UMBで前人未踏の3連覇を達成し、フリースタイルダンジョンのモンスターや2代目ラスボスを務めるなど、史上最強のバトルラッパーとして知られるR-指定。
バトルの第一線から退いて以降も、相方のDJ松永とのクルーであるCreepy Nutsで精力的な活動を続けるR-指定は、野外フェスやメディア露出などを行い、HIPHOPの裾野を広げる活動を続けていることでも知られています。
今ではお茶の間の人気者と言われるほどの成功を勝ち取ったR-指定ですが、彼の人生は決して順風満帆なものではありませんでした。そんなR-指定の人生、おすすめの楽曲について紹介していきます。それでは早速Check it out!
「R-指定は〇〇という困難を、△△で乗り越えた。」
R-指定のプロフィール
アーティスト名 | R-指定 |
本名 | 野上 恭平(のがみ きょうへい) |
年齢 | 33歳(1991年9月10日 生まれ) |
身長 | 169㎝ |
出身地 | 大阪府堺市 |
拠点(レペゼン) | 梅田 |
学歴 | 高卒(桃山学院大学入学も除籍) |
所属レーベル | CREEPERS |
大阪府堺市出身のラッパーR-指定。地元の金岡高校を卒業後、桃山学院大学の法学部に進学します。
音楽に時間を使いすぎ、学費を払えない為、退学しようと向かった学生課で「退学するんやったら、前期の分の学費だけ納めてください。それができないなら除籍という形になります」と言われたというR-指定は、結局学費を払うことができず、大学を除籍になってしまったと語っています。
R-指定のラップスタイル
リズムキープやライミング、即興ラップや様々なフローの使い分けなど、弱点の無いラップが特徴のR-指定は「ラッパーとしてのスキルが全てカンストしている」と表現されるほどの高いHIPHOPスキルが特徴となっています。
メディアでも即興ラップ中に指定されたいくつものワードで意味を通しながら韻を踏み続ける離れ業ともいうべき特技を披露しており、そのスキルの高さをうかがい知ることができます。
R-指定がバトルに出続けていた頃には対戦相手のラッパーから「R-指定は無理ゲー」だという声が頻繁に上がっており、日本のフリースタイルバトルのレベルを一気に何ランクも上げる存在であったとみなされているほどです。
R-指定の名前の由来
R-指定は自身の名前の由来について「般若、宇多丸、漢みたいに漢字を入れたくて、R-指定って漢字と聞いたことある言葉、ちょっと危なそうな表現。中学生心として『渋いなこれ。』って感じた」と漢字が入ったMCネームの先輩ラッパーに憧れながらノリと思い付きで決めたことを語っています。
17歳〜18歳の頃には一時期、R-指定という名前が恥ずかしいと思うような時期もあったそうですが、結局は「名前を変える方が恥ずかしい」と思い、R-指定として活動を続けることを決めたそうです。
シャイな性格のR-指定らしいエピソードですね。
2年連続の1回戦負けから始まるR-指定の人生
・大阪府堺市に生まれる
・小学校ではバスケットボール部に所属
・11歳ごろにSOUL’d OUTを入り口にヒップホップを聴くようになる
・中学2年生でリリックを書き始める
・高校2年生ごろから梅田サイファーの活動に参加
・同じく大阪出身のラッパーKOPERUとのユニット「コッペパン」を結成
・桃山学院大学に入学するも除籍
・2010年からUMB大阪大会を5連覇、2012年からはUMB本戦を3連覇の大偉業を達成
・初のソロアルバムとなる「セカンドオピニオン」をリリース
・2015年にDJ松永とのユニットCreepy Nutsを結成
・2015年、人気番組フリースタイルダンジョンでモンスターを務める
・2018年Creepy Nutsとしては初のフルアルバム「クリーピーショー」を発表
・2019年フリースタイルダンジョンで2代目ラスボスを務める
・2020年にCreepy Nutsとしてキャリア初の日本武道館単独公演を実施
