2023年に「終演」を発表し、同年8月に武道館でのラストライブ『LAST LIVE』を開催した大人気クルー「KANDYTOWN」の元メンバーでもあるラッパーKEIJU。
tofubeatsとの「LONELY NIGHTS」やAwichとの「Remember 」、清水翔太「Drippin’ feat.IO & YOUNG JUJU」など、ヒップホップシーンで活躍する様々なラッパー・アーティストとのコラボを果たしています。
23年9月には新作EP「Speed Tape」をリリースし、自身初のワンマンライブ「Above Us Only Sky Tour」を東京と大阪で開催しています。
そんな才能に溢れたKEIJUも、自身について葛藤する壮絶な過去がありました。この記事を読めばKEIJUの曲やラップをもっと楽しめること間違いなしです!Check it out!
「KEIJUは〇〇をきっかけに、ラップに真剣に向き合い成功を収めた。」
KEIJUのプロフィール
アーティスト名 | KEIJU(旧MCネームYOUNG JUJU) |
本名 | 啓寿(けいじゅ) |
年齢 | 32歳(1992年11月17日 生まれ) |
身長 | 173cm〜175cm |
出身地 | 東京都世田谷区経堂 |
拠点(レペゼン) | 東京 |
学歴 | 和光学園出身 |
所属レーベル | ソニー・ミュージックレーベルズ |
KEIJUのラップスタイル
KEIJUのラップは、シンプルでストレートなワードを、飄々と並べていく独特なスタイル。抑揚の少ない一定のリズムで会話のように綴るラップには品があり、都会的です。
また、リリックには「家族」や「仲間」などのワードが多く登場し、地元・世田谷の幼馴染によって作られた、クルー出身ならではの深い結びつきが感じられます。
KEIJUの名前の由来
KEIJUの名前は、本名の啓寿の読みをそのままローマ字表記にしているそうです。読み方は「けいじゅ」。
映画から始まるKEIJUの人生
・東京都世田谷区経堂で生まれ育つ。
・音楽好きな両親の元に生まれ、音楽が身近にある環境で育つ。
・先輩の家で流れていた、ラップのMTVの影響でヒップホップを聴くようになる。
・ラップを題材にした洋画の影響で、海外のラッパーを追いかけるようになる。
・先輩ラッパーのYUSHIに誘われてラップを始める。
・サンフランシスコへ留学する
・レコード会社から声がかかり、東京で音楽活動を本格的にスタートさせる
東京都世田谷区経堂で生まれる
KEIJUは1992年に世田谷区経堂で誕生。
音楽好きな両親の元で生まれ育ったため、常に音楽に触れる環境で育ちました。その環境下で「8MILE」などのラップを題材にした映画をきっかけにラップに興味を持ち始めます。
その後、高校の先輩であるYUSHIの誘いをきっかけに、地元の仲間を集めて「YaBasta」というラップクルーを結成します。
サンフランシスコに留学
YUSHIや先輩の家で音楽制作にのめり込んでいたKEIJUですが、高校卒業を前に父親から「このまま東京にいたらダメになる」と言われ、卒業後はサンフランシスコに留学します。
滞在中に遊びに来たIOから「東京に曲を聞いて興味を持っているレコード会社の人がいる」という話を聞き、東京に戻り本格的に音楽活動を始めます。
KANDYTOWN結成
YUSHIやIO、Ryohuなどが先に結成していたクルー「BANKROLL」のメンバー達と合流し、2012年に「KANDYTOWN」を結成。2014年に「KANDYTOWN」として、フリーミックステープ「KOLD TAPE」をリリースします。
そんな順調な人生でしたが、KANDYTOWNの結成のきっかけであったYUSHIが不慮の事故により23歳という若さで死去してしまいます。
KANDYTOWNはYOSHIの死を乗り越え楽曲制作を続け、本気で売れたいという思いが強くなっていきます。
アーティスト名をKEIJUに改名し、ソロデビュー
2017年にKANDYTOWN初のメジャー契約を締結し、同時にアーティスト名を「YOUNG JUJU」から「KEIJU」に改名。翌年の2018年に「Let Me Know」でデビューしました。
さらに、フランスのファッションブランド「PIGALLE」(ピガール)によるバックアップのもと、デビューを記念したローンチイベントが開催され、tofubeatsやJJJ(Fla$hBackS)、YZERR(BAD HOP)、JP THE WAVY、唾奇、RIRI、清水翔太など名だたるメンバーがゲストとして集まりました。
KEIJUの人気曲は?
