オルタナティブ・ロックとヒップホップの融合で、これまでのラッパー像とは大きく異なり際立った個性と自由奔放な音楽性が魅力のラッパー(sic)boy。
初期の頃のワンオクを思い起こさせるような歌声、歌い方で不思議と引き込まれていきます。
独特の世界観で多彩な楽曲を武器にSoundCloudに公開した楽曲が注目され話題沸騰、活動スタート後わずか1年で160万再生を突破させました。
その後プロデューサーKMとタッグを組んだ(sic)boyのオリジナルスタイルを更に高め、「Heaven’s Drive」に至ってはリリースから1ヵ月でYouTube再生回数60万再生、2021年の夏には570万再生回数を記録しています。
そんな(sic)boyですが、華々しい経歴の裏には様々な苦悩がありました。
日々進化していく(sic)boyの生い立ちや素顔、経歴などを深く知っていくことによって今まで以上に(sic)boyを応援したくなること間違いなし!それでは早速 Check it out!
「(sic)boyは〇〇という困難を、△△で乗り越えた。」
(sic)boyのプロフィール
アーティスト名 | (sic)boy(シックボーイ) |
本名 | 非公開 |
年齢 | 24歳(1998年10月27日 生まれ) |
身長 | 非公開 |
出身地 | 東京都品川区五反田 |
拠点(レペゼン) | 東京都 |
学歴 | 大学(中退) |
所属レーベル | 個人 |
(sic)boyは1998年に東京都品川区五反田で父・母・2歳年上の兄の4人家族に生まれました。
SoundCloudから名を上げ、プロデューサーKMとの出会いを経て新世代のスターになり上がったラッパーです。
(sic)boyのラップスタイル
(sic)boyのラップスタイルは、ヒップホップとロックを軸にしたトラックに(sic)boy自身が持つ多彩で豊かなセンスを乗せるスタイルです。
強烈なロックのサウンドにラップが合わさり、固定観念に囚われない自由な音楽性でありながら美しいメロディーは多くの人を魅了します。
またトレンドのヒップホップを上手く取り入れ、独自のミクスチャー感覚で練り上げた曲は常に進化していき目を離すことができません。
(sic)boyの名前の由来
2019年前半までSid the Lynchというアーティスト名で活動していましたが、(sic)boy(読み方:シックボーイ)に改めました。
名前の由来は、本人いわく特に深い意味はなく「(sic)がカッコイイ単語」で「病んでるような怪しい雰囲気漂う語感が気に入った」と語っています。
また、スラングでヤバイやつなど様々な解釈があり、字面の良さも起用の決め手になっています。
サークル入りを断念から始まる(sic)boyの人生
・東京都品川区五反田に生まれる。
・ゲゲゲの鬼太郎や妖怪に惹かれる。
・絵を描くことが好きで「漫画家」になるのが夢だった時期がある。
・小学6年生の時に「L’Arc〜en〜Ciel」を聴きHYDEに魅了される。
・毎日メイクをして学校に通う。
・軽音部でボーカルとして活動していたが卒業と同時に自然消滅。
・サークル入りを断念し自分で音楽制作を開始する。
・大学を中退。
・釈迦坊主プロデュース「Hype’s」をリリース。
ゲゲゲの鬼太郎や妖怪好きな一面
親の影響もあり幼少期から絵を描くことが大好きだった(sic)boy。
特に好きだったのは水木しげる先生の「ゲゲゲの鬼太郎」で、調布市深大寺にある「鬼太郎茶屋」にもよく連れて行ってもらってます。
当時、鬼太郎の絵を描いているうちに「がしゃどくろ」と呼ばれる大きな妖怪に魅了され、現在でも鬼太郎や妖怪に惹かれています。
ルーツとなる「L’Arc〜en〜Ciel」を聴き始める
小学6年生の頃「L’Arc〜en〜Ciel」をきっかけに音楽に興味を持った(sic)boy。
ヴィジュアル系を中心に洋楽・邦楽問わずロックに傾倒、特に「L’Arc〜en〜Ciel」のオリンピックテーマ曲である「BLESS」を聴いて衝撃を受けました。
そんな(sic)boyが音楽活動を始めるきっかけになったのは、「L’Arc〜en〜Ciel」のHYDEの存在が大きかったからでしょう。
(sic)boyにとってHYDEは「不動のロックスター」と語っています。
アイメイクは譲れない
ヴィジュアル系バンドに熱中していた影響で中学生の頃からメイクやネイルに興味を持つようになった(sic)boy。
高校生の頃には周囲の目を気にせず毎日メイクをして通っていました。そんな(sic)boyのメイクで譲れないポイントは「アイメイク」です。
他の部分はナチュラルで気にならないそうですが、(sic)boyのロックスター像で目元を黒く塗りつぶすのに憧れがあるため、どんどん目元だけ濃くなっていくそうです。
やり方は全部独学、ライブ前に(sic)boyになるためのスイッチとして目元メイク盛り盛りで気合を入れています。
ネイルも基本自分で行っており、ドラッグストアーなどで購入。
ラップを始めたきっかけ
高校生ラップ選手権に出場経験のあるSalvador Mani(サルヴァドール・マニ)からヒップホップを教えてもらい、Eminem(エミネム)やKREVA(クレバ)を聴くようになりました。
また、Salvador Maniにラップに誘われ「面白そう、俺でも出来るんじゃないか」と始めたのがきっかけです。
(sic)boyが高校3年生の頃にトラップミュージックブームが来ていたことも大きく影響しています。
オリジナル楽曲制作開始
軽音部に所属しボーカルとしてバンド活動し充実した日々を送っていた高校時代でしたが、卒業と同時に自然消滅してしまいました。
大学ではオリジナル楽曲を作ることを夢見ていましたが、入学した大学ではコピーバンドをやりたい人しかいませんでした。
(sic)boyはサークル入りを断念し、自らオリジナル楽曲制作を始めます。それと同時に、ロックとヒップホップを融合したジャンルに縛られない(sic)boyの音楽性も開花し始めます。
そして、オリジナル楽曲制作開始から約2年後の2018年3月に(sic)boy初のmixtape「NEVERENDING??」をSoundCloudに投稿しました。
アルバムをリリース
2020年10月 1stアルバム「CHAOS TAPE」をリリース
プロデューサー KMとタッグを組んだEP「(sic)’s sense」に続く作品であり全12曲入りのアルバムが大ヒットしました。
※CD限定として13曲目にAkuma Emoji (KM Back to 2002 Remix)
(sic)boyの人気曲は?
