晋平太との「CHECK YOUR MIC」やKEN THE 390との「真っ向勝負」などのフィーチャリング、ブラックサンダーのCM動画にも出演し話題を読んだラッパーMCニガリ。
素朴な見た目とは裏腹に、高校生RAP選手権での2連覇やフリースタイルダンジョンでの完全制覇、UMB2021優勝など数々の輝かしい功績を残してきました。
そんなMCニガリですが、華々しい経歴の裏には様々な苦悩がありました。
MCニガリのラップに対する思いや、フリースタイルダンジョンでの有名なT-Pablowとのバトル秘話など、経歴を紐解くことで彼ををもっと好きになること間違いナシ!それではさっそく見ていきましょう!
「MCニガリは〇〇に変えることで、成功を収めた。」
MCニガリのプロフィール
アーティスト名 | MCニガリ |
本名 | 羽柴教生(はしばかずき) |
年齢 | 27歳(1996年12月30日 生まれ) |
身長 | 178cm |
出身地 | 長野県伊那市 |
拠点(レペゼン) | |
学歴 | 長野県立高遠高校卒業 |
所属レーベル | Libra Records |
MC二ガリは1996年長野県伊那市で生まれ、年齢は26歳です。
現在もバトルに参加するなど、積極的に活動しています。
MCニガリのラップスタイル
バトルでの優勝歴の通り、その場でアンサーを返す天才です。
劣勢と思われる状況でも、エネルギーにして倍で返してしまうラップスタイルが魅力です。
最近では、冷静且つテクニカルなビートアプローチと、リズミカルなフロウへと進化し続けています。
MCニガリの名前の由来
MC二ガリのMCネーム「MC☆ニガリa.k.a赤い稲妻」ですが、名前の由来は特になく、言葉の響きで適当に付けられました。
前半の「MC二ガリ」については言葉の響き、後半の「a.k.a赤い稲妻」に関しては中学の野球部時代に、チームメイトがみんな白いユニフォームを着る中、MCニガリだけ赤いユニフォームを着ていたそうで、周りから「赤い稲妻」と名付けられたことから来ています。
中学時代の楽しい思い出を忘れないためにMCネームにしたんだとか。
暇つぶしから始まるMCニガリの人生
長野県伊那市に生まれる。
流行りの音楽を聴いたり、父親の影響で「チャゲアス」や「長渕剛」などを聴いて過ごす。
第3回高校生RAP選手権初出場。
RAPをはじめてわずか3ヶ月の出場&前回大会の準優勝者のGOMESSに勝利し話題に。
5大会連続で出場し、第6回高校生RAP選手権で優勝。
高校卒業後に上京し、東京で音楽制作を開始。
卒業ソングとも言われる「こんばんわ」でデビュー。
音楽制作やライブ、CM出演、声優など、活動の幅を広げる
再びバトルに出場し、UMB2021茨城予選に優勝、SPOTLIGHT2021優勝など現在もラップスキルを磨き続けている。
友人と行ったカラオケでラップに触れる
MCニガリがラップをはじめたきっかけは、友人と行ったカラオケ。
HIPHOPとの出会いは、ネットでたまたま般若を聴いたことがはじまりです。
高校生RAP選手権初出場
第3回高校生RAP選手権に初出場した当時は、ラップ歴わずか3ヶ月のド素人で見た目も普通の田舎の少年といった印象で、TV要員かと思われていました。
しかし、マイクを握るとまるで人が変わったかのように、力強いキレキレのラップを披露。
地元長野から上京し、「こんばんわ」でデビュー
高校卒業後は上京し、東京で音楽活動を開始します。
旅立ちソングとして発表したデビュー曲「こんばんわ」のPVは、YouTubeで100万再生を突破しています。
フリースタイルダンジョン制覇
2015年に「フリースタイルダンジョン」にチャレンジャーとして出演。初戦の相手は初代モンスターのR-指定で、クリティカルで敗北します。
2度目はT-Pablowと当たり、第3ラウンドまでもつれ込む接戦でしたが、敗北。その後、チームニガマムシとして、じょうとRude-αと出場し、ラスボス般若まで到達するも敗北を喫します。
4度目の出場となった2018年に、裂固、呂布カルマ、崇勲、輪入道と2代目モンスターを次々と倒し、ラスボス般若と再び対戦し、見事一発クリティカル勝利を果たします。
史上3人目のダンジョン制覇を成し遂げました。
MCニガリのベストバウトは?
MCニガリのpucho henza編集部の一押しバトルを紹介していきます。
①第3回高校生RAP選手権 MCニガリ vs GOMESS
MC二ガリ初の表舞台。初戦の相手が、なんと当時ラップを教わるほど仲の良かったマイメンGOMESSでした。
2ラウンド目に「流石GOMESSさん、ハンパじゃないな、でも優勝すんのあんたじゃないわ」という渾身のパンチラインを残し、MC二ガリが勝利します。
②UMB2014 東京予選 FINAL MCニガリ vs NAIKA MC
勝てばUMB本戦出場、当時高校生のMC二ガリが猛者NAIKA MCに挑むというドラマのような1戦。
ニガリの青臭さや若さがブチ刺さる、伝説のバトルです。
③ADDVANCE STARTOURS MCニガリ vs 韻マン
両者韻踏みまくりの名バトル。韻マンはその名の通り、韻を踏むことに特化したラッパーですが、そんな韻マンが終了後すぐに「強い強い強い…強ーい!」と叫ぶほどの実力を発揮したニガリ。
MCニガリの人気曲は?
