RedbullマイクリレーRASENでの活躍や、ラップスタア誕生2021にも出演するなど注目を集めているラッパーDeech(ディーチ)。
川崎で活動していたCandeeらとOGFというチームを結成していたこともあり、DeechもBADHOPなど有数のラッパーを生み出している川崎で色濃く活動していきます。
Deechの生い立ちから紐解いていくことで、より一層ラップが楽しく聞けること間違いなしです。では早速Check it out!
「SKRYUは〇〇というコンプレックスを、△△で乗り越えた。」
ラッパーDeechのプロフィール
アーティスト名 | Deech |
本名 | 非公開 |
年齢 | 26歳 |
身長 | 非公開 |
出身地 | 千葉県 |
拠点(レペゼン) | 神奈川県川崎市、東京 |
学歴 | 不明 |
所属レーベル | 夜猫族 |
Deechのと同じ出身地である川崎は、BAD HOPやKOWICHI、A-THUGなど日本でも有数のHIPHOP都市です。
今は東京を拠点に活動している夜猫族に加入しています。
Deechのラップスタイル
Deechは自分の声があまり好きでないと明かしていますが、Deechの独特な低音ボイスは一度聴くと覚えてしまう印象的な声です。
そして、Deechは何と言ってもリリックが特徴的です。10代の頃に遊び尽くして、今改めて音楽と真剣に向き合っているリリックに注目です。
Deechの名前の由来
Deechの読み方は「ディーチ」です。
名前の由来や本名については明かされていませんが、イタリアの時計&ジュエリーのアイコン的ブランドの「DICH(ディーチ)」というものがあるため、もしかするとそこから付けられたのか、何かのキャラクターの名前なのかもしれません。
川崎から始まるDeechの人生
千葉県に生まれる
OGという名で地元の大規模なチームで活動
東京都大田区の高校でラッパーSnozzzと出会う
SoundCloudに楽曲を公開直後から話題を呼ぶ
SnozzzとCandeeらとラップグループを結成
Red bullマイクリレーRASENに出場
ラップスタア誕生2021に進出
千葉県に生まれる
Deechの生まれは千葉県だが、後に川崎で活動していたSnozzzと東京の高校が一緒になります。たまたまいたSnozzzに、Deechが道を聞いたところタバコの煙を吹きかけながら「あっち」と道を教えられたことがSnozzzとの初めての会話だったそうです。
ラップを始めたきっかけ
OGFは、日本語ラップよりもUSラップを好んで聴いていました。高校生の時、後に『OGF』メンバーとなるCandeeらと出会い自分でもラップをするようになりました。
ちゃんとHIPHOPとして聴くようになった最初のアーティストはYoung Thugで、自由なラップスタイルにかなり影響を受けていたそうです。
OGFとして活動
OGFは、Only Grizzly Familiyの略です。Grizzly(グリズリー)は北米に生息する熊で、他の熊とは違う毛色で獰猛な感じが、自分たちのハードなサウンドとマッチしていることから付けられました。
全員で同じ家に住み、一個の家を借りて収録できる環境を作っていきました。そこで毎日フロウなどを考え曲作りをしていたそうです。
USのトレンドを意識したフローと川崎ならではのハードなスタイルでOGFは一躍注目を集めましたが、解散してそれぞれ個人で活動しています。
Red BullマイクリレーRASENに出場
2021年4月に公開されたRed BullマイクリレーRASENに、Young Coco、guca owl、Leon Fanourakisらと出演しました。
一緒に出演したアーティストらと年齢も近く、仲間であると同時にライバルでもあるため、適度な緊張感があったと話しています。
力を入れすぎずに、いつも通りの自分らしいスタイルで挑んでいます。ZOTの巧みなビートに、全員がスキルフルなラップを魅せたサイファーでした。
ラップスタア誕生2021に進出
Fuji Taito、Skaai、CYBER RUI、Bonbero、優勝者のeydenらが進出していたラップスタア誕生の中でも激戦区だった2021年にDeechも出場しています。サイファー審査ではグループEのsoleや喉電波と同じグループでした。
この時すでにDeechの名は知れ渡っていたのでグループの中でも別格な雰囲気でした。結果的にEグループからは喉電波が3rd stageに進みましたが、喉電波がラップしている間後ろで笑顔でノっていたDeechには好感の声も多かったです。
さまざまな客演に参加
Deechは、ソロで活動するようになってからさまざまなラッパーとコラボしています。
Choppa Caponeや大阪出身のラッパーFosho、元OGFのメンバーで地元の友達でもあるCandeeとは多数のコラボ曲をリリースしていて、ライブも二人で行っています。Candeeと一緒に参加したJP THE WAVYの「Sushi」も注目を集めました。
Deechの人気曲は?