・2022年タレントの江藤菜摘と結婚し2023年には第一子の妊娠を報告
大阪府堺市に生まれる
R-指定は1991年に大阪府堺市に生まれ、1人っ子として育てられたそうです。
今では相方のDJ松永はR-指定の実家について「クソ貧乏なボロみたいな小屋みたいな家に住んでいた」と語ったことがあります。
このDJ松永の発言は若干大げさな表現だということですが、実際にR-指定の住んでいた家は周囲の家と比べて小さく、友達に「玄関みたいな家」と言われてしまったこともあるそうです。
そんなR-指定は小学生のころからバスケットボール部に所属しており、バスケットボールは中学生の途中まで続けていたと語っています。
HIPHOPと出会い、リリックを書き始める
R-指定がHIPHOPに出会ったのは11歳のころで、たまたまご飯を食べに行ったなか卯の店内で流れていたSOUL’d OUTをカッコいいと思ったのがきっかけだそうです。
それまでは古いJ-POPや歌謡曲を好んで聴いており、サザンオールスターズの桑田佳祐や中島みゆきをよく聞いていたというR-指定。
HIPHOPに出会ってからはそのカッコよさに痺れZeebraやRHYMESTERを聞きあさったと語っています。
そんな時RHYMESTERのアルバム「グレイゾーン」に感銘を受けたR-指定は「俺みたいなやつもラップしていいんや」と勇気付けられたそうで、このアルバムを聞いて以降、自身でリリックを書くことを始めたそうです。
梅田サイファーの活動に参加しラッパーとしてのキャリアをスタート
自身でリリックを書くようになったR-指定は高校2年生頃から大阪の梅田を拠点とする梅田サイファーの活動に参加するようになります。
高校では音楽の流行背景もありラップが堂々と好きとは言えず、ごく僅かな友人とのみ共有し、家でひっそりと歌詞を書いていたというR-指定にとって、同世代のラッパーたちと好きなだけラップができる環境はとても新鮮だったそうです。
そんなR-指定がMCバトルに興味を持ったのは、アメリカのラッパーEMINEMの自伝映画である「8 Mile」を見たことがきっかけだそうで、高校2年生時には大阪のHIPHOPクルー韻踏合組合が主催するMCバトル大会「ENTER MC BATTLE」に出場。
エミネムがラップを通じで成り上がっていく半生は「8Mile」という映画で描かれています。
8Mileの主演はエミネム。主題歌の「Lose Yourself」はアカデミー歌賞も受賞するほど、この年は音楽、映画業界もエミネムで沸いた1年でした。ラップ好きが「ヒップホップ映画といえば8Mile」と語るほどの名作をぜひ映画でご覧ください!
8Mileが見れる 動画サービス | 無料期間 | 有料期間 |
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U-NEXT | 31日間 | 2,189円/月 |
Amazon Prime | 30日間 | 400円〜 (レンタル) |
Netflix | なし | 990円/月〜 |
・後にラッパーの神様と称された男の壮絶な人生
・映画では数少ないラッパーの人生に焦点を当てた作品
・「自分の進むべき道」を示してくれるストーリー
・暴力ではなく言葉を使った男のバトル
1回戦でUMB名古屋大会を制した実力派ラッパーのK.Leeを下すと、2回戦では日本のHIPHOPドリームの体現者でもあるレジェンドラッパー漢 a.k.a. GAMIとも対戦しています。
UMBで3連覇を達成し、史上最強のバトルMCとして認知される
バトルで非凡な成績を残したR-指定が初めて全国の舞台に上がったのは当時19歳だった2010年のこと。
UMBの大阪予選を制したR-指定は初めて全国大会本戦に出場しますが、大会では当時から勢いのあったラッパー晋平太に激戦の末敗れてしまいます。
