまとめ
「変態紳士クラブはメンバーの逮捕という困難を、1人1人の持つ力で乗り越えた。」
変態紳士クラブは、ラッパーやヒップホッパーとしてそれぞれの過去や未来への想いを込めて曲の制作や活動をしています。
「自分の弱さや甘えによって逃げる」という悩みは誰もが一度は経験したことのあるものです。
そんな方は、変態紳士クラブのように①自分を肯定して、気持ちを吐き出すこと。
そして、②1人でも活動していけるよう強みを見つけることで、どんな悩みも乗り越えられるのではないでしょうか。
人生で悩んだら、まずは変態紳士クラブの「すきにやる」を聴いてみてください!