人気HIPHOPクルー「BAD HOP」の一員として活躍していたことでも知られるラッパーG-K.I.D。
メロウなフロウを得意とするラッパーで、「Kawasaki Drift」や「Day N Night」「We Rich」といった楽曲で素敵なラップを披露しています。
また、最近では人気ラッパーのKvi BabaやELIONEとのコラボ曲を発表し、再び注目を集めています。
そんなG-K.I.Dですが、ラッパーとして活躍するまでには多くの困難がありました。彼のリリックに込められた想いや経歴を紐解くことで、HIPHOPをもっと楽しめること間違いなし!それでは早速 Check it out!
「G-K.I.Dは〇〇という困難を、△△で乗り越えた。」
ラッパーG-K.I.Dのプロフィール

アーティスト名 | G-K.I.D |
本名 | 渡邊りょう |
年齢 | 29歳(1995年5月2日 生まれ) |
身長 | 非公表 |
出身地 | 神奈川県川崎市川崎区 |
拠点(レペゼン) | 神奈川県川崎市川崎区池上町 |
学歴 | 川中島中学校卒業 |
所属レーベル | BAD HOP(元) |
G-K.I.Dは、神奈川県川崎市川崎区出身のラッパーです。
本名は「渡邊りょう」で、川中島中学校を卒業しています。
コワモテなルックスながらも、湘南乃風の「カラス」を歌うと泣いてしまうという繊細な一面を持っています。
G-K.I.Dのラップスタイル
G-K.I.Dのラップスタイルの特徴は、ワイルドかつメロウなフロウです。
メロディを大切にしたスタイルで、BAD HOPの楽曲や客演として参加した曲で心地良いラップを披露しています。
R&Bシンガーをイメージさせる、セクシーな歌声を持っているのも彼の特徴の1つ。ラップと歌声の両方が素敵なラッパーなので、気になる人はぜひ彼が参加している楽曲をチェックしてみてくださいね。
G-K.I.Dの名前の由来
G-K.I.Dの読み方は(ジーキッド)です。また、名前の由来に関しては現時点では明かされておらず、どんな意味が込められているかも分かっていません。
ただし、今後のインタビューなどで明かされる可能性は十分にあるので、名前の由来を知りたい人はこまめに情報をチェックしましょう。
BAD HOPメンバーとの出会いから始まるG-K.I.Dの人生

・神奈川県川崎市に生まれる
・1対1の喧嘩を通じてT-PablowやYZERRと交流を深める
・川中島中学校に入学
・生活の困窮が原因で両親が離婚
・中学2年の終わりに逮捕され少年院に入所する
・出所後にHIPHOPをはじめる
・川崎のクラブを拠点に活動する
・2014年にBAD HOPの一員としてデビュー
・Vingo、Barkと共にミックステープをリリース
・BAD HOPの解散に伴いメンバーとしての活動を終了
・人気ラッパーの楽曲に参加し話題となる
神奈川県川崎市に生まれる
1995年の5月2日、G-K.I.Dは神奈川県川崎市に生まれます。
幼少期のエピソードはあまり多くありませんが、父親がヤクザで、さらに収入も比較的多かったこともあり裕福な幼少期を過ごしたそうです。
また、小学生当時はドラマ「ビー・バップ・ハイスクール」をよく視聴していたことが、YZERRの発言により明らかになっています。
喧嘩を通じてT-PablowやYZERRと仲良くなる
小学校ではサッカーチームに所属し、プレイを楽しんでいたG-K.I.D。
そんな彼は、チームでの活動を通してT-PablowやYZERRと知り合います。
そして、1対1の喧嘩を通して交流を深め、そのまま仲間となります。その後、他のBAD HOPメンバーと知り合い、友情を育んでいくのでした。
T-Pablowの誘いと先輩のアドバイスをきっかけにラップをはじめる
中学2年の終わり頃に少年院に入院し、1年間を過ごしたG-K.I.Dは、退院後にHIPHOPをはじめることとなります。
きっかけはT-Pablowの「HIPHOPがこれからヤバイことになるから、皆でやろう」という誘いと、先輩の「悪いことばっかりやってないで、ラップできるようになれ」というアドバイス。