MCニガリの人気曲と、pucho henza編集部の一押し曲を紹介していきます。
MCニガリの人気曲①「こんばんは」
中毒性のあるドリーミーなビートに、地元長野を旅立ち上京するストーリーをリリックで体現する二ガリらしい力強い1曲です。
MCニガリの人気曲②「GET UP」
2017年にリリースされたMC二ガリの初シングル。トラックは謎のユニットGAJです。さらに、Kendrick Lamarの「D.A.M.N.」など、有名アーティストの曲を多数手がけてきたMike Bozziがマスタリングを担当しています。
編集部おすすめ曲「真っ向勝負 feat.MC☆ニガリa.k.a赤い稲妻、KOPERU、CHICO CARLITO、晋平太」
KEN THE 390のデビュー10周年を記念して制作された1曲で、MCニガリの他にKOPERU、CHICO CARLITO、晋平太といった豪華なメンバーがフィーチャリングしています。
ニガリらしいリズム感のある力強いラップで、存在感が光る1曲となっています。
MCニガリと仲のいいラッパー
MC二ガリと仲の良いラッパーを紹介します。
GOMESS
第3回高校生RAP選手権の対戦後に、GOMESSにラップを教わったことから親交が深まったようです。
一時ニガリがTwitterの裏垢で、GOMESSを悪く言っていたとの噂が原因で不仲説が流れますが、2020年に共演した真ADRENALINEでバトルで共演し、終了後にしっかりハグや握手を交わしています。
晋平太
晋平太とは「CHECK YOUR MIC REMIX」で客演するなど深い親交を伺えます。
また、晋平太が運営するYouTube「Yo!晋平太だぜ Raps」で一緒に遊んだりと、プライベートでも遊ぶ仲の良さが伺えます。
気になるMCニガリのアレコレ
MCニガリの気になるアレコレについて紹介していきます!
MCニガリのファッション
MCニガリのファッションは、特にこだわりがないことが特徴です。
いつもキャップにTシャツやトレーナーといったラフな格好をしていて、履いてきたクロックスをディスられるなど、バトルでもよくそのファッションをディスりの対象ています。本人は気持ち折れているようですが、そのスタイルを崩すことはありません。
また、「戦極MC BATTLEx池袋パルコ ROOF TOP MC BATTLE」で行われた「ファッション」というテーマでのバトルでも、パーカーに短パン、下駄というかなり二ガリらしい特殊なスタイルで戦いました。
MCニガリの彼女
MC二ガリは高校生ラップ選手権出場後に、初めての彼女「はーちゃん」と付き合います。
きっかけは、はーちゃんの一目惚れでアタックを受け、共通の知り合いを通じて紹介してもらい付き合うようになったようです。
しかし、その後の「TOKYO CYPHER」のイベントで「彼女にフられてベトナムで童貞を捨てた」とラップしており、交際は長くは続かなかったようです。
MCニガリのこれからの野望とは?
高校生RAP選手権の申し子、バトルの天才とも称されるMC二ガリは今後どのような未来を描いてるのでしょうか。詳しく見ていきましょう。
魂のショーケースを作り上げる
2022年にROZETTAとの対談の中で、今年ははどんなに絶望的なディスをかまされても動じないメンタルを強化し、魂のこもったショーケースを作ると語っています。
今年の抱負は魂のショーケースを作り上げるっていうことと、MC BATTLEは心を折れないように!(笑)
MC☆ニガリa.k.a赤い稲妻 × ROZETTA 対談
その言葉の通り、SNSでもライブの告知やバトルの宣伝など、積極的にバトルに参加しスキルを磨き続けているようです。
既にその名を轟かせる、殿堂入りのラッパーとなっているMCニガリですが、更なる活躍に目が離せません。
ラッパーMCニガリまとめ
「MCニガリはディスりを反骨心に変えることで、成功を収めた。」
現在もなお、HIPHOPシーンの最先端を走り続けているMCニガリ。田舎育ちで素朴な見た目から、バトルではよくディスられていますが、そのディスりをエネルギーに、何度もバトルを重ねることで熱くて力強いアンサーに昇華しているようにも思います。
UMB2021年での優勝や高校生ラップを2連覇、フリースタイルダンジョン制覇など経歴だけ見てもとんでもない化け物です。
若い頃から活躍していた名を轟かせていた彼も、既にベテランと言われる年代へと差し掛かっています。現在は地方でのライブを中心に活動していますが、東京でのライブやバトルなど、今後彼がどのような活躍を見せてくれるのか目が離せません!