続いて大阪予選を2連覇し臨んだ2011年も、後に永遠のライバルと語られるようになる栃木レペゼンのラッパーDOTAMAに敗北。
若くして大阪予選を連覇する才能を見せながらも「1回戦ボーイ」と揶揄されるようなことも経験したそうです。そんなR-指定の人生を変えたのがUMB大阪予選を3連覇し臨んだ2012年。
沖縄レペゼンのRITTOや京都の雄、早雲などを倒し進出した決勝戦では、今やフリースタイルバトル好きでは知らない人のいなであろう宮崎レペゼンのアングララッパー(当時は福岡代表)MOL53と激闘の末、初めてUMB王者の称号を手にします。
R-指定はその年以降もUMBを2013年と2014年を制し、UMBでは史上初、MCバトル史上でもB-BOY PARKでKUREVAが達成して以降2人目となる3連覇の大偉業を達成します。
フリースタイルダンジョンで初代モンスターを務める
UMBでの3連覇以降はMCバトルの大会にいっさい出なくなったR-指定。しかし、2015年に始まった人気番組「フリースタイルダンジョン」では初代モンスターとして君臨し、相変わらずのバトルの強さを見せつけ続けます。
結局R-指定は初代モンスターが引退するまでの間、合計21試合を戦い勝率は脅威の76%越え。
他の実力派モンスターたちでも軒並み50%程の勝率だったことを考えると、この成績がいかに異常だったのかを知ることができます。
初代モンスターが引退した後は一時バトルから遠ざかっていたR-指定ですが、3代目モンスターが登場して以降は、般若に変わって2代目ラスボスの名を襲名。
R-指定がラスボスの座について以降で見事にモンスターを粉砕し、ラスボスまで到達したのは神奈川レペゼンの若手ラッパーBALA a.k.a. SBKNのみでしたが、R-指定はその時も見事に勝ち切りダンジョンの制覇を食い止めています。
Creepy Nutsのユニット活動が人気になりメディアへの露出も増加
バトルで稼いだ絶対的なプロップスを武器に楽曲制作やライブでの活躍も目立ち始めるようになったR-指定。
特に2015年に結成し、2019年にミニアルバム「よふかしのうた」でメジャーデビューを果たしたDJ松永とのユニット「Creepy Nuts」での活動は、R-指定の人気を一気にオーバーグラウンドまで押し上げることになった要因にもなっています。
ゴリゴリのHIPHOPというよりもノリが良くて爽快感のある、どちらかというとバンド的な感触で捉えられることの多いCreepy Nutsの楽曲は若者達に大ウケ。
特に今まではラッパーがステージに立つことの少なかった大規模な野外フェスにも呼ばれるようになり、暗くて怖いという印象のHIPHOPミュージックの印象を大きく変えたことは特筆すべきでしょう。
このように大衆向けの楽曲を多く発表したCreepy Nutsには一部のラッパーやヘッズから「HIPHOPじゃない」などの批判が浴びせられることもありますが、R-指定はこれらの批判に対して「分かりやすく既存の“ヒップホップなビート感、BPM、質感”のモノを焼き直しても面白くないし、自分のセンスで、自分の中でフレッシュだなと思うものを作ってるんですよね。だから、作る動機も手法も、滅茶苦茶ヒップホップだと思ってるし、逆に“いわゆる”を作ることって本当にヒップホップなの?って」と自身のHIPHOPに対する解釈をコメントしています。
2018年から2023年までは人気の深夜ラジオ番組「オールナイトニッポン」でもレギュラーを務める他、テレビ出演などメディアへの露出も増やしており、もはやお茶の間の人気者とも呼べてしまえそうなR-指定。
一方で2022年には日本武道館での単独公演を成功させるなど、ラッパーとしても活躍を続けており、テレビで売れてもラップをし続けるという思いを感じることができます!
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R-指定の人気曲は?