(sic)boyの人気曲と、pucho henza編集部の一押し曲を紹介していきます。
(sic)boyの人気曲①「Heaven’s Drive feat.vividboooy」
(sic)boyの代表曲といえば知名度を上げたこの曲。
vividboooyとの調和も素晴らしくかっこいいです!
(sic)boyの人気曲②「Akuma Emoji」
謎の歌詞が連発するこの曲は(sic)boyらしさが溢れています。
歌うには難しいですが、どハマりすること間違いなし!
(sic)boyの人気曲③「Kill this feat.Only U」
PVがアニメーションとなっているこの曲。
歌詞が心に深く響き、更に(sic)boyの魅力に引き込まれていきます。
編集部おすすめ曲「Ghost of You」
疾走感あるアップテンポでアグレッシブなこの曲。
誰しも少なからず感じる不安な社会を、如実に表現している(sic)boyらしい歌詞に共感が持てます。
(sic)boyと仲のいいラッパー
(sic)boyと仲のいいラッパーを紹介します!
Salvador Mani
ラップを始めるきっかけとなった同級生のSalvador Maniとは、小学校6年のとき塾で出会ってからずっと仲の良い人物です。
プロデューサーKM
音楽プロデューサーKMとは、ご飯に誘ってもらったことがきっかけで出会い、現在では頼れる先輩の一人。
若手ラッパー
他には、Only UやLEX、Yung sticky womなど横浜の若手ラッパーと仲が良いです。
気になる(sic)boyのアレコレ
気になる(sic)boyのアレコレを紹介します!
(sic)boyのファッション
黒メインな服が多いという(sic)boy。
好きなスニーカーのブランドはドクターマーチン一択で、買っても1~2回しか履かずに買い替えるんだそうです。
また、バンドTシャツを愛しており所有しているバンドTシャツは数えきれないくらいで、入手困難なレア物まで揃えています。
色が褪せているぐらいのTシャツが好みなのもお洒落感が漂っています。
Tシャツは古着屋やブリッツ(渋谷)などに買いに行くそうで、マリリン・マンソンやMy Chemical Romance、Slipknot、KISSなどのブランドを購入しています。
(sic)boyの家族
(sic)boyの家族構成は、父・母・兄の4人家族。
父親は、ロック好きでYesやKing Crimsonなど小さい頃から車で聴いていました。
母親とは、映画を一緒に観に出掛けたり、2歳離れた兄からは音楽を教えてもらったりしています。
(sic)boyが脱いでしまう場とは…
音楽が大好きな(sic)boy。当然カラオケも大好きで「L’Arc〜en〜Ciel」の「虹」を難しいと思いながらよく歌っています。
また、レッド・ホット・チリ・ペッパーズことレッチリがお気に入りで「Can’t Stop」や「Around The World」などを披露しています。
そんな(sic)boyですが、なんとレッチリの時になると脱いでしまうそうです。カラオケ店でのバッタリ遭遇に期待しましょう!
(sic)boyのこれからの野望とは?
ラッパーとしてソロでフロントに立つことを選択し、オリジナルスタイルを更なる高みへと導いた(sic)boy。
これからのラッパーとしての野望について2020年11月のプロデューサーKMとの対談で次のように語られています。
「自分の曲をバンドで再現するというのはやってみたいことですね」
また、「ビルボードチャートに叩き込むこと」や「常にその時点で最高と思えるものを作っていきたい」という夢もあります。
是非叶えていって欲しいです!
ラッパー(sic)boyまとめ
「(sic)boyはバンド自然消滅という困難を、たった一人で乗り越えた。」
高校時代に友達とバンドを組んでいた(sic)boyですが、卒業と同時に自然消滅。更に大学ではオリジナル楽曲を一緒にやってくれる人が誰一人も居ない状況。
そんな苦境にも「自分のなかで突き通したいもの」を忘れず表現したいことを一貫し、たった一人自分自身の力で作り上げていきました。
今ではいろんな感情を表現できる(sic)boyに多くの人が魅了され、ライブもアルバムも大盛況!
今後も、様々な表情を見せてくれる(sic)boyの活躍から目が離せませんね!