KEIJUの人気曲と、pucho henza編集部の一押し曲を紹介していきます。
KEIJUの人気曲①「Hold You Down (feat.MUD)」
2020年7月にリリースされた1stアルバム『T.A.T.O.』の1曲。客演にはMUDを始め、Holly Q、Gottz、IO、Dony JointらKANDYTOWNの面々が登場しています。
一途な思いを淡々とリズミカルに歌い上げるクールなダンスナンバーとなっています。
KEIJUの人気曲②「Tears」
2020年12月にリリースされた1曲。MVにはスタジオでの仲間との制作の一幕や、スタイリッシュな装いで、リリックにも登場する月のようなライティングをバックに歌い上げる姿が印象的です。
KEIJUの人気曲③「Let Me Know」
2018年、ソニー・ミュージックレーベルズと契約し「KEIJU」としてのデビュー作。KEIJUらしい英語と日本語を織り交ぜたリリックに、メロディックなフローを駆使した1曲です。
MVにはグラフィックデザインとMVの2要素が交じり合った、海外のMVのようなヴィヴィッドでクールに仕上がっています。
編集部おすすめ曲「get paid」
2019年にリリースされた1曲。「YOUNG JUJU」から「KEIJU」に改名して「変わった」など、離れていく人達を思う、哀しさや寂しさが感じられます。
スローなトラックに哀愁のあるリリックがマッチしたエモい1曲です。
KEIJUと仲のいいラッパー
客演王とも呼ばれるKEIJUは、仲の良いラッパーが多いことでも知られています。
中でも、地元世田谷区の仲間をとても大事にしています。
IO
KEIJUより2個上の先輩であるIOやYUSHI、QNの事は幼少期から既に知っていたと言います。ラップを始めたのもリスペクトするYUSHIに誘われた事がきっかけで、高校時代は
YUSHIやQNのお家でレコーディングするなど、音楽漬けの日々を過ごしていました。
Awich
「Remember」で客演したり、お互いのライブにゲストとして呼ぶなど仲の良さが伺えます。
また、一発撮りパフォーマンスで有名な「THE FIRST TAKE」に「Remember」でAwichと出演し話題を呼びました。
気になるKEIJUのアレコレ
気になるKEIJUのアレコレを紹介します!
KEIJUのタトゥー
KEIJUは右上と左腕にワンポイントのタトゥーが入っています。
右上のタトゥーにはYaBasta前身のクルー名「south park」のという文字が刻まれております。
KEIJUのファッション
KEIJUはファッションモデルとしても活躍しています。
スタイルはラッパーのようなオーバーサイズとは真逆で、シンプルでタイトなジャストサイズなファッションが特徴的です。
Stone Island
ZORNなど多くのラッパーが愛用している「Stone Island」。KEIJUもMVやSNS等で愛用しています。「Tears」ではトップス、ボトムス共に「Stone Island」を愛用しています。
KEIJUのこれからの野望とは?
2023年2月にKANDYTOWNでの活動を終演し、ソロをメインに活動をスタートしたKEIJU。今後の活動について、こう語っています。
幅広くやりたい
ラッパーとしても、アーティストとしても経験を積み、前は言わなかったようなことも歌にしているというKEIJU。
今後はいろんな人に届くようにという意味で幅広くやっていきたいと語っています。
ラッパーKEIJUまとめ
「KEIJUはYUSHIの死がきっかけに、ラップに本気で向き合い成功を収めた。」
誰よりも音楽を愛し、天才的な存在だったYUSHI。KEIJUはYUSHIを兄のように慕っており、YUSHIやIOの後をずっと追うほど憧れの存在でした。
YUSHIが亡くなってしまった事がきっかけで、音楽で本気で売れたいという気持ちを大きくしたと語っています。
YUSHIはKEIJUにとって今も大きな影響を与え続けており「YUSHIがNO GOODだと思う事はやらない。」と語っています。
今後もかっこいい事を追い続けるKEIJUの活躍から目が離せません!