R-指定の人気曲と、pucho henza編集部の一押し曲を紹介していきます。
R-指定の人気曲①「かつて天才だった俺たちへ」
Creepy Nutsとしてメジャー2枚目のミニアルバムのタイトル名にもなっている人気曲で、YouTubeの総再生回数は3400万回近くになっています。
1発撮りのパフォーマンスを切り取る人気企画のTHE FIRST TAKEでもパフォーマンスを披露するなど、Creepy Nutsを代表する曲としても知られています。
R-指定の人気曲②「マジでハイ feat. R-指定, KZ, peko, ふぁんく, KOPERU, KBD, KennyDoes (prod. LIBRO)」
R-指定が若き頃から活動を共にしているHIPHOPクルー梅田サイファーの代表曲で、実力派ラッパーたちのマイクリレーが聞き心地バツグンの1曲です。
トリを飾るR-指定のラップスキルの高さに中毒性を感じざるを得ません。
R-指定の人気曲③「のびしろ」
小気味よいリズムのトラックに「ダメなりにも頑張ってみよう」というポジティブなラップが最高の1曲です。
「身の程を知るほどに、胸を張りいつも通り」というリリックに数多くの挫折を経験してきたR-指定の人生が詰まっていると感じます。
編集部おすすめ曲「使えない奴ら」
2014年に発表されたR-指定のソロアルバム「セカンドオピニオン」の収録曲で自身の劣等感を取り繕うことなく武器にしてしまうHIPHOPらしさ溢れるおススメ曲です。
2020年にCreepy Nutsとしておこなった日本武道館の単独公演でも披露されており、ファンから愛される1曲としても知られています。
R-指定と仲のいいラッパー
ゴリゴリのHIPHOPラッパーと違い、物静かで人当たりの良い印象のR-指定には、その人間性を慕う数多くのラッパー友達がいることでも知られています。
今回はその中でも特にR-指定と仲が良いとされるラッパーを2人に絞って紹介していきます。
T-Pablow
神奈川県川崎市を拠点として活躍する人気HIPHOPクルーBAD HOPのメンバーで、フリースタイルダンジョンの初代モンスターとして共闘したT-PablowはR-指定と仲が良いことで知られています。
ラップオタクとヤンキーという育った環境が180度違う2人ですが、気が合うことは間違いがないようで、2022年にFLSのスペシャルエキシビションマッチでバトルをした後には仲良さそうに抱き合ったり会話を交わす姿を見せてくれました。
晋平太
2010年にUMB本戦の舞台で激戦を繰り広げて以降、バトルMCとしてお互いの強さを認め合う晋平太はR-指定と仲が良いことで知られています。
ラッパーのACEが主催するMCバトル大会ADLENALINE2019 FINALで再戦をした際はお互いに対するリスペクトをラップで伝え合うバトルを披露。
MCバトル史上でも最高峰と言っていい2人のセッションは、思わず目頭が熱くなってしまいそうになるほどのベストバウトです。
気になるR-指定のアレコレ
ここまでは史上最高のバトルMCで、いまではHIPHOPの枠にとどまらず人気を爆発させたラッパーR-指定に関して、その人生やおススメ曲を紹介してきました。
ここからはR-指定のファッションや結婚相手など、ネットで話題になっているアレコレにかんしてさらに深掘りした情報を紹介していこうと思います。
R-指定のファッション
長髪にヒゲがトレードマークのR-指定。
楽曲も売れまくっており、大金を稼いでいるはずではありますが、ハイブランドで着飾ることはあまりなく、シンプルなパーカースタイルを好んでいる様子が確認できます。
自身らが手がけるファッションブランドCreepy Nuts STOREで販売されているパーカーやトレーナーもお気に入りのようで、プライベートでもよく着用している様子が確認できます。
R-指定は結婚している?
