全員元ダンサーの6人組ラッパークルー「Cookie Plant」の中心メンバーであり、ソロとしても活躍するラッパーMaddy Soma。
Maddy Somaは、YUNG NIGOとの楽曲「Ninja Mode」と「New Buddha」リリースを皮切りに一気に全国区へと知名度を上げ、その後もソロデビューを果たし次々とヒットチューンを生み出しています。
Maddy Somaのソロデビューアルバム「Shichihenge」に収録されている曲「AMATERASU」では、日本の伝統文化を重んじたリリックと、アジア特有の揺れのあるビートや呪術的なラップが、彼の高度なダンスパフォーマンスとかけ合わさり、日本だけでなく海外のラッパーファンをも唸らせています。
そんなMaddy Somaは、華やかなダンサーとラッパーの世界に身を置きながらも、その陰では地道な努力と鍛錬の日々を送っていました。
彼の経歴やリリックから、内面の部分や経歴を紐解いていきます!Check it out!
「Maddy Somaは〇〇を生きがいにして、△△で乗り越えた。」
ラッパーMaddy Somaのプロフィール
アーティスト名 | Maddy Soma(マディーソウマ) |
本名 | 相馬 |
年齢 | 非公開 |
身長 | 非公開(高身長) |
出身地 | 神奈川県川崎市麻生区 |
拠点(レペゼン) | 東京 |
学歴 | 非公開 |
所属レーベル |
Maddy Somaは、神奈川県川崎市で生まれ育ちました。現在は、東京を拠点に活動しています。
名前と出身地以外の彼の詳細は未だ知られていませんが、身長は、Cookie Plantのメンバーと踊る中で比較しても、かなりの高身長だと推測できます。
Maddy Somaのラップスタイル
Maddy Somaは元々ダンサーとして活動しており、ダンスとラップを融合させたパフォーマンスで、従来のラッパーの型にハマらない二刀流のラップスタイルが特徴です。
もう1つのMaddy Somaの特徴は、重低音のように響く超低音ボイスです。漆黒ボイスとも言われる、その特徴的なダークな声域と独特のクールな佇まいで、読経するようなフローの日本流ラップを得意としています。
彼の中毒性のあるフローとミステリアスな雰囲気は、新世代ラッパーの中でも一際目立った存在となっています。
Maddy Somaの名前の由来
Maddy Somaの名前の由来は、本名の「相馬(そうま)」から名づけられました。
なぜ、Maddyなのかは不明ですが、より彼の魅力を引き出すクールな名前ですね。
今後、彼の口から名前の由来が語られることを期待しておきましょう!
ダンスとの出会いで始まるMaddy Somaの人生
神奈川県川崎市麻生区に生まれる。
中学2年でSoulja Boyと出会いダンスを始める。
新百合ヶ丘駅で地元仲間とダンススキルを磨く。
ダンスバトルの出場やクラブなどでダンス漬けの生活を送る。
音楽サイト「DattPiff」でひたすらディグる。
2018年ダンス&ラップクルー6人組「Cookie Plant」結成。
2019年Cookie Plantの楽曲「Cookie TapeVol.1」リリース。
2020年ソロデビューし、「Untill I Die」リリース。
中学生でダンスに没頭していく
Maddy Somaは中学2年のころ、アメリカのラッパーSoulja Boyに衝撃を受けてダンスを始めました。
中学の行事の幕間では、いつもダンスを披露するほどに熱中していきます。
その後も、Maddy Somaのダンスへの情熱は冷めることなく、よりダンススキルを磨くために新百合ヶ丘駅で地元の仲間と集まり、ダンス練習に明け暮れるようになります。
ダンサーとして活動するようになる
Maddy Somaは、ギチギチに派遣のバイトを入れては、貯まったお金でビートを買い自宅にこもってリリックを書いていました。友達からの遊びの誘いも「そんな暇ない無理無理!」と断って、創作活動に時間を費やします。
あくまで、趣味のために仕事をするのであって、彼の生活の中心は常にダンス!ダンスバトルの出場やクラブなどのステージで踊ることが何よりの生きがいでした。
音楽サイト「DattPiff」でひたすらディグり、好みのインディーズを発掘することも彼の欠かせない時間でした。