Deechの人気曲と、pucho henza編集部の一押し曲を紹介していきます。
Deechの人気曲①「どうしようもない」
若い頃遊んでいた頃のどうしようもない日常が、二人が実際に一緒に遊んできたことでよりリアルな日常が描かれています。プロデュースしたZOT on the WAVEのビートにも注目です。
Deechの人気曲②「YAMAZAKI」
プロデューサーLil’YukichiとのコラボEP『Deech Got Yukichi(Deluxe)』の収録曲で、MVにはLil’Yukichiも登場。ストーリー仕立てのMVもせひご覧ください。
Deechの人気曲③「Palm Angels」
03-Performanceで公開されたPalm Angelはとにかくフロウが斬新でセンス溢れる1曲です。
編集部おすすめ曲「Need It」
ジャージーに乗せたDeechの唯一無二の低音ボイスと、オリジナリティ溢れるリリックです。
Deechと仲のいいラッパー
Deechと仲の良いラッパーを紹介します。
Candee
OGFのメンバーでもあったCandeeとは現在でも一緒にさまざまなアーティストの客演にでたりと、OGF解散後も二人で活動している様子です。
Candeeは元々ダンスをしていたそうですが、辞めてやることが無くなった時に周りがラップをしていたところに混ざったことがきっかけでラップを始めたそうです。
GEEKBOY
GEEKBOYは、DJでありプロデューサーでもあります。デザイナーの一面も持つGEEKBOY。不定期で開催するDJイベントには基本的に仲間内のラッパーしか呼んでいないそうです。そこに川崎勢でもあるDeechとCandeeを呼んでいたという話から、GEEKBOYとDeechは仲が良いことが分かります。
GEEKBOYが手がけた「Don Julio(feat. Yella Flat Boys)」がTikTokをきっかけにSpotifyのバイラルチャートでいきなり1位を獲得し、その後3週間も首位をキープさせている大注目のアーティストです。
気になるDeechのアレコレ
Deechの気になるアレコレを紹介します!
Deechのファッション
Deechのファッションは、上下セットアップのジャージやスタジャンなどが多い印象です。そして何と言っても、ラッパーではあまり見かけないめがねをかけています。
単純に視力の問題かもしれませんが、今やDeechのトレードマークとなっていますね。
Deechのタトゥー
Deechのタトゥーで印象的なのは左の額の上、首、右のもみあげ、右めじりにあるものが目を惹きます。
首の正面と左首にはお花、右目じりには太陽のような絵が彫られています。
Deechのこれからの野望とは?
Deechのこれからの野望を解説します!
最終目標は海外進出
日本でもっと有名になって本場のUSでも活動してみたいと考えているようです。元々USのHIPHOPをよく聴いていたこともあるDeechからしても当然の目標なのかもしれませんね。
Choppa Caponeとのコラボ曲「Berbershop」のMVはChoppaの育ったダラスで撮影されたのではないかと推測します。この機会に乗ってUSでの活躍も期待したいです!
ラッパーDeechまとめ
「Deechは自分の声が好きではないというコンプレックスを、唯一無二の歌声と評価され乗り越えた。」
Deechの魅力は何と言っても独特な低音ボイスと、独特なフロウ。一度聴いたら忘れない歌声と評判になりました。Deechにしか書けない等身大のリリックにもファンをはじめ、日本語ラップ界隈でも注目されている要因です。
コンプレックスを抱きながらも、友達に「かっこいい」と言ってもらえる喜びや、自分が経験してきたことを曲にすることで乗り越えてきたのかもしれません。
Deechの活躍にますます目が話せません!