R-指定は2022年に自身がパーソナリティを務めるラジオ番組「Creepy Nutsのオールナイトニッポン」内で元保育士でタレントの江藤菜摘さんと結婚したことを報告しています。
2022年12月に放送された同番組では、年末ということで“年内に言っておきたいこと”というテーマでトークが展開。
その際R-指定は「俺はですね、結婚しましてね」と結婚したことを発表しました。
この突然の告白に同じくパーソナリティを務めるDJ松永も驚きながらも「おめでとうございます!R-指定さん、菜摘さんご結婚おめでとうございます!」と祝福をしていました。
ラッパーMOL53(RAWAXXX)との確執
ADORENALINE 2019 FINALでR-指定と晋平太が熱いバトルを演じた直後、UMB2012の決勝でR-指定との激闘を演じたMOL53(当時はRAWAXXX名義)が「R指定は偉そうに何か言ってたけど裏でビビってんじゃねえよ」とTwitter(現X)に投稿し、話題になりました。
MOL53の言い分は元々R-指定の対戦相手は晋平太では無く自分だったのに、それを草食動物(ZEEBRA)が裏で阻止し、R-指定が逃げたという主張でした。
大会主催者であるACEはこの件に関し「R-指定は対戦相手を知らない状態でバトルへの出演を承諾してくれて、大会側との話し合いの中でまだ勝ったことの無い晋平太とやりたいという話になり、大会側も承諾した。大会側が先に「???vs RAWAXXX」と書いたフライヤーを発表してしまい混乱を招いた」という旨の釈明をおこなっています。
MOL53はR-指定が晋平太とのバトル中に放った「どうせなら1回勝ったことのある雑魚より1回も勝ったことねえお前にな」というラップに腹を立て、このような投稿をしたものと考えられています。
その後はR-指定やMOL53含め、関係者全員がコメントを差し控えたため騒動がそれ以上発展することはありませんでした。
しかしMOL53はR-指定のバトルの強さにはリスペクトを感じているようで、2019年末に投稿されたKOKのインタビューでは「R-指定異常の革命的なスタイルのヤツが出てこない限りはみんな並み」「あれ以上の果てはない。完成形だな」とR-指定のラップスキルを絶賛していました。
R-指定のこれからの野望とは?
MCバトルで史上最強ともいえる強さを発揮し、バトルに出なくなって以降もCreepy NutsのMCとして世代や性別を問わない人気を得るようになったR-指定。
では彼は今後、いったいどのような目標を掲げてラッパーとしてのキャリアを歩んでいこうと考えているのでしょうか。
最後にR-指定自身の語った言葉から、今後の夢や野望について紹介していきます。
ラップが上手くなり続けたい
R-指定はインタビューで今後の目標について問われた際「ラップが上手くなり続けたい」と明言しています。
R-指定は続けて「ラップし続けるためにラップを頑張ってるようなものなので。メディアで扱われなくなって仕事が無くなっても、ずっとラップが好きですね」と語っており、自分にとってラップがどれほど大切なものなのかを明らかにしています。
別のインタビューで夢に関して聞かれた際も「ラップが上手くなり続けたい」と同様の回答を返しているR-指定。
その際には「当然自分よりすごい人って山程いるし、もっとすごい才能がある人って出てくるんやけど、負けたくない。ラップが上手いってことは自分が楽しんでやっているからで、夢かどうかはわからないですけど、上手くなり続けていけたらなって思います」とラップに対する変わらない情熱を語っています。
ラッパーR-指定まとめ
「R-指定は全国大会で2年連続1回戦負けという困難を、ラップが上手くなりたいという熱い思いで乗り越えた。」
UMBで史上初の3連覇を達成し、歴代でも最強のMCバトラーとして認知されているラッパーR-指定。
しかし、そのキャリアも決して順厨満帆なものではなく、全国大会では2年連続で1回戦負けを経験するなど、数多くの挫折を経験してのものでした。
自身の抱えるコンプレックスを楽曲の中で多くさらけ出し、まさに「ただの天才ではなく、我々と同じ感覚をもった普通のひと」を感じさせてくれるR-指定。
そんなR-指定だからこそ書ける等身大のリリックが私たちに強い共感を誘っているのでは無いでしょうか。
これほどまでに成長しながらも、いまだに「ラップが上手くなりたい」努力を続け、大舞台で輝くR-指定の姿からは今後も目が離せそうにありませんね。