ラップクルー「Cookie Plant」の結成秘話
2018〜2019年、Cookie Plantを結成します。メンバーは「Maddy Soma、YUNG NIGO®、SANO、Liu Atsumu、DJのGEEKBOY、ディレクターの3Light」の6人。
全員が元々ダンサーでダンスをメインに活動していましたが、2019年頃からラップメインに転向し、多様なスタイルを活かした彼らの音源が世に出ると、一気にその名を轟かせます。
クルー結成のきっかけは、Maddy Somaだったそうです。メンバーのLiu Atsumu、SANOがダンスの先生のワークショップで、同じくそこに来ていたMaddy Somaと出会い、意気投合し仲良くなりました。
その後、YUNG NIGO®とDJのGEEKBOYをMaddy Somaが連れてきて、メンバーが揃っていきました。
3Lightに関しては「気づいたら居た、天からの恵もののような存在」とインタビューでSANOが語っていますが、ごく自然な出会いがあったのではないかと思います。
ソロとしてのラッパーMaddy Soma誕生
2019年、Cookie Plantの「Cookie TapeVol.1」がリリースされ、その中の「Ninja Mode」でラッパーMaddy Somaの名が知れ渡ることになります。
Cookie Plantの活動と並行し、2020年にMaddy Somaのソロデビュー曲「Untill I Die」をリリース。
その後も、順調に楽曲リリースを展開し、tiktokやyoutubeにMVがアップされると、日本的なサウンドと独特のスピリチュアルな世界観が、海外の視聴者にもヒットし高い支持を集めています。
Maddy Somaの人気曲は?
Maddy Somaの人気曲と、pucho henza編集部の一押し曲を紹介していきます。
Maddy Somaの人気曲①「Ninja Mode」
Maddy Soma とYUNG NIGO による曲「Ninja Mode」は、Maddy Somaの名を世に知らしめたほど影響力のある名曲です。
和を意識したトラックと軽やかなダンスが調和した新しいHIPHOPの世界観に、Maddy Somaの低音ボイスが心地よく馴染みます。
Maddy Somaの人気②「OKE」
Maddy Soma の世界観が爆発した一曲。神聖な自然の中でラップをするMaddy Somaが、ビジュアル的にも神と重なるような、神秘的なMVに仕上がっています。
彼の魅力を引き出しているので必見です。
Maddy Somaの人気曲③「A.S.A.O」
Maddy Somaのルーツがわかる一曲となっており「A.S.A.O」とは地元の神奈川県の麻生区のことで、ダンスに明け暮れた百合丘駅でMVが撮られています。
「あれから何年たっても変わらない全然」と、ブレることなく現在に至るという意志の強さがリリックから伺える一曲となっています。
編集部おすすめ曲「Hit ittt」
昔のラッパーを志すころのヒリヒリとした私生活が赤裸々に綴られ、当時の彼の強い決意が感じられる楽曲になっています。
夢に向かって迷いや不安を抱えても、また原点に立ち返り気持ちを奮い立たせるようなMaddy Somaの精神的強さを感じさせる一曲。
Maddy Somaと仲のいいラッパー
Maddy Somaは、Cookie Plantに所属するためメンバーと信頼関係があるようです。また、過去Ninja We Made It.の初期メンバーだったこともあり、ラッパー界の横のつながりも広いのではないかと考えられます。
その中でも、特に繋がりの深いラッパーを紹介いたします。
zakeru
Ninja We Made It.は、初めZEKERUとMaddysoma2人で活動していました。
2人はダンサー仲間として交流を深めていて、ZEKERUが自身のラッパーネームを考えたのはMaddysomaだと語っています。
LiuAtsumu
Cookie PlantのメンバーのLiuAtsumuは、Maddy Somaが音楽に関して情報通で音楽センスも合うことから、Apple Musicで好きな音楽を共有し合うなど、お互い信頼関係にあるようです。
気になるMaddy Somaのアレコレ
Maddy Somaが着こなすファッションが注目されているのはご存じでしょうか?
