ビートメイカー/DJとして活動をスタートさせ、BIMやKID FRESINO、kZmをはじめ、木村カエラやAIなど、多くのアーティストの楽曲をプロデュースするVaVa。
2023年4月には最新作EP「Love Less」を発表し、同作を掲げたワンマンライブを渋谷Spotify O-EASTにて開催し、成功を収めました。
そんな多才でクリエイティブなVaVaですが、成功の裏には様々な苦悩がありました。
彼の曲に対する思いや辿ってきた人生、学生時代やゲーム好きな一面など、経歴を紐解くことで彼ををもっと好きになること間違いナシ!それではさっそく見ていきましょう!
「VaVaは◯◯を、△△で乗り越えた。」
VaVaのプロフィール
アーティスト名 | VaVa(ヴァヴァ) |
本名 | 馬場貴大(ばば たかひろ) |
年齢 | 30歳(1993年1月5日 生まれ) |
身長 | |
出身地 | 東京都(杉並区在住) |
拠点(レペゼン) | |
学歴 | 大学卒(大学名や学部は不明) |
所属レーベル | SUMMIT |
1993年に東京都で生まれたVaVa。現在は東京都杉並区を拠点に活動しています。
中・高一貫の男子校出身で、当時は内向的で引きこもりがちな高校生活を送っていました。
VaVaのラップスタイル
オートチューンを交えた、柔らかく親しみやすいトラックとラップが特徴です。
また、リリックには自身の弱さや優しさ、ライフスタイルがありのままに表されており、共感しやすい点も人気のひとつです。
VaVaの名前の由来
VaVaの名前の由来は、シンプルに本名が馬場貴大(ばばたかひろ)であることから名付けられています。仲間内やファンからは「VaVa(ヴァヴァ)ちゃん」と呼ばれています。読み方は「ヴァヴァ」です。
tofubeatsの存在から始まるVaVaの人生
・中高一貫の男子校に通っていたが、スクールカーストに悩み、仲間にハブられ引きこもりがちになる
・高校時代にtofubeats主催のYouTube企画「HARDOFF BEATS」に感動し、本人に連絡。その返事が返ってきたことがきっかけにビートメイクを始める。
・大学時代のクラスメートに「気が合いそうだ」という理由だけで、当時高校生だったBIMとin-dを紹介される。
・2012年に公開されたTHEOTOGIBANASHI’SのMV「Pool」が話題を呼び、エンドロールに使用されたVavaの「Sauvage」も評価される。
・2013年に自身初のビートアルバム「Blue Popcorn」、2016年「Jonathan」をリリースし、プロデューサーとして参加したTHEOTOGIBANASHI’Sの2ndアルバム「BUSINESS CLASS」でも「Department」など、多くの楽曲を提供。
・2015年にBIM・OMSBらと出演したドキュメンタリー映画「THE COCKPIT」が渋谷ユーロスペースにて公開される。
・SUMMITのYouTubeに自身がラップする「low mind spaceship」のミュージックビデオを突如公開。
・同年6月に全曲フルプロデュースの「low mind boi」をリリースし、SUMMITに所属。
東京都杉並区に生まれる
1993年、東京都杉並区に生まれます。
中高は男子校に通うも、クラスに馴染めずカーストやいじめに悩みます。
そんな彼を救ったのが、ゲームと音楽でした。
Waka Flocka FlameやAce HoodなどのハードなHIPHOPを聴いてる時間だけが
強くいられたと語っています。
水星を聞きラップに興味を持つ
HIPHOPを聴くことで強さをまとっていたVaVaですが、ある日tofubeatsの“水星 feat.オノマトペ大臣”に出会い、人生が変わります。
きっかけは、当時Ustreamで配信されていたSEX山口のDJ配信の中に“水星”が入っており「この曲、めっちゃいいな!」となったそう。
そこからtofubeatsのYouTube企画「HARD-OFF BEATS」にたどり着き、Twitterで本人に直接ダメもとでツイートしたら、丁寧な返事が返ってきて、一気に機材を買い揃えました。
大学でBIMとin-dに出会う
大学に入ると、クラスメートに「気が合いそうだから」という理由で突然BIMとin-dを紹介され、共に楽曲制作を始めます。
2012年にTHEOTOGIBANASHI’Sの「Pool」のミュージックビデオを公開し、エンドロールに使用されたVaVaの「Sauvage」は多くの話題を呼びました。翌年には自身の初となるビートアルバム「Blue Popcorn」が完成させ、イベントなどで限定販売されます。
また、この頃からCreativeDrugStoreの事務所で共同生活を送りながら共に制作を始め、BIM&VaVa名義で「SUMMER SELECTED」BIM,dooooと共に「創造的映像音楽」など多くの作品を制作し続けました。
また、2015年には映画『THE COCKPIT』に出演するなど、多才な一面も魅せています。
「low mind spaceship」でラップデビュー
これまでは、トラックのみを制作していたVaVaですが、2017年からはラップも始めます。
制作に集中するため、CreativeDrugStoreの事務所を出て一旦実家に戻ったVaVaですが、ひとりになったら「自身が何も持っていない」と思い、ハードなHIPHOPを聴いていた頃の黒い自分に戻るため「low mind boi」を作ったと、後のインタビューで語っています。
CreativeDrugStoreとしても活動
その後もBIMやKID FRESINO、kzm等のラッパーをはじめ、木村カエラやAIなど多くのアーティストのリミックスを手がけるなど、様々な面で活躍し続けています。
また、CreativeDrugStoreというクルーを結成し、BIM、in-d、JUBEE、PalBedStockと楽曲制作をしています。
2023年12月にはTBSドラマ「天狗の台所」の劇伴を担当したことでも多くの話題を呼びました。
VaVaの人気曲は?