これらをきっかけにG-K.I.DはHIPHOPに夢中になり、ラッパーとしてのキャリアを歩み始めるのでした。
クラブの運営を手伝いながらラップのスキルを磨く
HIPHOPに夢中になったG-K.I.Dは、他のメンバーと共にBAD HOPの始まりの地とされるクラブ「KING &QEEN」の運営を手伝いながら、ラップスキルを磨く日々を送ります。
時期としては各々が15歳〜16歳のころ。
朝方まで手伝い、その後昼まで皆でフリースタイルをするというハードな生活ではありましたが、一緒にやる仲間がいたこともあり、メキメキと実力をつけていくのでした。
BAD HOPとしてデビュー
2014年、G-K.I.DはBAD HOPの一員としてデビューを果たします。
その後グループは、コンピレーションアルバム「BAD HOP ERA」と1stアルバム「BAD HOP」、ミックステープ「BAD HOP 1 DAY」を発表し、シーンに衝撃を与えます。
そして、2ndアルバム「Mobb Life」のヒットにより、その人気を不動のものとするのでした。さらに、2018年には武道館公演、2019年には横浜アリーナのライブを成功させ、確固たる地位を築いています。
BAD HOP解散に伴いメンバーとしての活動を終了
人気絶頂にあったBAD HOPですが、2023年のフェスにて突如解散が発表されます。そして、2024年の2月に東京ドーム公演をもってグループは解散するのでした。
グループの解散に伴いG-K.I.Dは、グループのメンバーとしての活動終了。自分の道を歩いていくこととなります。
その後に関しては、解散後数ヶ月ほどは目立った活動を行っていませんでしたが、8月頃より本格的に活動を再開し、ELIONEやKvi Babaとのコラボ曲を発表しています。
G-K.I.Dの人気曲は?
G-K.I.Dの人気曲と、pucho henza編集部の一押し曲を紹介していきます。
G-K.I.Dの人気曲①「Kawasaki Drift」
「Kawasaki Drift」はギャングスタ色の強いリリックと、アングラ感のあるトラックが多くの人を魅了するBAD HOPの代表曲です。
メンバー全員がラップを披露している楽曲で、G-K.I.Dのメロウなフロウも存分に楽しめる構成になっています。
グループの良さが詰まった素敵な楽曲なので、まだ聴いたことがない人はぜひチェックしてみてくださいね。
G-K.I.Dの人気曲②「Day N Night(feat. G-K.I.D、guca owl、KEIJU)」
G-K.I.Dが好き、彼のラップをたくさん聴きたい人におすすめの楽曲が「Day N Night」です。
BAD HOPのラストアルバム収録の楽曲で、G-K.I.Dのメロウなフロウと、セクシーな歌声が存分に楽しめる仕上がりになっています。
G-K.I.Dの人気曲③「Friends, Family & God(feat. G-K.I.D、KEIJU)」
Kvi Babaが2024年の8月7日にリリースした「Friends, Family & God」。
仲間や家族、友達をテーマにしたエモーショナルなリリックと3人のメロディックなラップ、キャッチーなトラックがとにかく最高な1曲です。
編集部おすすめ曲「Locker(feat. G-K.I.D、Tiji Jojo、YZERR)」
「Locker」は、BAD HOPのラストアルバムに収録されている楽曲です。
こちらは、頑張る人の背中を押すような力強いリリックが心に残る1曲。
元気を出したいときにピッタリの楽曲なので、気になる人はぜひ聴いてみてくださいね。
G-K.I.Dと仲のいいラッパー
さまざまなラッパーと共演しているG-K.I.Dですが、誰と仲が良いのでしょうか。
次は、G-K.I.Dと仲のいいラッパーを紹介します。
YZERR
YZERRはBAD HOPにて、リーダーを務めていた人物です。卓越したフロウを武器とするラッパーで、多くの楽曲でキレのあるラップを披露しています。