彼の独特の雰囲気は、楽曲の繊細なパフォーマンスはもちろん、ファッションセンスからも感じられます。
ここで、MVのMaddy Somaが着用しているファッションブランドをcheckしてみましょう!
Dope Couture(ドープ クチュール)
Maddy Somaが注目されるきっかけとなった「Ninja Mode」で着用している、ジャージのようなデザインのセットアップは、DOPE SPORT TRAINING DAY TRACK JACKET & PANTという商品です。
Dope Coutureは、シンプルかつインパクトのあるデザインがラッパーの間で流行しました。
Polo Ralph Lauren(ポロ・ラルフローレン)
定番ポロシャツなど、カジュアルにもフォーマルにも着こなせるデザインで、老若男女に愛用されている有名ブランドのPolo Ralph Lauren。
「Untill I Die」では、Polo Ralph Laureの年代物の古着デニムシャツとTシャツを着用し、そのカジュアルな装いとMaddy Somaのチャームポイントのドレッドのロングヘアがいい感じにマッチしていて、オシャレ感がより増しています。
EVISU(エヴィス)
日本発ブランドとして世界的に有名なエヴィスは、遊び心のあるストリートファッションとして愛され海外でも人気の高いブランドです。
エヴィスマークをペンキステッチで施したジーンズが特に人気で、「AMATERASU」のMVでMaddy SomaとNinja We Made It.の3人が着用しているのが、このエヴィスジーンズです。
Maddy Somaのこれからの野望とは?
Maddy Somaは、インタビューなどであまり多くは語られていません。
その代わり、自身のエピソードや想いをリリックに乗せて歌っています。
ここで、2023年リリースのアルバム「Cultural Reset」の楽曲「OKE」のリリックから一部抜粋し、彼の野望を読み解いていきましょう!
「長いトンネル抜けて届きやしない魔の手あのでっかいビジョンをもっかい描いて颯爽lego」
Maddy Somaが、ラッパーとして成功を手にしたビジョンを思い描いて、そこに突き進む!そんな力強さが伺えるリリックです。
「キリがないよまじやりたい事ありすぎて。止まらない頭の回転常にこの事だけに回転するから身の回りのなくしがちでも止まらない」
Maddy Somaは、常に今後やりたい事で思考が隙間なく埋め尽くされているようです。
それ故に、身の回りの物をよく失くしてしまうという、人間的な部分も赤裸々に表現されています。
MVに映るミステリアスでかっこいいMaddy Somaからは想像できませんね。
そんなMaddy Somaの野望は、リリックにはっきりと書かれているわけではありません。
しかし、彼の思考の中にはラッパーとしての大きな野望があり、そこに到達するために常に日々努力を重ね着実に前進し続けているのです。今後も、彼の活躍にますます目が離せません!
ラッパーMaddy Somaまとめ
「Maddy Somaは苦しい状況でも、好きなダンスとラップを生きがいにし、心情をリリックに起こすことで乗り越えた。」
好きな事への探求心を大切にし、野望をかかげストイックに高みを目指しているMaddy Soma。
なぜ彼はあきらめず、その道を進み続けられるのでしょうか?
Maddy Somaの人生は、HIPHOPに出会い、ダンスに夢中になり、ラッパーに憧れ、それを目指し実現に向けて行動してきました。
彼は「音楽とダンスとラップを生きがいにし、自分を信じて好きな事だけをやっていく人生」を選択したのです。
しかし、夢の実現のためにバイトを詰め込んでハードな日々を送っていた時期がありました。心が折れそうな苦しい状況もあったはずですが、それでも自分の好きなダンスは辞めず「苦しい心情も丸ごとリリックに起こすことで自身を奮い立たせてきた」のです。
こうした経験も経て、ブレない、動じない、一貫しているMaddy Somaのパフォーマンスは、高度なダンスとラップスキルで全世界のHIPHOPファンから熱い支持を集めています。
どんな人だって自分の好きなことを突き詰めていても、問題が生じたり壁にぶつかることがあります。
そんな時、その心情をありのまま書き起こしてみてください。
ありのままの自分を受け止め、冷静に物事を見つめ、原点に立ち返ることで、彼のように再び動き出すエネルギーが湧いてくるかもしれません。