VaVaの人気曲と、pucho henza編集部の一押し曲を紹介していきます。
VaVaの人気曲①「現実Feelin’ on my mind」
ゲームの世界への憧れと、現実に立ち向かう強い意志が表現されたリリックが特徴です。
VaVaはこの曲を作ってから、自分の過去を改めて認める努力をしようと思えるようになったと語っています。
VaVaの人気曲②「ロトのように」
2ndアルバム『VVORLD』に収録された楽曲で、大人気ゲームドラゴンクエストのキャラクター「ロト」への憧れを込めた楽曲です。ゲームのようなグラフィックを感じさせるMVも人気です。
VaVaの人気曲③「つよがりのゆくえ」
VaVaが中高生の頃に感じていた、自分の弱い部分や過去の経験を隠さずありのままに
表現しているのがこの曲。強がっていた当時の自分を表現した曲だと、後に語っています。
編集部おすすめ曲「Virtual Luv feat.tofubeats」
こちらも、2ndアルバム『VVORLD』に収録された楽曲です。VaVaが作曲を始めるキッカケとなった、tofubeatsとのコラボ作品。
思いを馳せる異性への恋心を表現したチルなリリックとは対照的な、アッパーなトラックが特徴的です。
VaVaと仲のいいラッパー
VaVaと仲のいいラッパーは、所属するクルー「CreativeDrugStore」やレーベル「SUMMIT」のメンバーが挙げられます。
BIM
BIMは、VaVaが大学時代に友達の紹介をきっかけに知り合いました。出会った頃はBIMはまだ高校生。「高校最後に曲を作りたい」というBIMの発言から、機材のあるVAVAの家で一緒に楽曲制作を始めました。この時、作った曲が後に話題となる「Pool」でした。
BIMは、THE OTOGIBANASHI’SやCreativeDrugStoreのメンバーでもあり、VaVaとは共同生活を送っていた時期もあるほど深い仲と言えます。
BIMの人気曲「Bonita」もVaVaがプロデュースしています。
in-d
in-dもBIMと共に大学時代の友達の紹介をきっかけに出会いました。
BIMと同じく、THE OTOGIBANASHI’S、CreativeDrugStoreのメンバーでBIMと3人で楽曲制作をしてきました。
i2019年からはソロとしても活躍しており、Youtubeで約130万再生を誇る人気曲「On My Way」のプロデュースはVaVaが担当しました。
気になるVaVaのアレコレ
気になるVaVaのアレコレを紹介します!
VaVaの家族
気になるVaVaの家族関係ですが、自身のSNSには家族とのエピソードや家族の職業歴現状などを投稿しており、家族仲は良いようです。
また、実の父親と一緒に姪っ子と遊んでいる様子をInstagramで投稿するなど、見ていてほっこりするような投稿もしています。
VaVaのファッション
VaVaのファッションは、オーバーサイズのパーカーやスウェットにジャージ、スニーカーなどのラフなスタイルを好んでよく着ています。本人は自分が似合う服を選んでいるんだそう。VAVAのセンスに注目が集まり、FASHIONSNAPでも紹介されました。
また、一時期は特徴的な髭がトレードマークだったVaVa。大好きなゲームに出てくる魔王をイメージしていたそうです。
CreativeDrugStore
VaVaは所属するクルー「CreativeDrugStore」のアパレルを好んでおり、イベントや自身のライブでも着用している様子をSNSにアップしています。
VaVaのこれからの野望とは?
プロデューサーとしても数々の実績を残してきたVaVa。
これからの野望についてインタビュー記事でこう語っています。
「木でありたい」
2023年の『Love Less』リリース時、VaVaは自身の将来像について、以下のように語っています。
ヒップホップも果実と同じで、めっちゃ魔力だけどすぐ腐る。でも土台となる木であればどんなインプットを受けてどんな果実がなっても変わらない。それが、僕の中でのアーティスト像。そういう感じをライブとかにも活かしたい。
ラッパーVaVaまとめ
「VaVaは辛かった過去の経験を、素直に表現することで乗り越えた。」
VaVaはラッパーとして学生時代の辛かった経験や、自分に向き合うことで得た感情等をありのまま表現するスタイルが人気を得ています。
周りと馴染めない、自分の理想像がわからないという悩みは、誰もが持っているものです。
そんな方は、VaVaの曲を聴いてみるといいかもしれません。
今後も、ラッパー、プロデューサー、DJとして様々な表情を見せてくれるVaVaの活躍から目が離せませんね!