また、マルチな才能の持ち主でもあり、BAD HOP時代にはプロデュースや制作指揮も行っていました。そして、現在は起業家として活躍しており、自身で立ち上げた2つの会社を経営しています。
G-K.I.Dとの出会いは小学生のころで、サッカーや喧嘩を通して親しい関係になったそうです。

KEIJU
KEIJUは人気クルー「KANDYTOWN」の元メンバーで、現在はソロアーティストとしても活躍するラッパーです。
メロディックなフロウと独特なワードセンスが魅力のラッパーで、そのオリジナリティ溢れるラップが多くのHIPHOP好きを魅了しています。
G-K.I.Dとの共演曲はKvi Babaの「Friends, Family & God」、KEIJUの「Lockdown」、BAD HOPの「Day N Night」などです。

気になるG-K.I.Dのアレコレ
次は、気になるG-K.I.Dのアレコレをチェックしていきましょう。
アレコレを知れば、彼のことをもっと好きになれるかもしれませんよ。
G-K.I.Dのファッション
センスの良いラップで多くの人を魅了するG-K.I.Dですが、ファッションのセンスも抜群です。
愛用ブランドはSAINT MxxxxxxのRick Owens、KAPITAL、sulvamなど。また、BAD HOPがプロデュースするBreatHも愛用しています。
ヘアスタイルは、フェードカットとパーマを取り入れた個性的なスタイルです。
ラッパーG-K.I.Dの父親
G-K.I.Dの父親は元暴力団員です。現在は普通の仕事をしていますが、G-K.I.Dが小学生の頃は現役のヤクザで、よく若い組員に高級車を磨かせていたことがメンバーの発言により明らかになっています。
しかし、G-K.I.Dが中学に上がる頃には上納金が厳しくなり、収入が一気に減ってしまうことに。さらに生活も苦しくなったため、母と離婚してしまうのでした。
ちなみに、G-K.I.Dは当時鈍感だったこともあり、父がヤクザだということには気づいていなかったとインタビューにて語っています。
ラッパーG-K.I.Dは宅建の資格を持っている?
実はラッパーG-K.I.Dは、宅地建物取引士の資格を持っています。
取得したのは2023年の10月頃で、5ヶ月間の独学を経て一発で合格したそうです。
本人は富士山に登って運気をもらったことが大きいと語っていますが、それでも難しい試験を1発で突破しているのはすごいことですよね。
G-K.I.Dのこれからの野望とは?
BAD HOP解散後も精力的に活動するG-K.I.D。
そんな彼は、どんな野望を持っているのでしょうか?
やりたかったことに挑戦したい
G-K.I.Dは解散前のインタビューにて「やりたかったことに挑戦したい」、「ワクワクしている」と語っています。
短い発言だったため、具体的な内容はあまり語られていません。
ですが、解散後も精力的に活動を続けているので、今後もラッパーとして活躍し続けてくれることでしょう。
俳優業に挑戦してみたい
ラッパーとして、華々しい活躍を見せるG-K.I.D。実は、俳優業にも挑戦してみたいそうです。
なんとなくの考えではあるそうですが、ぜひとも実現して、俳優として活躍する姿を見せてほしいものですよね。
ラッパーG-K.I.Dまとめ
「G-K.I.Dは貧困や逮捕という困難を、HIPHOPに打ち込むことで乗り越えた。」
ラッパーG-K.I.Dは、中学生のころに貧困や逮捕という困難を経験しました。そして、それをHIPHOPに打ち込むことで乗り越えます。
困難というものは、誰にとっても乗り越えるのが難しいもの。今その困難に直面している人は、彼のように何かに打ち込んでみてはいかがでしょうか?頑張るなかで、何か見えてくるものがあるはずです。
また、勇気や元気をもらいたいなら、彼が参加している楽曲を聴いてみるのがおすすめ。とくに「Locker」は最高に元気が出る曲なので、ぜひチェックしてみてくださいね。